五十にして

 子曰く、「天命を知る」だそうですが、未だに振ってこないぞ、天命。

 というわけで、久々の記事は誕生日です。わーい、今年は誰にも祝われていないぞ……ついに親もスルーしてたわい。というか、日付、きっちり忘れてますね。

 まあ先日外食したので、いまさらではあるし、天命もわからんし、いつもどおりの土曜日を過ごしたわけです。
 なお自分へのプレゼントとして何か買うのもすっかり忘れてたけど、ちょうど『けものフレンズ BD付オフィシャルガイドブック 3巻』と『S.H.Figuarts メフィラス星人』が届いたので、それで。今頃に来るの忘れてた。

 しかしたとえ誕生日をさらりと忘れられたとしても、地球を売り渡したりはしません。中二病あたりのころは、一瞬頭に浮かんだかもしれないけど。サトル君、尊敬するよ。
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 「どうだね、この私にたった一言、地球をあなたにあげましょうと言ってくれないかね」
 「どうだね、サトルくん。地球なんかさらりと捨てて、そういう星の人間になりたくはないか」
 「聞き分けのない子だ。なぜ地球をあなたにあげますと言えないのか。わたしは、君が好きだ。わたしの星で、永遠の命を与えようと言っているんだぞ」

 よく考えたら、ただの子供がさらりと一言言っても、何の確約にもならないと思うんだけど。再放送で見た当時はなんか怖かったね。紳士ぽい言い回しではあるけども、やはり詐欺っぽさがにじみ出てるからだろうか。

 メフィラス星人といえば、当時(といっても本放送後、新マンのころかな)ソフビも持ってました。ただ、好きでしたけど、あとで見ると映像とは似てないデザインでした。あの特徴的な口元に分割線が入ってたせいもあるけど(最近のものは大抵ボディ一体型ですが、あれはなぜか頭部が別だった)。調べてみたらブルマァクのミドルサイズってやつですね。こちらのページに写真がありますが、口元?が小さいしヒゲも胴体側では色もついてないので他と全然イメージ違います。なんかね、丸いお尻とか脚の特徴的なダイヤカットみたいなディティールが好きでした。

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【訃報】池田駿介氏、ご逝去。

 俳優の池田駿介氏が亡くなられました。
 11日午前3時10分、死因は胃がんだそうです。
 69歳だったそうで、まだまだお若いといわざるを得ません。

 池田さんは『キカイダー01』や『帰って来たウルトラマン』など特撮で有名になられたかたです。若き日に『怪奇大作戦』でもちょい役の若手刑事で出てて、驚きました(調べたら第16話「かまいたち」だった)。

 お通夜は15日に行われ、「キカイダー ジロー」役の伴大介氏(63)もお悔やみの言葉を述べたそうです。

 はやぶさが空に還った13日に新聞記事で知りましたが、はやぶさ関連の記事書いていて、遅くなってしまいました。なんか申し訳ありません。

 お悔やみ申し上げます。

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ストップモーション! バイオニクル。

 バイオニクルというのは、LEGOが出したLEGOの1シリーズ。メカ生物?ぽい姿で、基本的にパーツは他のLEGOと違う独自のものながら、ピンや穴の規格は同じで他のパーツとの混在は可能。LEGOのオリジナルには珍しくストーリーがしっかりあって、ゲームや映画にもなったそうです。
 ただ、ちょっと異質すぎて正直日本の売れ行きはイマイチだった気がします。そのせいか、今年からシリーズが終了するという話があって、実際今年のカタログにはもう載ってません。もっともその変わったパーツやイメージがいいというバイオニクラー(通称ニクラー)も多く存在し、中にはものすごいビルダーもいるようですが。

 で、今回はそのバイオニクルを使ったストップモーション・アニメーションがあったというお話。公式のものではないけど、その凄さに感動した。紹介してたのはこちらの「小太郎ぶろぐ」さんの記事。一応、続きにも動画貼っておきます。

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夢(に)見る? 触れる怪獣、恐竜ライブ。

 円谷プロダクションが、既存の怪獣着ぐるみの数倍の大きさの巨大な着ぐるみ「で怪獣」を製作、そのテスト映像をYoutubeにアップしています。

 試験初号機は『ウルトラマン』でデビューした古代怪獣ゴモラ。身長(頭頂部までの高さ)3m、体長(頭部から尻尾まで)6mという大きさなのに入る人は一人。大きさのわりに軽やかに動き、アゴが自由に開く口からはスモークを発射します。目が光り、吼えるのは自動でしょうけど、開くアゴやスモークとかは口で操作するスイッチでもあるのかなぁ。

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『仮面ライダー 1971─1973』読了。第一部紹介。ネタバレ少し。

 2009/2/22、午前3時半過ぎに、読了いたしました。二三別のところ、というか和智正喜さんのブログのネタバレ感想スレッドに書き込んだあと、自分とこで感想を書くことにしました。

 第三部まで読み終えましたが、今回はできるだけネタバレの無い程度で、第一部を中心にストーリー以外の見どころを紹介するつもりで書いてみたいと思います。といっても固有名詞とか設定とか軽い粗筋とか全くネタバレ無しとは行きませんので、全くの情報遮断をしたいひとは読まないように。第二部以降はネタバレせずには書きにくいので、感想はまた次の機会に。

