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マザーボード“ASRock Z77 Extreme6”

 今回は新メインPC『(自称)サイレン77』の中身についてです。

 SycomのBTOパソコンの静音モデル「Silent-Master Z77」を購入したわけですが、これの標準マザーボードは実は“ASRock Z77 Extreme3”でした。ただ、1月21日までだったかのキャンペーンで“Z77 Extreme4”“Z77 Extreme6”が千円引きセールをしてましたので、選べる中ではそこそこハイスペックでローコストな“Z77 Extreme6”に変更しました。店のPCがASUSなのでそちらにしようかと思ったのですが、ここで選べるASUSのマザーはハイエンドではなく少し下のレベル。それならも少し安いわりに同程度のハイスペックな“Z77 Extreme6”のほうが良さそうだったので、初めてのASRockマザーにしたわけです。

 “Z77 Extreme6”は“Z77 Extreme”シリーズの中では中の上といったところです。ハイエンドは“Z77 Extreme9”。詳細はリンク先を見てもらうこととして、基本の機能は下の“Z77 Extreme3”とも大体同じです。コンデンサとかちょっとずつ違ってるようですが、性能、耐久性は使ってみないとわかりませんし、今どきのそこそこのモデルなら、初期不良はともかく早々壊れるって事もないでしょう。

 ぱっと見、下位との大きな違いは、裏面パネルに映像出力端子としてDisplayPortが一つ増え、それで接続すると(CPUの内蔵GPUが対応してるなら)最高解像度 2560x1600 @ 60Hzまで表示できるというところでしょうか。すぐにはグラフィックボード購入できない身の上としては、これはありがたいです。後々も、もしグラボがいきなり壊れても、とりあえず内蔵GPUでWQXGA解像度のモニタまで接続できるってことですからね(もっとも今のモニタはそこまでの解像度はありませんが)。解像度以外は、HDMIもあるし大した違いはありませんが、一度に三つモニタつなげられるのは地味に便利かも。

 映像とくれば次は音。背面パネルには六個のミニジャックがありますが、これについては後述します。ただ音源チップは同じRealtek製ですが、“3”と“4”はALC892、“6”以上はALC898です。一応ハイエンド系チップなのでALC898の方が音はいい……らしいです。確かにノイズとかは感じられないし綺麗な高音は出てますが、低音はそうでもなく。音量を上げると逆に高音が弱くなるというか、音の厚みはUSB DACなどで聞いたほうがずっといいでしょうが(もっともスピーカーも違うので、単純比較はできません)、気軽に聴くならこれでも十分かな。低音出したいときはイコライザーまかせ。
 店のPCよりずっと綺麗に聞こえますので(店のASUSマザーのチップはALC882)、チップの違いもあながち馬鹿にできません。しかし『FLORA440』で使ってた“Sound Blaster X-Fi Platinum Fatal1ty Champion Series SB-XFI-PLFCS”のほうがもうちょいマシだった気もします。でもあれPCI接続だからなぁ。いえ“Z77 Extreme6”にもPCIは一応二個あるので使えないわけでもないのですが、売りの一つである5インチベイ用前面インターフェイスがおそらく付けられないので(ボリュームつまみがドアに当たって邪魔になる)、本体カードだけでの使用。となるとリモコンも使えず、使い勝手は下がります。Windows7用ドライバは、確認は取れてるらしいけど非サポート。…一応Windows8用もβ版があるようですが。一度試してみるかな。

 次はインターフェイス。ケースの時にも書きましたが、このマザーにはSATA3が四、SATA2が四の計八個のポートがあります。SATA3のうち二つの制御がIntelのZ77チップ、もう二つがASMedia ASM1061チップによるもので、後者の一つはケース裏のeSATAポートと兼用です。普通なら十分すぎる数ですが、ケースが特殊でSATAドライブの二個ほどは予備みたいなものですから、これでギリギリといったところでした。まあSSDはともかく、HDDや光学ドライブはSATA2でも十分な速度でしょうから、問大した問題ではないのかな。

