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ワイヤレスサラウンドヘッドフォンあれこれ

 噂されていたスリムになった新型PS4性能強化版PS4が発表されましたね。初代持っていなければ「PS4 Pro」が欲しいところですが、今のところまだ故障もないし、そもそもTVがHDRとか4Kに対応していないので、特に必要ない(現行機もファームアップでHDR対応になるらしいけど、これも映せなければ意味ないし)。TVかPS4が壊れて買い換える時がきたとして、そのときはPS5が出ていそうな気もする……。
 というか、本体が4K対応なのに、4KのUltra HD BDには対応していないドライブ搭載だという。DVD、BDを引っ張ってきたPSの系譜が途切れることに。ネットワーク配信を見込んでコストダウンのために搭載しなかったらしいですが、まだまだ4K配信をメインに入れるのは無茶じゃなかろうか。これがPS5なら分からなくもないけど、わざわざ今出始めているメディアを外す意味あるのかな。そういうどれでも使えるPSという売りを、ライバルのMicrosoftが対応しているというのに、取り入れないのもなぁ。

 さてそんなわけで本体は軽くスルーなんですが、周辺機器は気になります。というか噂も出てなかったワイヤレスヘッドセットの新型が出て驚いたところ。以前購入したPS専用ワイヤレスヘッドセット「CUHJ-15001」はプラスチックが前面に出ていて(内側もプラスチック)、内側は人工皮革もプラスチックもブルーという、一万円を超えるにしてはなんとも安っぽさがあったのですが、今回のは金属部分も見え、黒がしまっていて確かにプレミアムっぽさは出てます。まあ形はほぼ同じですし、今のも使いにくいようなものではなく被りやすいので、使い勝手は変わらない気がします。

 さらに価格が現時点でAmazonで9千円ほど差があるので(現行機は標準価格が12,960円のところ、現在10,602円。プレミアム型は19,440円)、その価格差を許容できるかどうかといえば疑問。書かれてる内容を見ると、機能差は新型がノイズキャンセリングマイクになっていることくらい。まあチャットよくする人には朗報ですが、バーチャル7.1サラウンドは特に変更なさそうだし、メインスイッチ見ると、サラウンド設定はやはり2つしか記憶できそうにない。

 これでは買い換えるとまではいきませんね。現行機が壊れたら考えます。なんといっても専用ヘッドセットなので、ゲームとかなら楽なんですよ。他のワイヤレスヘッドフォン使うより。わりとサラウンド感があって、実は映画とかでも悪くない。実際にDTSやドルビーの再生がちゃんとできているのか分からないけど、一応サラウンドで聞こえてるので、問題はなさそう。

 北米などで既に発売されている上位のワイヤレスサラウンドヘッドフォンにPULSE Headset Elite Editionというものがあるのですが、これがデザインはもちろん標準機よりかっこよく、さらにはマイクとオーディオのミキシング比率を変えるスライダーとか、音声モードが六つまで記憶できるとか、低音にあわせた振動機能まであるという、まさにエリートな仕様。それでいて新型よりも安いという(輸入品しかないので、時価というか店によりますが)……まあUSB端子がマイクロでなくミニだったり(もともとPS3用だった)、プラの部分が割れやすいという欠点もあるようです。割れやすいのは駄目だけど、他の機能を考えると、こちらの改良版を出してほしかったですね。

 話変わって、実は先日、現行ワイヤレスヘッドセットを使って、劇場版『ガールズ&パンツァー』BDを観てみたんですが、本編ノーマル以外にあのオマケのDTS:Headphone Xバージョンも聞いてみたのです。すると最初のリファレンスでのサラウンド(ライトフロント、等とバーチャルスピーカーの位置で声が聞こえるやつ)が、若干ですがPioneerのワイヤレスヘッドフォン「SE-DIR2000C」より良かった。どうしてもあやふやな左右斜め後ろの音がはっきり耳の後ろくらいに。もちろん痛いような砲弾の飛び交う音、金属の高音もちゃんと出てます。不思議なのは、このヘッドセットではパイオニア製品のように音声の広がりを変更できず、基本オートで、2チャンネルに変更とかしてないところ。なのにちゃんと2ch用のHeadphone X音声がサラウンドに聞こえるというのはどういうことなのか。もしかして2chをやはりバーチャルで7.1chにしてるけど、違和感なくサラウンドにしてるのか。いや確かDTS:Headphone Xは、DTSデコーダーに2chで入れないと駄目だったはずなんだけど……一切書いてないけどヘッドセットに音声送るソフトはDTSデコーダー内蔵ってことなのか。ヘッドセットにはDTSのDの字もないのに、不思議な話です。

 ともあれ、PS3やPS4でバーチャルサラウンド聞くにはわざわざパイオニアのヘッドフォンを使うこともないようですが、実は一つ利点があります。パイオニアのデコーダー本体には、有線用のヘッドフォン端子があるのです。昔は定番だったんですが、最近はこれが無い製品が多い。

 たとえばSONYの最新ワイヤレスバーチャルサラウンドヘッドフォン(といっても2013年製なのでもう3年も前だ)「MDR-HW700DS」は日本製で唯一HDMI端子入力できる製品ですが、出力はHDMIのみ。正確には光端子もありますが、これは光端子入力のパススルーで、HDMIから変換して出せるわけではないし、アナログ入力はあれど、出力は一つも無し。つまり「SE-DIR2000C」なら、光なりコアキシャルなりからデジタル音声を入力してデコーダーを通してアナログ変換し、有線のプレミアムなヘッドフォンにバーチャルサラウンドを出力して聞けるのです。まあ年代が古いので昨今のHD音声、Dolby TrueHDやDTS-HD Master Audioといったデータは完全には聞けないわけですが、DTS:Headphone XはDTSデコーダーさえあれば聞けるので問題なし。

 そういうわけで、久しぶりにSONYの古いハイエンドヘッドフォン「MDR-CD3000」を引っ張りだして、劇場版『ガルパン』を聞いてみました。いやあ、やっぱりヘッドフォンの性能差が段違いなせいか、パイオニアのワイヤレスヘッドフォンよりずっといい音です。サラウンドも心なしかはっきりしてる気がする。人間の音声はちょっと弱い気もするけど、劇場でもこんな感じだった気がするので問題ないかな。サラウンド感はどっこいどっこいな感じですが、ノーマルなDTS版音声をバーチャルサラウンドで聞くよりずっと迫力のあるいい音なので、やはりDTS:Headphone Xはなかなかのものです。

 ただそろそろへたってきたパイオニアの代わりに、HD音声がちゃんと出せるSONY製品を購入したい気もする。DTS:Headphone Xは良いけども肝心のソフトがほぼ無いですからね。普通にHD音声が聞きたいが、そうなるとリアルサラウンドな環境を作るためにAVアンプとスピーカーを買うか、SONYのMDR-HW700DSにするかしかないんですよね。そろそろワイヤレスサラウンドヘッドフォンの新製品出ないかなぁ……。SONYでなくてもいいので。しかしCD3000がヘッドバンドなど人工皮革部分がねちゃねちゃしてきてたりするので、まともな有線ヘッドフォンも欲しい……。最近発表されたSONYのハイエンドヘッドフォン「MDR-Z1R」は20万もするので問題外だけれど、既存の前ハイエンドヘッドフォン「MDR-Z7」が四万円台後半、その下が3万円台……うーむ。ハイエンド系はバランス接続が売りだけど、あれを聞くにはさらに数万円かけてバランス接続対応のヘッドフォンアンプが必要なのよね……。

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