 『仮面ライダー 1971─1973』は、石ノ森章太郎原作の漫画、TV映画を原作とする小説です。『仮面ライダー』はTV用の企画で始まり、漫画は同時進行ながらそれほどTVに沿わず別のお話として作られました。毎週のTVとはスピードも対象年齢も多少違うので当然なのですが、中盤からはさらに違う話となっていて漫画独自の物語は今でも人気があります。

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マルサン ミニソフビコレクションの巻。

 近所のローソンで見かけて、ついふらふらと買ってしまいました。
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 「マルサン ミニソフビコレクション 円谷プロ編」
 最初に3個買い、欲しいものが出なかったのでまた買って、また買って……結局10個入りの箱の半分以上買っちゃいました。通販で買ったほうが安かったよーな(まあどこも大抵完売状態ですけど)。

 マルサンというのはおもちゃ会社です。なんでもプラモデルを初めて売り出したのもマルサンとか。プラモデル意外にもブリキのおもちゃ(特に有名なのは車以外ではゴジラですかね。ソフビのゴジラは子供のころに見たことありますがブリキのは直に見たことはないです)や、特にオタク系にはソフビと呼ばれるソフトビニール製の怪獣などで今でも有名で、マルサン、ブルマァクといえば怪獣ソフビの二大巨頭(無論他にも会社はありましたが)。1960年代はマルサンが活躍するのですが第1期ウルトラシリーズ(セブンまで)の終焉とともに倒産(なんでも怪獣ソフビはこの3年あまりしか出してなかったとか)、その後その残された型を流用することから始まったのがブルマァク。1970年代『帰ってきたウルトラマン』のころからはブルマァクの黄金時代が始まりますが、その後やはり倒産。怪獣ソフビの王道はポピー、そしてバンダイと移っていきます。

 で、コンビニで見かけたのがこのマルサンのミニソフビの食玩──ってお菓子はついてないのでただのトレーディングトイなのか。マルサンのとはありますが、昔作られていたものをモデルにしてるのはブースカだけのようで、他は基本的に新造形のようです。これが初期の怪獣ソフビっぽくなくてわりとちゃんとしたまともな造形で逆に新鮮。ラインナップは怪獣ブースカ、ダイゴロウ(映画「怪獣台奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス」より)、ミラーマン、ジャンボフェニックス(ミラーマンより)、ジャンボーグAとそれぞれのアナザー版。ブースカとジャンボフェニックスは色違い、ミラーマンは初期と後期、ジャンボーグAのもう一つはニセジャンボーグA。あとシークレットが一つあるそうです。一箱で全部そろうとは限りませんとネットで書かれていましたが、一応自分が取った順番でいくとわりと規則的に並んでました。シークレットが入るとその分ズレるので確かに一箱ではコンプリートできませんが、そうでなくてもダブリが出たのでおそらくノーマルコンプもつらいかと。

 私が取った分から推理すると、基本は右がノーマルで左がアナザー版、向って手前からブースカ、ダイゴロウ、ミラーマン、ジャンボフェニックス、最後にジャンボーグAだと思われます。が、奥のジャンボーグAと後期ミラーマンがそれぞれもう一つと入れ代わってたので私は二個ダブりました。ジャンボフェニックスは幅が広く横に振っても音がしないので分かりやすいです。ブースカとダイゴロウは重いほうですが区別はつきにくいです(まあ一番手前がブースカなのは間違いないと思いますが……)。ミラーマンとジャンボーグAも同様。シークレットは不明。

 私が特に欲しかったのはこのダイゴロウとジャンボフェニックス。

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 ブースカも可愛いけれど、このダイゴロウはなんとも言えぬぬぼーっとした顔と手足がちゃんと再現されてて実にすばらしい。こんなのふつーのとこじゃ作らないから、そうあるもんじゃないぞってのもあるけれど。写真はピンボケしてしまいましたが、まあダイゴロウらしいのでいっか。『ダイゴロウ対ゴリアス』は東宝チャンピオン祭りで公開された純粋な、しかしホームドラマ的な怪獣映画。当時見たきりなので、殆ど覚えてません。

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 ジャンボフェニックスは『ミラーマン』の中頃から出てくる、防衛組織「S.G.M.(サイエンス・ガードメン)」の主力戦闘機。丸っこいところととんがったところが絶妙で、ウルトラホーク1号のように先鋭的なデザインではないけれど好きな機体です(同じ三機分離合体型なのだけど、ホークのような一体感がいまいちない)。見づらいと思いますが三角の後ろに2の彫り込みがある前方部分が2号機。後部下の一番大きいベース部分が1号機で(これも三角のところに1の彫り込みが)、上のキャノピー付き銀色部と斜め尾翼が3号機です。
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 ノーマルカラーとウェザリングカラーがありますが、これはウェザリングのほうがディティールが分かりやすくていい感じ(というかウェザリングあるほうが劇中っぽくてノーマルなんじゃ)。やわらかめのソフビなのでエッジがだるいどころか、2号機の付け根あたりからすでに曲がってるような。写真はちょっと大きめにリサイズしてみました。
 ちなみに挿入歌「朝日に向かってジャンボフェニックス」は聞き込むとよくわかる男性(&少年少女)コーラスの名曲です。歌詞はこちらに動画はニコニコにありました。──ニコニコ動画にあったムービーは今は削除されています。上手い編集だったので残念。

