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スピーカーのボリュームのガリを直す。

 PC用のスピーカーとして、モニタの横に富士通版タイムドメインミニスピーカーを置いて使っているのですが、一週間くらい前から、ボリュームスイッチのガリが酷くなって、かなり大でないとまともに音が出なくなってました。時計で言う11時より左は無音(6時35分くらいが音量0で右まわしで音量UP)。その後ガリが時折出て左しか音が出ない状態が続き、3時から4時あたりでようやくまともに左右が出る。その分、PC内部のデジタルボリュームを20くらいに下げてたりしたんですが、PCの電源落とすとブーンと鳴るのがうっとうしくて。あと2時くらいでも微妙にボリューム触るとバランスも含めて駄目になるんですよね。

 というわけで、一応ネットで調べて対策を。まあ結局は、古来よりオーディオ機器での常套手段、接点復活材を無理やり吹き込んでボリュームを回すというものでしたが。さすがにボリュームスイッチ自体を交換というのは避けられて良かった。

 ともあれ分解の仕方があったりして、検索は有用でした。写真は撮ってないので、リンク先を参考に。

 結果から言えば、大成功。最小から最大まで、ガリはすっかりなくなりました。もう十年くらい使ってると思うけど、これでまだまだ使えます。確か富士通のPCのセットものを別売りセールしていて、二千円ほどで買いましたが、我ながら物持ちがいい。

 使用した接点復活材は「CRAMORIN(クラモリン)」の「R-5」赤スプレー。こちらは十年どころか二十五年は経ってるはずですが、170g、まだ使い切っていません。大阪日本橋のジョーシンで5,800円が4,980円と値引きしてたのを買ったんだよなぁ(値札が付いたまま。消費税もない時代)。メーカーは、ケイグ・ラボラトリー・USA。昔のオーディオ系では定番でしたが、何度か変転があって、今は「DeoxIT(デオキシット)」という名で売られているようです。これのD5が相変わらず赤イメージ。ケイグ自体もHOSAというメーカーの傘下になってるのか、HOSA名義で売られてます。クラモリンなんて言って通じる人は少なくなったかも。
 あ、サウンドハウス、やっす! 税込1,728円ですと! まあ上のリンク先サウンドドックにあるデオキシットDN5はD5の後継だそうで、こちらはD5と古い分安いのかな。あっちも消費税やら物価上昇を考えたら同じ価格なので安くはなってるんだろうけど。
 AmazonでD5の評価のところに、理由が書かれてました。旧来から使われていたD5は今でも別で生産してるけど、速乾性のあるDN5が今はメインで売られてると。ということは安いD5でも問題ないってことでしょう。

 でもこれはおすすめです。ほんと大抵の接点はこれ一つで問題ない。これのあと青か金の接点保護剤を着けるとなお良いそうですが、これだけでも十分です。まあ音声端子の金メッキなんかは、接点保護剤着けた方が気持ちいいかもしれませんが。

 そういえば、イメージが赤の理由の一つとして、液に赤い色がついてるんですが、今回数年ぶりにつかったら色が抜けていて透明無色になってました。ちょっと寂しい……。先のAmazonの評価で、もともと赤い色も個体差でばらつきがあるとあったのですが、長年放置で底にでもたまってるんだろうか……。


 以下、分解修理の覚書。

 タイムドメインミニの右側、電源とボリュームスイッチのある方は中にアンプを内蔵してます。ボリュームスイッチもむろん同じ基盤上にあるので、こちらを分解します。左スピーカーに伸びるコードとACアダプタからの電源コードは外せるので問題ありませんが、PCなど音源機器のヘッドフォン端子につなぐミニジャックのついた入力用コードはスピーカー本体に直付けされているので、分解時は注意が必要。

