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雑誌「DigiFi」第10号にUSB DAC付ヘッドフォンアンプが付属

 以前USB DACを付録にした雑誌「DigiFi」がまたもやUSB DACを付録にするそうです。ただし全快はスピーカー用でしたが、今度はヘッドフォンアンプ。

 「ステレオサウンド、USBヘッドフォンアンプ付き雑誌発売」

 ステレオサウンドが発売してる雑誌「DigiFi」の10月号は5月28日発売予定。まだAmazonでは予約開始されてませんが、前回の売れ行きを考えるとあっと言う間に売り切れそうです。デジタルヘッドフォンアンプの制作は、前作と同じくOlasonic(東和電子)。お馴染みのキャパシタへの充電回路も積むようですね。ハイレゾ音源にはやはり対応してないようです。
 今回はヘッドフォンアンプなので当然アナログヘッドフォン接続用ミニジャックが付いてますが、ライン出力としてアナログRCA端子も付いてます。おまけに単体でボリュームスイッチ(アップ・ダウン二つのスイッチ)もあるようで、使い勝手、汎用性は前回より高いです。普通のデスクトップ用スピーカーも3.5ミリミニプラグをそのままか、RCAピン変換コード付ければ平行でつなげられますね。私は、前回のUSB DACは結局スピーカーが邪魔だったので取り外してしまいました。

 また前回同じころにUSBケーブルを付録にした雑誌が出ましたが、今回も5月28日同日発売予定でUSBケーブルを付録にした雑誌が出るそうです。ただし今回はなんとケーブルは4本も付いてきます。「別冊ステレオサウンド 月刊HiVi特別編集 高品質 USBケーブル×4 SPECIAL For PCオーディオ」。四種類のケーブルで聞き比べできるわけですが、おかげで価格は5,000円。さすがにちょっと高過ぎだろ……。

 それぞれのケーブルの標準商品の価格からいえば妥当というか安いわけですが、「DigiFi」と一緒に買うなら8,300円。それならもう少し足してデジタルヘッドフォンアンプ単体買ったほうがいい気もしますね。AudioTechnicaのAT-HA40USBなら実買一万円前後です。こちらの出力はアナログのヘッドフォンとライン出力(どちらも3.5mmミニジャック)、デジタル光端子。ボリュームはアナログなつまみでガワもちゃんとあって、さらには24bit/96kHzハイレゾ音源対応です。電源はUSBバスパワー駆動。レビューはこちらに

 ……あれ? これコスト的にも性能的にも、上記付録よりこっちが完全に上じゃね? USBケーブル4本と雑誌の講読を除けば、絶対こちら買った方が便利ですね。ヘッドフォンアンプだけ欲しいなら付録でいい気もしますが……うーむ。

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『機械人間 感覚の喪失』DVD

 2月に買っていたDVDです。『機械人間 感覚の喪失』という何やらホラーSFのようなタイトルですが(一応SFか)、これがまたかなり古い。1935年のソビエト映画。監督はアレクサンドル・アンドリエフスキー。脚本のG・グレブネルはアニメ映画『雪の女王』のシナリオにも参加してたそうです。原題は、英語のタイトルからすると『感覚の喪失』のほうらしいです。意味深なタイトルですね。

 パッケージの表紙になってるポスターを見ると、どこかロビーにも似た不格好なロボットとサックスを吹く謎の男、そしてロボットにはRURの文字が……。さらに背面の粗筋によればこの作品がロボットの語源となったとあります。ロボットの語源といえば、カレル・チャペックの戯曲では? これはソ連映画ですけど、チャペックの作品をモチーフにしたところが多々ありますね。
 もっとも発想はチャペックのものからでしょうが、お話は全く違います。チャペックの『R.U.R.』は1920年の作品であり14年の年月が開いてますし、間には『メトロポリス』も作られてます。そこそこ広まっていたこういう存在を映像で確かなものにしたのはこの作品なのかもしれません。そうであるなら、ロボットという言葉を世界に広めたというのもあながち嘘ではないかも(日本ではどうか知りませんが、そもそも公開してたんだろうか)。
 古い作品としては、かなりの力作というか見どころも多く、シナリオとともに当時ならこのロボットはかなり売りになったでしょう。ちなみにここに出てくる巨大ロボットはその名もRUR(ルール)。リップル製万能ロボットの頭文字というわけで、チャペックのものとイニシャルは同じです(あちらではロッサムだった)。