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 ミラーマンは初期型。後期パワーアップするとバックル?など細かい所が変わりますが、個人的には初期のほうが好きなのでこちらでよし。スマートでなかなかカッコいいバランスだと思います。昔持ってたのとえらい違うな(ブルマァクかポピーあたりだと思いますが)。


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Pict3739_t1r ジャンボーグAはセスナ機が変形というより変身してロボットになるのと、体につけたコードによって動作するままに操縦できるという二大設定においてすばらしい魅力を持つ特撮番組でした。他にも直情径行な主役とかタダでくれた宇宙人とか二号機でより身近な車が変形するロボットとかもうとにかくキャラが立ってる番組でしたね。無論歌も見逃せません。シンプルながら素晴らしい主題歌は、個人的に子門真人氏の歌の中でも一二を争うほどずっと心に残っていました。で、このソフビですがー頭だけじゃわからんでしょうが、全身像を見れば一目瞭然(ホントか?)、ニセジャンボーグAでした。ほらニセらしいリストが手足に……。ミラーマンは前期がダブるし、こっちもニセがダブったのでまた買うのは……箱降っても見分けつかないんですよね、こいつら。


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 ブースカは当時見てないので(生まれる前だし、再放送もなかったと思う)特に思い入れはありませんが、かわいいといえばかわいいかな。当時出していたデラックス版の再現だそうですが、そのせいか他の怪獣ソフビと違い肘にも回転軸があってちょっと凝ってます。個人的には黄色よりもノーマルの濃い色のほうが好き。あと近年リメイク版も作られたので、ブースカ自体の知名度はちょっと前の子供にもそれなりにあるんじゃなかろうか。私が知ってるのはラーメンが好きなことと「シオシオのパー」。

 ところで一度は倒産したマルサンですが、あとで復活していて、今でもソフビなど売っています(今はかなり高いけれど)。コレクションの箱の下にもマルサンのサイトのアドレスが。毎度マイコミジャーナルに今の6代目社長さんへのインタビューが載ってました。マルサンの歴史もソフビ制作の様子も書かれているので、そういうことを知らない人でも読みごたえあります。
 これによると怪獣ソフビの前に出していたスロット・レーシングに対する大きな投資が首を絞め、ソフビはかなり売れたけれども追いつかず昭和43年に倒産したとありますね。

 話逸れますが、おまけで。
 ここ来る人なら知ってると思いますが、知らない方に説明しますと、スロット・レーシングというのは、ある意味ミニ四駆の先祖、ラジコン・リモコンの子供のような存在です(今でもある)。組立式のレース場とモーター内蔵のミニカーでワンセット、レース場は基本が板なんですけど溝がレールのように走っています。溝の縁には金属板がはまっていて、溝に車体下部のピンを合わせて車を置き(溝一つに車一台。家庭用のおもちゃセットは大抵2台レース専用で二本)、その車のモーターに接続された車体下部のブラシが金属に接触、レース場に繋がれた電源から電気をもらいモーターを回して走ります。同時にレース場に繋がれた有線リモコンの引き金を引くことで電力を加減できるので、コーナーでは吹っ飛ばないよう速度を緩めストレートでは全速で走り抜ける、ラジコンが大人のおもちゃであった時代、子供には狭い室内でもギリギリ楽しめる素晴らしいレーシングカーでした。といっても一番小さいものでもそこそこの広さ(一畳足らず)が必要なうえにセットものなのでやはり高価でお小遣いでは買えないものでもありましたが。うちには何故か二社の製品がありましたけど(どちらも親が福引か誰か知り合いからもらったもの)大きさなど企画が違っていたので、一緒には使えませんでしたね。

 でまあ、マルサンはそんなスロット・レーシングにお金をかけて大きなレース場を店頭に作ったりして(ラジコンやミニ四駆などと同じで、車などは自分で持ち込むことも可)社交場というかゲーセン感覚で遊び場まで提供したものの、そういうところに子供が行くのはよくないと親などに反対され結局立ち行かなくなったようです。私が子供のころはそういうところは見かけませんでしたが、一人の友人が同じ会社のスロット・レーシング持ってたので、家ではそこそこ遊んでました。先にあったものはかなり大きな車体で(ヨネザワだったような)、あとで家に来た会社(キョーショーだったような)のはトミカより少し大きい程度のサイズでリアルだったので驚いた覚えはあります。もともと海外でミニカーとNゲージの合わさったものとして考案されたものなので、そっちが本家だったんですね。マクラーレンとロータスっぽいF1カーで、かっこよかったですよ。
 というか、wiki見ると都会じゃその後も何度かかなり流行ってたようですね。私が小学低学年ですでに誰も特に遊んでなかったんだけどなぁ(私が持ってたのは一応スーパーカーブームに乗ったものでBBとかミウラとかだったから、マルサン倒産のころじゃなく70年代当時のものだったはず)。90年代のブームとか大阪にいたのに全く知らなんだ……。