 写真ありませんが、とりあえず逆さまにすると、底面中央に少し大きめのネジが二つ、その下お尻側に中ネジが一つあります。お尻からは入力コードが出てます。この三つのネジを当然外しますが、他に二つの中ネジが底面の左右に張られているスポンジ状の滑り止めの下に隠されています。両面テープで張られてるだけなので、前方から少しめくってやるとすぐにネジが見えますので、そこも外します。この二つとお尻の一つの中ネジが、底板と中の基盤(を挟んで)、ボディを固定しています。真ん中の大ネジ二つはスピーカーのエンクロージャーを支える羽根状アームと底板を固定するものなので底板をボディから外す分にはついててもいいんですが、作業の邪魔になるので外した方が良いです。
 ここで注意というか、底板を外すときにボロボロと黒いわっかの破片が落ちてきました。ワッシャーのようですが、はてどこにあったのかと思えば、どうも底板と本体をつなぐ中ネジに挟んであったようです。正確には底板と本体の受けの間で、ネジを外して底板を外すときに落ちてきた模様。割れてたのはスポンジに隠れていた左右の二つで、お尻側のネジだけワッシャーが残ってました。他のネジには使われておらず、どうやら本体(+基板)と底板の間に着けた制振ワッシャーだったのではないかと。よくわかりませんが、ボロボロに取れたものはしょうがないので、修理終わって今回はそのまま組み立てました。

 さて、中三つ、大二つのネジを外すと底板が取れます。取ると基盤の裏とアームが見えます。基盤はさらに二つの小ネジで本体(というかもうガワでいいのか)に固定されています。これを外すといよいよ基盤の表が見えるわけです。が、音声入力コードがボディの後ろから入って少しくくられてから基盤上に固定されてるので、基盤を外すときにちぎれないように注意。基盤にはんだで固定されたあとにホットボンドらしきもので固定されてますがそのボンドから出てるところでメタルケーブルが見えてたので、あまり動かすと折れて取れるかも。基盤からはさらにエンクロージャーに内部のコードが伸びているので、こちらも取れないように注意。ただこちらは基盤にコネクタで接続されているので、コネクタを外せば気にしないで良いです。あと基盤を本体から外すときは、先にボリュームスイッチと電源スイッチのプラスチックのつまみを前に抜いて外しておいたほうが無難。基盤が抜きやすくなります。

 基盤表側にボリュームスイッチがあります。ここの後ろから内側が少し見えますが、ここの白い樹脂が回転し、外側との間に接点があるので、若干見える白樹脂と外側との隙間にスプレーを吹きかけます。もしかしたら中心にかけても外側に回るかもしれないけど、虫眼鏡とかなかったのでそこは未確認。とりあえず二三回吹いてボリュームを回します。電源入ってないのでガリガリとはいいませんが、そこは取れていると信じて数回回します。

 あとは手順を戻して底板を装着。ついでに左スピーカーへのコードの接点などをクラモリンを着けたティッシュなどで拭き、ついでにカーボンダイヤモンドの接点保護剤を塗る(これも十数年前に買った。5ッcしかないけど使い切ってません。日本製でメーカーはHAMADA LABOだそうな)。名前は「SETTEN No.1」。なんとWikipediaに記事がある。知らんかった。熱研というところが出していたらしいけど、今は東洋ドライルーブ株式会社からナノカーボンという製品名で出てます。そういや見たことある。ただこのSETTEN No.1にも販売がTOYO DRILLUBとあるので、わりと前から東洋ドライルーブが販売してたのかな。

 ともあれ、これで完了。元のPCに接続、ACアダプタのコード接続、電源ONで、鳴らしてみる。ちゃんと最小から最大まで回したけどガリ音はなくなりました。左右のバランスが変わることも無し。音が変わったかどうかは、まともに聞こえない時期が長かったせいか不明。

 昔はラジカセとかデッキの一部でしかボリュームのガリなんて直したことはなかったけど、今回小さいのでちょっと面倒でした。いや外す手順は簡単だったけど、直付けコードが邪魔で。

 これであと十年は戦える! といいなぁ。PC用なら買い換えるほどのこともないし。

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