 粗筋。

 とある国の実験工場。流れ作業実験に参加している工員に無理な命令が出され、必死で働く工員はやがて目を回し気を失って倒れる。それを見た別の工員は気が触れてしまい、連れて行かれる。工科大学の学生ジム・リップルは作業を監督する立場のひとり。工員の身を案じるが、同僚は労働者の精神はもっと丈夫なものだと気にもかけない。
 街を歩けばうらぶれた失業者の群れ、仕事もない発明家の友人ビルは国を出ることに。ジムは一念発起して、労働者を守るために代わりに働く万能ロボットを開発する。卒業祝いの席で完成させた試作ロボットを見せると、兄は自分たちの仕事を奪うものだとロボットを壊し、彼を裏切り者扱いする。勘当され、失意の内にさまようジム。そこにお金と実験機材を提供するという手紙が届く。貴族らしい若き軍人に雇われたジムは今度は4mはあろうかというロボットを作り、軍の将校らと資本家の集まる屋敷で披露する。お歴々に認められた彼はロボットを量産することになるが……。

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『決死圏SOS宇宙船』DVD

 前回の『ザ・チャイルド』に引き続いてDVDを見ました。あれを買うときにせっかくだからともう一つ頼んだのです。いろいろあったんですが、この『決死圏SOS宇宙船』を選びました。理由は、幻の映画だから。あの『サンダーバード』や『謎の円盤UFO』を製作したジェリー・アンダーソンが作った、唯一の実写SF映画なのです。もちろんお家芸なミニチュアセットや近未来の車などがばんばん出てきます。1969年の米公開映画ですが日本では未公開で、1972年にTV「日曜洋画劇場」で本邦初公開されました。そのあとは何度か放送されたそうですけど、私は一度も見た事なかったんですよね。

 制作配給は米のユニバーサル。撮影はなぜかポルトガルとイギリス。英はお膝元なので特撮撮ったんでしょうが、なぜにロケがポルトガル。実は劇中のユーロセク本部もポルトガルにあるという設定で、看板にも名が入ってます。実際にポルトガルらしい映像は、宇宙飛行士の訓練で遠くへパラシュート落下、そのあと歩いて基地に戻るというやつでの途中かな。途中面倒だからって、地元農民の荷馬車に乗せてもらうシーンが。なんの意味あるのかと(笑)

 DVDはデジタルニューマスターによる本編と、おまけとしてオリジナル劇場予告編(二種類)やノンクレジットのOPとEDなど。音声は英語以外にTV放映時の日本語吹き替えも入ってます。主人公ロス大佐の声はなんと露口茂。相棒のケーン博士は家弓家正。他の人も今となっては豪勢な顔ぶれです。まあTVでカットされてた部分では、当然英語に変わりますけど。
 付録として『The maiking of the JOURNEY TO THE FAR SIDE OF THE SUN』という名の15Pのブックレットが入ってます。『JOURNEY~』は原題。裏話他も書かれてますが、これによれば主人公ロス大佐役のロイ・シネスは当時日本でも放映して人気のあった米SFドラマ『インベーダー』の主役を務めていて、その流れで同じく声をあてていた露口茂が選ばれたそうな。ちなみに米ではあまり人気がでず一年少々で終わってしまった『インベーダー』ですが、シビアな作りからカルトなファンもいたそうだし、日本では当時大人気だったとあります。企画制作が『逃亡者』を手がけたクィン・マーチンと映画監督のラリー・コーエンだったそうで。私は見た覚えありませんが、面白そうですね。