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だから…ドリルは取れと…言ったんだ……。

 タイトルは、アニメ好きの中でもロボット物好きの、そのまた極一部で有名な台詞です。
 番組名は『勇者特急マイトガイン』。おもちゃ会社「タカラ(当時)」がメインスポンサーだった子ども向け変形合体ロボットアクションシリーズの一作です。シリーズですが各番組に関連はなく毎年新しい設定で始まる物語なのですが、当時まだ特にロボットファンの「お約束」でもなかったドリルが一番組にロボ一台くらいはついてたのが、後年印象的でした。それというのも、この番組の最終回、敵のボス「エグゼブ」(実際は中ボス)が止めを刺されたのがこのドリル、しかも中盤にそのロボ「轟龍」の製作時に「趣味じゃないからドリルは取れ」と中ボス自らが言っていた(もともと敵方ロボ)という前振りがあっただけに、その伏線を収拾したこの台詞がロボットファンの中で(当時は失笑が多かった気もするけど)後年に残るまでの歴史的台詞になったわけです。ギャグですけど。
 『勇者特急マイトガイン』はメインに大映アクションのパロディを持ち込み、一種異様ながら無国籍アクションらしい敵方、そして終盤にはメタフィクションも入れてそれまでのシリーズのお約束を一気にひっくり返すというファンによっては賛否両論を巻き起こした作品ですが、単純にメカやロボ好きにはこの台詞で一つの場所を残した作品といってもいいかと思います。それまで轟天号ジェットモグラマグマライザーの頃から潜在的にはあった「カッコいいメカにドリル」というコアなファンの想いを、正直ギャグとはいえ代名詞の一つになるほどの台詞として昇華した作品として。まあぶっちゃけた話、スポンサー側の無理な要求に対し製作側の鬱屈した想いを出したという、ファンにとってはあまり喜ばしくはない演出と言えなくもないのですけど(だから結局ギャグとしてオブラートに包んだような使い方しかされませんわな)。

 個人的には地中を掘るドリルをものを砕くドリルとして効果的にバトルで使い、その有用性と戦いのカッコ良さとして決定づけたのはシリーズ最終作(TVでの)『勇者王ガオガイガー』だと思います。それまで基本はあくまで乗り物として地中を進むためにあり、副次的に戦闘に使われるとしても手の先につけてちょっと殴るだけみたいなものだったドリルが、常時装備として膝につくために膝蹴りという格闘の流れの一つに組み込んで使われました。絶対的な破壊力を持つメイン武器というわけではありませんがそもそも武装は少ないガオガイガー、必然的に印象も強く、膝蹴り前や膝が当たったあと止まっているドリルが急激に回転を始める等の演出はそれまでのものとは明らかに違う「タメ」演出でドリルの存在感を見せました。番組開始前は実在する乗り物をモチーフとしたガオガイガー各パーツの中で唯一(メインコアのガイガーも一応ライオンがモデル)全くモデルのない両足パーツ「ドリル戦車」はファンの中からも浮いてるためになんだかなぁと思われていたふしもありますが、実際にアニメが始まってからはそういう違和感については特に文句を言われることもなくなったかと思います。

 まあそれはそれとて。

 そういった「男ならドリル」ってファン心理は今や一ジャンルとして、『天元突破グレンラガン』にてギャグも真剣さもメインにした上で昇華されてしまうわけですが、そうした上で避けられないこの勇者シリーズにて貢献した(製作側にはうとましい)のは先にも書いたようにおもちゃ会社なわけですけど、実際は一人の男によって大きくその命運は左右されていたらしいです。それがおもちゃ企画製作販売会社「マーミット」の現社長「赤松和光」氏だった、ということを最近マイコミジャーナルにのったインタビュー記事で知りました。つまりはこれが今回の記事のネタです(ああ、前振り長かった)。
 ええ事実上の戦犯はこの人です(笑)。なんといっても記事の題名が「ガオガイガーにはドリルを!!」、5ページ目タイトルは「ガオガイガーにドリルをつけた男」ですよ。しかも読むとそれまでに頭や胸や爪先につけてたので「もうドリル着けるところが無い」と言われて「いやまだ膝がある。ガオガイガーの膝につけろ、膝蹴りでドリルだ」って膝蹴りの元もこいつか! もはやGJ!としか言いようがありません。ガオガイガーはのちのOVAシリーズで出た原型である最終形態(という設定)のデザインでもドリル残しましたからね。それくらいファンにも認知されていたわけです。ただまあそのころはまだいいとして、それ以前の製作側にとっては悪夢のような人物だったかもしれませんが……。

 マイコミジャーナルのインタビューはなかなか興味深いものが時々出ますが、先日検索して出てきたものにこんなのもあります。「『マッハGoGoGo』放送開始40周年記念企画-主人公・三船剛を演じた声優・森功至氏」。去年のものですが、タツノコプロで人気声優となった氏らしい思い出話は聞いていてもなるほどと思いますね。

