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訃報。谷口ジロー氏、ご逝去。

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 漫画家の谷口ジローさんが11日に亡くなられました。11日といえば、地元では冷え込んで、10日には今シーズン初の雪が降ってました。写真は11日の朝の模様です。謹んでお悔やみを申し上げます。

 谷口さんといえば、個人的には、ほんまりう氏と並んで、なんか泥臭い劇画タッチの漫画を描く人でした。まだ昭和のころです。関川夏央氏原作の漫画で、少し情けなくもハードボイルドな男たちを描かせると絶品の漫画家でした。中でも『事件屋稼業』は傑作で、未だに代表作といえばこれだと思ってます。大好きです。他にも狩撫麻礼氏原作の漫画も、傾向は違いますが、やはりハードボイルドな漫画でした。

 さらに、夢枕漠氏、矢作俊彦氏の原作も素晴らしい漫画になってました。『餓狼伝』では、ただ筋肉ダルマで力だけみたいな格闘ものではなく、静かな対立から突然のからみあい、みちみちと筋肉がちぎれる音が聞こえるようなせめぎあいと、独特な、見えるような格闘漫画でした。山岳登山を題材にした『神々の山嶺』などでも、直には見えない衣服の下の筋肉さえも感じられる力強さがありました。

 そうこうしてるうち、1990年少し前から始めた『「坊っちゃん」の時代』など明治文豪シリーズから、その静かな面と文学的、美術的な画力の向上があわさって、国際的な評判を得ることに。80年代までの荒々しさはなりを潜め、落ち着いたおもむきのある漫画が描かれていきました。海外では、ジャン・ジロー=メビウスとのからみもあって、フランスでの人気も上がって、文化勲章シュバリエ章をもらったほどです。メビウス原作の漫画『イカル』も描きましたが、ちょっと中途半端出終わったのは残念です。

 近年ではやはり久住昌之原作の『孤独のグルメ』でしょうか。映像化などもあって爆発的な人気を得てますね。

 まだ読んでないもの、結局買ってない単行本などもたくさんあります。そのうち買おうと思います。


 こうしてみると、本当にさまざまな作品を描いていたひとでした。SFから動物もの、格闘もの、文学もの。一応恋愛っぽいのもあったので、描いてないのはギャグだけかな。

 69歳とはまだ若すぎる死ですが、いろいろ楽しませていただきました。
 ありがとうございました。

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コメント

 獏さんが『餓狼伝』の谷口さんを評して、空手家とプロレスラーとキックボクサーの肉体を描き分けられるみたいに書いてましたね。じゃあ板垣さんはと思いましたが(笑)。

 わたしが読んだのは、まとまったのだと下記5作。
『ブランカ』(立ち読み。続編は読んでないかな)
『地球氷解事紀』※なんとなく最も好き(笑)
『餓狼伝』
『孤独のグルメ』(最初の単行本のみ)
『神々の山嶺』

 あと雑誌の立ち読みで『犬を飼う』(再掲載)『晴れゆく空』と、事故死後(?)に犬に意識が乗り移って家族を見守るのを読んだ憶えが……。徳弘正也さんと混同してるかしら?(笑)
 リアルタイムで最後に読んだのは、『猟犬探偵』を断片的にかな……。

投稿: 翡翠 | 2017/02/20 00:29

 お久しぶりです。板垣さん……ああうん、まさに筋肉ダルマなキャラですからね。『メイキャッパー』とか初期は筋肉の違いというか、流れるようなアクションに似合う絵柄だったんですが、『バキ』の中頃から段々しつこくなっていった気がする。書き分け……してるのかな。


>わたしが読んだのは、まとまったのだと下記5作。

 どれも読んでますが、『ブランカ』は好きでしたね。おおまかなネタとしてはわりとよくあるものですが(読んだ時点でもどこかで見たような話だと思った)、これが人間の関わるドラマとして実によかった。なんで映像化されないのかと思ったけど、日本でやると絶対コケるなとも思いました(笑)。角川あたりがチャレンジして。アニメじゃ動物のアクションを魅せるのが難しいし。現在なら、海外でなら出来そうな気もするけど。最後のほうとか、もう感動ものなので、テンポよくできれば十分に映画化は可能な気がする。

 続編も読んだけど、あまり覚えてないなあ。というかこっちは買ってなかったかな。ラストどうなったんだっけ。イメージとしては『サンダ対ガイラ』。

『地球氷解事紀』も買ってますが、ラスト覚えてないな。

 『猟犬探偵』は連載をいくつか読んだけど、単行本は1巻だけ立ち読みしたかな。2巻分は読んでないかも。そのうち買います。

 犬に乗り移ってというのは、覚えてません。徳広さんのは読んでましたが(笑)。『亭主元気で犬がいい』、面白かったですね。雑誌連載で読んでて、全巻通しでは読んでませんが。

 それにしても、若いといいつつ、手塚さんが亡くなられたのはまさかの60歳。あれこそ本当に若い。経歴が長いのでまさかというお歳でした(漫画家生活約40年ですからね)。しかし谷口さんは結局それを超える漫画家生活約46年。作品数は手塚さんが圧倒してますが、いずれにしろ、お疲れさまでした。

投稿: やずみ | 2017/02/20 02:39

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