 さて、音楽はアンダーソン作品ではおなじみのバリー・グレイ。冒頭の曲の出だしは『キャプテンスカーレット』の主題歌の出だしとそっくりでした(笑)。中の曲も壮大な曲もあるし、勇壮なところもあっていかにも。当時のサスペンスドラマだと場面きり替えでよくこういうのかかったなあという感じです。

 粗筋。
 欧州宇宙探査局「ユーロセク」では、無人の太陽探査船により、太陽の反対側に新しい太陽系の惑星を発見していた。野心的なウェブ局長は、有人宇宙飛行による探査を計画していた。出資を渋るNASAをはじめとする同盟国代表達だったが、東側のスパイが情報を流していたことで、先を越されまいと結局出資金は集まる。NASAは大金を用意する条件として米の宇宙飛行士を乗せる事を要求し、グレン・ロス大佐を送ってくる。ウェブ局長はもう一人のパイロットに宇宙物理学者のジョン・ケーン博士を選ぶ。ケーン博士の厳しい訓練を経て、二人の乗るロケットは無事に打ち上がり、片道三週間の旅を経て太陽の向こう側へと到着する。コールドスリープから目覚めた二人は、着陸船で目的の惑星に降下するが、嵐にあい、荒野へと墜落してしまう。着陸船が爆発する寸前、なんとか逃げ出したロス大佐たちだったが、そこで驚愕の事象を目にする……なんとそこは地球だったのだ。


 まあ謎としてはひねった話ではあるものの、今となっては似たような話は他にも知られてるので大体推理できるでしょう。一応謎はオチ前で解明され、最後は脱出になるわけですが……一応ネタバレとして続きで。

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ロジテック外付けHDD『LHD-EN20U3WNS』発表

 ロジテックから外付けHDDとソフトウェアのセット『LHD-EN20U3WNS』が、4月下旬から発売されるそうです。ロジテックのネットショップ専売品で、13,980円

 売りは、nasne対応。本体はFAT32でフォーマットされたWD Green の 2TB HDDが入っていて、USB2.0でnasneにつなぐだけですぐ使えます。ソフトウェアとしてDTCP-IP対応ネットワークメディアプレーヤーソフト「DiXiM Digital TV Plus」がセットされてるそうです。これをLANのPCにインストールすれば、そのPCからnasneの動画を再生できるんだとか。DLNAやDTCP-IP対応機器なら一応nasneに録画された動画は再生できるんですが(REGZAとかのTV)、これだと普通にチューナーでTVもそのまま見られるんだそうで、PCにTVチューナーがついてない、TVがない部屋とかでもTVが見られるって事ですね。

 nasneはPS Vitaのセーブデータとかコピーできたり、動画以外のデータサーバとしても使えるようになってきてるので、これ一つ買うのもありかな。電源もう一つ必要になるけど、新メインPCに外付けHDD入れたから、コンセントはもう一つ余ってるし。


 さてソフトの話に戻って。PCでの録画データ再生だけなら他にも二三あるようですが、いろいろ面倒ならこれはかなり便利かも。「DiXiM Digital TV」というものもありますが、バージョンが上の「Plus」はデジオンとアスクが販売してます。ダウンロード版で5,695円パッケージは7,480円がamazonで5,799円ですので、それが付いてると考えれば、WD Green ベアドライブの2TBと一緒に買ったくらいの値段でしょうか(今だと一万円弱くらいですが、正月ならセールで6,000円であったのになあ)。ケース代分お得かな。ただデジオンのダウンロード版は時折セールで半額近く(今だと4/20まで3,580円)で売ってたりするので、そちらだと微妙な差ですね。なおデジオンのページから体験版(一週間)が落とせますので、自分のPCで一度試してみた方がいいかも。これが動くなら、PCだけでnasneが運用できるのかな。いやnasneのアップデートとかは無理? PCにもよるんでしょうが、動作とかはPS3のソフトには勝てないでしょうね。