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出たな、ショッカー!(いや出とらんけど)

 先日コンビニによったらこのようなものが発売されていました(記事を書いたのが2007年12月なので、もう置いてないかも)。
 『ProjectBM! 装着変身×KUBRICK MASKED RIDER Vol.1』
 メディコムトイのキューブリックとバンダイのコラボレーション企画です。キューブリックというのは約三頭身の四角いボディ等にデフォルメされたフィギュア。クマのものとか有名キャラとかをモチーフにしてますが、ぶっちゃけコンセプトは、レゴ等ブロックトイのフィグのパ○リ。元のフィグの場合にはブロックに立たせるために足裏に穴とか空いてますがそれが空いてなくて、スケールが一回り大きめになって独立したデフォルメフィギュアになったと考えて差し支えありません。一番よく知られているレゴのフィグと比べると二周り近くサイズが違い、デフォルメの文法もかなり違います(レゴならではのスタイルは、一応他のメーカーも自粛して真似せず一目でメーカーの区別がつきます。ただし中国方面の偽物除く)。キューブリックはどちらかといえばメガブロックのフィグに近いバランス(あれを分厚くした感じ)ですが、唯一人の頭部だけはレゴの文法そのままだったりします(サイズが違うけれど)。

 ブロックフィグならいざ知らず、単体でしか遊べない(飾るしかない)キューブリックには特に興味はなく今まで一個も買ってなかったのですが、今回はちょっと惹かれたので二三買ってみました。なんとなれば初代仮面ライダーがモチーフになっており、今回のキューブリックのバランスと質感が今までとは少し違っていたからです。
 実は仮面ライダーのキューブリックはいくつか今までにも発売されていたそうです。ほぼ見たことありませんが。一応旧1号も出てますが、ライダーチップスというバンドのコラボで限定的に発売されたくらいだとか。しかし写真でみても分かりますが、今回のものは昔のものとサイズ以外に質感等が違うように思えます(理由は後述)。以前も今回も塗りですが、旧ライダーは色合いがいいし、身体の厚みもあってか存在感も増しています。パッケージにはもう一つ重要な文句が書かれています。それは『超合金』。あの『超合金』がなんでキューブリックに? と不思議でつい手にとってしまったのです。出るのは知っていたけど待ってはいなかったのに、実物を最初に手にとったのはこれのせい。レジでその値段に驚いたものの、いまさら引き返すわけにもいきませんでした(一つ税込み699円。ネット通販でセットなら最安値だと一つ500円程度になる)。

 それでは入手したものだけ、ご紹介。
 最初の一個、箱を開けると内容は中がまったく見えない黒いビニール袋とミニブック。わりとしっかりした箱にはいってるのこういうのも最近珍しいかも。まあ箱を破って中をみる馬鹿は今もいるので、別にかまいませんが。で、三つほどの部屋になってる袋を中のものを切らないよう慎重にハサミで切って開けると、中からは赤い響鬼が……ん? 紅? もう一度確認のために箱を見るとやはり、無い。どうやらいきなりシークレットを引き当てたようです。この商品、一箱8個入りでラインナップは響鬼、斬鬼、旧1号、旧2号、蜘蛛男。それにシークレットが二つの、計7種類があるそうです。それでいて8個入り一箱じゃ揃わない可能性があるなんて書いてるし、下手すると一箱で三つほどダブる可能性もありますね。……訂正。その後1カートンに一個という檄レアなシークレットの「桜島一号」が確認されたそうです。

 とりあえず私の一つ目は、箱に向かって左列一番手前で、シークレットの響鬼紅でした(本来はノーマル響鬼の位置なのかも。位置が決まっているとすれば)。

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 パーツで一番目を引いたのが、胸部。えらく箱と違ってすっきりしたボディだなと思ったら、胸部がかぶせる形の別パーツでした。しかもそれがダイキャスト製。そう、これこそが「超合金」ブランドが着き、装着変身シリーズとのコラボの理由。合金製の胸部パーツ脇の軸で後部が左右に観音開きになり、本体胴体にかぶせて(かぶせる時は頭部を引っこ抜いて両腕をバンザイさせるとやりやすいです)後部ふたを閉めることにより装着変身するわけです(って着ける前も特に私服ってわけではないのが、本家と同じでいまいちだけど)。そのため本体の厚みが今までのものよりぐっと大きくなり、全体のバランスも変わったわけですね(以前のが貧弱で頭でっかちに見えてた私にはちょうどいい具合)。グローブやブーツ(表記によればリストアーマーとレッグアーマー。実際には上腕やふくらはぎを半分覆うだけのパーツ)が脱着可能なのもそういう意味でしょうが、こちらは外れやすくパーツとしてはいまいち。ただし着けるとまさに旧ライダーのグローブっぽくて、バランス上から無いよりは絶対あったほうが良いです。
 ライダーは、マスクを着ける顔がちゃんとした顔(ただしレゴ文法の円柱へのプリント)で、着け外し可能な立体的な髪も着いてるところもすばらしい。サイズが違うのでブロックフィグに着けたりして遊べないのは残念。顔と髪は上手い具合に特徴を捉えていると思います。

 入手した二つ目は、右列手前から二つ目で旧2号ライダーでした。ちょっと重めなものを選んだつもりですが、さほど重さの違いはありません。胸部パーツだけが合金で他が軽いプラだから当然ですが、あとは顔パーツがあるかないかくらい(蜘蛛男は胸部パーツがなく、足首に付けるパーツが合金だそうで。素顔もなさそうだからちょっと軽いかも)。旧2号が響鬼と違ったのは、本体には素顔が着いてて、マスクが別の部屋にはいってたこと。しかもマスクは緩衝材として透明プチプチにくるまれてました。これはおそらく目がクリア素材なのとアンテナが少し出てるからでしょう。重さは響鬼より微妙な差ながら少し重いかなって感じ。
 その後、旧1号、斬鬼、また旧1号と出て一応終了。

 捕捉。響鬼等と違い旧ライダーにマスクをかぶせるときは、まず髪パーツを取り、頭部を回して前後を入れ換えます。後頭部が銀色に塗られているので、それを前にするわけです。透明パーツであるマスクの複眼の裏に銀色部分が来るように。透明パーツを生かした仕組みですが、レゴのバットマンなどが同じシステムでしたので私は気づきましたが、ミニブック(説明書)などには書いてませんので気が付かないひともいるようです。バットマンのマスクは目の所が大穴になっていて、そのままフィグの頭部にかぶせるとフィグの目の上あたりがマスクの穴にあたり、眉が目のように見えます。素顔だけとマスクがついたときの頭部のバランスの違いから来る差異ですが、そのため後頭部が白く塗られていて、そこを前にしてマスクをかぶせると漫画のバットマンのごとく白い目になるわけです。今回のライダーも同じです。素顔にそのままかぶせると、眉毛が目の中で笑い眼のように見えます(ある意味リアル。本物のマスクも複眼の目頭あたりに覗き窓が)。ただ、複眼が大きすぎるので、銀色にそのままかぶせても頭部の上のほうも少し見えてヘンな複眼に(ミニブックの旧1号の写真も同様ですね)。頭頂にかけてもう少し銀色で塗っておくべきですね。あと、このマスク、基本的に透明パーツの外側に色を塗っている様子。懐中電灯のライト上にマスクだけ置くと、塗りが悪いと一発でわかります(笑)


 さて今記事のカテゴリーにはブロックトイを入れてありますが、その理由としてはこの下。

 キューブリックの元といえるブロックフィグにも、以前仮面ライダーがありました。それが『メガブロック 仮面ライダーシリーズ』です。メガブロックはカナダのメーカーですが、日本国内ではバンダイが取り扱っていて、自社企画オリジナルとして特撮ものやポケモン製品をリリースしています。結構プッシュしているポケモンはともかく、特撮ものの製品としてはウルトラマンと仮面ライダーと戦隊ものが数点あり(どれもここ四年ほどの平成シリーズ)、仮面ライダーも『仮面ライダー剣(ブレイド)』から『響鬼(ヒビキ)』まで細々とやっていました。正直『555(ファイズ)』以外の品はろくに見たことありませんけど(ファイズが一番種類多かったのでは。ただし小物ばかりでバケツセットなどブロックらしいアイテムは殆ど無し)。バンダイはブロック製品にあまり力を入れているとは言い難く、ラインナップもパーツも宣伝も足りていません。一昨年ついにガンダムのメガブロックも出ましたが、これもようよう3体出したもののその後宣伝もぱったり止まりました。メガブロックとしては今までで最大級のセットだけにかなり遊べるはずなのですが──せっかくのブロックがもったいない話です。

 でまあそんな中にもやはりマニア向けというか特殊な売りで旧ライダーの製品があります。中でも最大のものが(ってほど大きい製品でもないが)この『ショッカー基地』。ライダーを見ていたひとで知らないひとはいないあのショッカー基地の首領の間、そして本郷猛が改造されたベッドなどをモチーフにした異色のディオラマセットです。ブロック製品なだけに基地はどうとでも作れますが、こいつの目玉は首領マークとその下の扉や、やはり本郷ヘッドの旧ライダーと死神博士、ショッカーの医師たちのフィグでしょう。メガブロックのフィグだけに特に似てるともかわいいとも言い難いですけど、貴重なのは間違いありません。
 旧ライダーとしてはマスクがないのが物足りないのですが、こちらは別で売っていたフィグだけのシリーズにあります。『poupeez 仮面ライダー』としてフィグ一体と一体分のベースとネームプレートがセットのシリーズ。ラインナップは以下のとおりですが、どれも箱でブラインドなので、揃えるのは大変だったかと。今回のキューブリックのように単体でコンビニ等で売っていたようですが、当時ブロックに興味のなかった私はすっかりスルーしていてヤフオクで未開封品セットを入手しました。