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『ザ・チャイルド 30周年特別版』DVD

 二月末にタイトルのDVDを購入しました。
 1976年のスペイン製のホラー映画『ザ・チャイルド』です。噂に聞いたことはありましたが、これまで本編を見たことはありませんでした。下はパッケージ。30周年特別版とのことで、DVDと厚めのブックレットがセットになって紙スリーブに入ってます。

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 粗筋。スペインの海岸沿いの町にきた英国人観光客の夫婦。妻イブリンは三人目を妊娠していて、夫トムが12年前に来たという沖合の島に二人してやってきたのだった(子供二人は家に置いてきた模様)。町はお祭りで集まった人々でいっぱいだったが、その裏では惨殺死体が海岸に流れ着く事件が起きていた。そうとも知らずにボートを借りた二人は、島へ向かう。祭りでうるさい町を離れ、静かな島に行くことを楽しみにする二人。船着場には子供たちが数人いたが、なぜか他に人の姿はない。誰もいない通り。誰もいない店先。誰もいないホテルについた彼らの前で、少女がおじいさんをめった打ちにする!次第に明らかになる島の謎。ある日突然島の子供たちが、大人を遊びのように惨殺し始めたのだ。トムとイブリンは生存者と脱出しようとするが……。

 以下はDVD本体パッケージの表紙。

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 特にホラーが好きというわけでも無い私がこのDVDを買ったのは、カルトホラーで今後BDが出そうにないのと、二月いっぱいまでの限定販売(販売会社のスティングレイの日本の版権が切れる)なのと、オマケのためです。日本での公開当時(1977年)、雑誌月刊少年チャンピオンでコミカライズされたそうで、その漫画家があの桜田吾作だったのです。その漫画が、DVDに付いてくるというのだから、これは買うしかなかろうと。早速読もうかと思ったら、忠実に最後までコミカライズしているということで、本編見るまでは読まない方がよいと書かれてます。DVDじっくり見るのが遅くなったので、今日ようやく見ることができました。

 この商品、先に書いたように紙スリーブにDVDと特典のブックレットが入ってます。ブックレットの内容は、漫画45Pと劇画ロードショーについてのコラム、映画に関しての解説など。この30周年特別版の製作についての経緯も書かれていて、これがまた実に大変な経緯でした。下はブックレット表紙(左を表紙とすると右とじ)。左は収録されてる漫画の表紙でもあり、こちらから開くと漫画、右の映画スチールが表紙のほうを開くと映画に関しての解説他が読めます。

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 DVDには本編以外に映像特典が入ってます。監督、撮影監督へのインタビューと予告編、米版のOPとED、ギャラリー等があります。インタビューは上の製作経緯でわかりましたが、米版リマスターDVDがダークスカイという会社で作られたときに、一緒に撮られたようです。米版のOP・EDもその関係で入ってたのだと思いますが、マスターはなかったようでビデオ映像のかなり画質の悪いものでした。実質違いがあるわけではなく(カットされてるだけ)資料的価値しかないかな。
 本編映像はいろいろあって米版リマスターを基にすることになりましたが、日本でのリマスターから傷消しのデータをとったりした混合版といっていいものだそうです。それに日本でTV放映されたときの日本語音声を探し出し追加、TVでカットされ日本語音声の無いところは英語字幕だけになります。なおちょっと長めの冒頭シーンもカットされてましたが、さすがに最初から字幕というのもなんだからとここは追加で日本語ナレーションを入れたそうです。試しに日本語と日本語字幕で見ましたけど、一部訳が完全に違ってる以外は大体同じようでした。

 いやー、なかなか怖かったです。ショッキングなものでもスプラッターでもなく、シンプルなホラーで、いわばヒッチコックの『鳥』の人間版。撮影監督もはっきり『鳥』と『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』が元ネタだと言ってましたっけ(いやパクりと言ってたかもしれないが)。何が原因かもわからず、何のてらいもなく、笑いながら大人を殺していく子供たち。しかし大人たちはなすすべもなく、逃げ回り殺される。なぜなら子供たちを殺せないから。スペイン語の原題は『誰が子供たちを殺せるか?』。


 以下少しネタバレ。

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