 001/仮面ライダー旧1号
 002/仮面ライダー旧2号
 003/蜘蛛男
 004/戦闘員(骨)
 005/蝙蝠男
 006/蜂女
 007/死神カメレオン
 008/カミキリキッド
 009/イカデビル
 010/ガラガランダ
 011/戦闘員(黒)【シークレット】
 012/戦闘員(赤)【シークレット】

 私が入手したのはちょうど001から006まで(8個買ったうち2個が重複)でした。

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 そんなわけで、とりあえず現在持っているメガブロックのライダーたち全員集合したのがこちらの写真。下に敷いてるグレーの板はレゴの基礎板、後ろに見えているのがショッカー基地セットの箱で、ライトグレーの板をベースにしているのが基地セット、その手前のミニベースに乗っているのがプーピィズの単体もの(ネームの入った黒のベースと他との接続用グレープレート、そしてフィグの三つが1セット)。ショッカー基地の階段に立っている響鬼と威吹鬼は、別の「メガブロック 仮面ライダー響鬼」バケツ訂正、コンテナ(横長でバケツの取手はありません)の付属品。響鬼のメガブロックはこれ一種類のみで、これが現時点でのメガブロック・仮面ライダーの最終商品です。よほど売れなかったのでしょうけど、コンテナの中身は基礎ブロックなので(レゴの赤いバケツみたいなもの)安く入手できるなら普通に遊べます。オマケとしてフィグ以外にブロック上部中央のボタンを押すと音が出る特種ブロックがあって(外見は普通のブロックと同じなので電池抜いておけばそのままブロックとしても使える)、まあ響鬼の太鼓とバチを作って遊べということらしいですね。

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 続いて装着変身×キューブリックのライダーとメガブロックライダーの比較。モデルは旧1号。
 両者を比べるとまさに大人と子供。メガブロックのものはノーマルキューブリックよりは好みですが、やはり存在感が圧倒的でバランスもよい今回の装着変身×キューブリックはいいですね。ブロックと絡めづらかったりしますが(他とはもっと絡めない)これはしょうがないですね。

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 次のモデルは装着変身×キューブリックの響鬼と斬鬼。マスクを外すとなかなかシブい顔の斬鬼さんはけっこういいですね。響鬼紅には、一応音撃棒や音叉(展開前、後の二種類)にディスクアニマル(ディスク)など装備品もついてて今作では一番パーツが多いかも。パーツのうち肩アーマー(旧ライダーにはない)や手やグローブは外れやすいです。腕を動かしてると肩アーマーが特に外れますので飛ばして紛失しないよう要注意。音撃棒は手にもたせることもできます(写真は面倒なので先だけで挿してます。
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 次はメガブロックの響鬼と威吹鬼の写真。装着変身×キューブリックの響鬼紅との比較写真を撮り忘れていたので、単体で。胴体にピントが合ってますが、マスクがぼけてます。メガブロックのフィグは胴体が偏平なのに比較的頭部が大きいので、被写界深度を狭くしているとこのようなミスを……レゴだと胴体と顔の凹凸はさほどではないのでこういうのは滅多にないのですが──いえクローズアップレンズを使い照明もあるのに、絞りを考えず解放にしてた私のミスですけれど。

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 最後に箱といっしょに。価格差が箱にも現れているような……。
 正直値段が高いのでお薦めしづらいですが、旧ライダーファンにはお薦めしたいところです。響鬼ファンは……小物がしっかり作られていて、それなりに。ただどちらにしろ普段飾っておくと何かの拍子に肩パーツ等の小物を失くしやすいので、それだけ気をつけて。透明ケースなどに入れておくといいかも。複数入手しているなら、いっそのこと一体はリストアーマーとレッグアーマーは簡単に接着しておいてもいいかも。

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影の世界の仮面ライダー。

 ニュースソースは毎度おなじみGiGAZINEさん。
 かつては味方だったはずの仮面ライダーと人類との戦い「Hybrid Insector」 - GIGAZINE


 『鉄(くろがね)のラインバレル』という漫画があります。絵はクセがあるものの上手いほうで、話もさらにクセのあるものですが、本質は日本のアニメ・コミック世界で定番の巨大ロボットヒーローもの。とっかかりは結構悲惨ですが。
 著者は、原作:清水栄一、漫画:下口智裕のコンビ。前に少年画報社で『無敵番長バクライガ』という連載をしていましたが、気が付くと終わってました(第一部終了だったかで打ち切りか?)。どちらも立ち上がりがいまいちで、『ラインバレル』もどうなることかと心配でしたが、今のところなんとか続いているようです。

 さて、GiGAZINEさんの記事ですが、この二人がWebサイトで無料コミックを公開してるということでした。
 それもなんと『仮面ライダー』を。
 『ストロンガー』までの7人ライダーの設定を(多分)そのまま引き継いで。
 歴史改変的に続編で。
 しかも人類の敵として追われる近未来を背景に。

 これがなかなかにおもしろい。いや人類の敵の発想自体は今までにもないこともないけど、基本的にショッカーの一員としてのライダーとかで脳改造されてるのがほとんど、自由意思を持ったライダーが(実際には政府というか一部グループの思惑で)人類の敵として認知されるというのはなかったと思います(クウガのように知らない人からみたらというのは除く)。しかもこれが人側の身勝手な思想で、対ショッカー戦闘員として某グループ側の意思で作られた量産仮面ライダーも含め対ショッカー終戦後にHYBRID INSECTORと呼称され、虫狩りと称して追われることになり……なんと人類側の戦闘員と死闘を繰り広げるという。人類側の戦闘員を虐殺するライダーの闘いっぷりに違和感を覚えつつも石ノ森ダークヒーローの系譜につらなる何かを感じ取りました。

 現在商業誌では『マガジンZ』誌で村枝賢一氏が正伝ともいえる『仮面ライダーSPIRITS』を連載しています。こいつは、正直それまでの私の村枝漫画のイメージを一掃しました。いや熱血というか燃えるものは確かに他の漫画にもあったのですが、ヒーローの苦悩、熱血などがすべて盛り込まれたものは今までになかった(と思う)。今では正統派ヒーロー物(劇中であれ劇外であれ)を描く現行作家としては第一人者だろうと思います。

 そしてある意味石ノ森漫画のダークヒーロー物を描く現行作家としては、彼ら二人が第一人者になる可能性が相当高いかと。絶対的に足りないのは叙情性より寓話性かな。石ノ森作品にはしばし出てくるそれは今のところ見当たりませんし、人類の業のようなものも無く、石ノ森ライダーによくある公害などにおける人類の社会的傲慢さや親や親友などの個人対個人の対決などはいまのところ薄いです。
 さてダークヒーロー物の後継者としては島本和彦の『スカルマン』などもありますが、島本の作風がギャグのイメージをどうしても引きずり(効果など多少変えてるけど、画面全体のイメージがあまり変わらない)、話自体も当時の石ノ森作品を上手く自分のところに持ち込んでいるとはいえ、やはり石ノ森の持つ叙情性というかクールな細密画的一枚絵のイメージにも連なる魅力を引き継いでいないところが最大の弱点。『スカルマン』は力作だし傑作未満ですが(原作者に準じたわけでもないが、雑誌等の問題で完結できなかった)、そういう意味では石ノ森作品の味を殺しているところがあります。

 しかしこちらの『Hybrid Insector』はそういう画面の魅力がところどころ石ノ森漫画に通じる物があります。言わば立ち絵のカッコ良さ。人を瞬殺してる怖い絵だというのにヒーロー的魅力があせないアクションシーン。すべてがある意味正統派村枝ライダーの熱さと意思の影のような、魅力。ただ、村枝ライダーを読みライダースピリッツを染み込ませていると、逆に違和感を感じるところがあるのも事実。たとえば、和智正喜氏の小説『仮面ライダー 誕生1971』の揺れ動く本郷ならばこういう立ち位置に来る未来もあったかもしれない。しかし7人ライダー後のとうに覚悟完了している彼らが(今のところ風見志郎だけだけど)果たして人をこうもあっさり殺すかどうか(ただし被戦闘員は積極的に殺害はしないし、怪人から一般の母子も助けます)。特に『SPIRITS』では現在風見にスポットライトが当たっていて物凄く燃える展開なだけに、その相違はかなりのもの。それだけに双方をまっとうに賛辞するのはかなり乱暴かもしれません。
 それでもなお、多少ながら端々に仮面ライダーに対するリスペクトは感じますし、ライダー迫害の張本人ら謎の組織の身勝手さというか傲慢さ(殺されるに値するかどうかはともかく、「正義のための組織」ではない)、そしてその背景、風見がただやさぐれたりあきらめたわけではない演出などただのヒーロー転落物という感じでもなく、先の見えない楽しみがあるのは紛れもない事実。
 特に最新のChapter 06はようやくライダー迫害の背景がじわじわと出始めてるし、異様にカッコいいコマなどもあってシビれますね。ぜひともChapter 00からじっくりとお読みください。

 って、肝心のサイトはこちら。
 ナデガタサーカス
 トップからして、クライマックスです(笑)

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まさかまさかの再放送!(NHKでは違うが)

 なんと!
 NHK-BS2で、
 あの『スタートレック』初代TVシリーズが、
 『スタートレック 宇宙大作戦』として放映されるとのことですよ!

 いやー驚いたのなんのって。まさか今頃になってまさかまたTVで見られようとは思いも寄りませんでした。しかもデジタルリマスター版とのことで、昔見たビデオよりも鮮明に見られるはず。去年からアメリカの古いTVドラマを放映し始めてたので、なるほどやってもおかしくはないけど、やはり驚き。さすがにDVDセットは高くて買えなかっただけに(買った人の中にはがっくりきてる人もいるかもしれないが)、物凄く嬉しい。

 ただ放映は7月7日からだそうで(まだ予定)、まだずっと先の話。放映日に忘れてなきゃぁいいけど、多分その前にどこでもで書かれるだろうから大丈夫か。

 ちなみにヒッチコック劇場も4月から放映だそうで、これも楽しみ。
 ……どうせなら『アウターリミッツ』や『トワイライトゾーン』、『宇宙家族ロビンソン』もやってくれないかなぁ……。

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