 拡張スロットは、PCI Express 3.0×16が二つ(ただし3.0の帯域を使うには対応CPUが必要。あとグラボ二枚差しなどの場合、×8が二つの速度になる)、PCIe 2.0×16が一つ、PCIe 2.0×8が一つ、PCIが二つ、最後にmini PCIeが一つ。このmini PCIeがまた使いにくくて、ソケットの形は同じでもSATAドライブは不可。取付位置のスペースの問題でボードの大きさもハーフサイズまで。実質使えるのは無線LANとBluetoothのボードくらいです。Bluetoothはともかく据置PCでわざわざ無線LANにする気もしないので、おそらく使うことはないでしょう。

 次にUSB 3.0ポートが裏面パネルに四個あり(うち二つはASMedia ASM1061チップ制御)、前面用にも二個分つなげられるソケットがマザーにあります。前の二個が付けられるかは当然ケースによりますけど、このマザーにはUSB 3.0ポートが二個付いたフロントパネルも付属しますので、それを2.5インチベイに付ければケース自体にUSB 3.0ポートがなくても大丈夫。またこのパネルは裏の拡張スロットにも転用できますので、背部にもまわせます。但しこのマザーにはUSB 3.0接続ソケットは一個しかないので、このケースのようにUSB 3.0ポートが用意されている場合こちらのパネルと二つ同時に使うわけにはいきません。使うならどちらか一方ですね。
 もっともこのケース前面(というか天板手前)のUSB 3.0ポートはフタの内側にあるので、ホコリ避けに毎回電源ONしたらフタを閉めてる私のようなユーザーにはあまり使い勝手がいいとは言えません。あえてケース前面ポートを使わず、このパネルを背部の拡張スロットに付けて使う手もありです。裏のUSB 3.0ポートで足りなくなったら、私も考えます。ケース前面にはUSB 2.0ポートもありますが、これは別のケーブルでマザーにつながってますのでまた別の話です。

 ちなみにSycomさんはちゃんとケース前面のUSB 3.0ポートからマザーに接続してくれていました。ただしケース付属のケーブルが結構固く、他のケーブルを繋いでるときに触るとすぐ抜けてしまうのですが(移送時の抜け止めとしてソケットにシール貼ってましたが、あまり役立ってないというか)。ケーブルの引き回し方にもよるのでしょうけど、ほぼ真上から差してますし、ソケットがゆるめなのは確かでしょうね。

 USB 3.0が裏に四個もある代わりに、USB 2.0ポートは裏に二個しかありません(マザーにUSB 2.0ソケットが二カ所ほどあり、一つは前面につながってます)。まあ互換性はあるので問題はないでしょう。
 USB 3.0がある以上USB 2.0はマウスやキーボード用に使うのが適当で、パネルにもその二つのアイコンのシールが貼られてます。もっとも私は裏面パネルに一個だけあるPS/2ポートに件の親指シフトキーボードを繋いでるので、USB 2.0は一個余ってます。現在そちらには、USB 2.0ハブの電源用USBケーブルを繋いでます。ハブに差してることもあれば、外付け2.5インチHDDケースの電源用にも使ってます(eSATA接続のときは電源が必要なので)。
 他にもIEEE 1394ポートが一つありますが、今のところ使う予定はないですね。

 さて背面パネルにあるのは映像出力と上記の外付けポート以外だと、アナログ音声用ジャック(内蔵チップの制御で、7.1ch用の四つの出力ジャックと二つの入力ジャック)とSPDIF光出力の角コネクタ。LANポートが一個に、CMOSクリア用ボタンがあります。古いマザーだと電池抜くのが一般的だったCMOSメモリのクリア方法ですが、今やボタン一で、しかも中を開けずにできるのは便利でしょうね。これはマザーボード上にもありますので、開けた状態でも裏に手を回さず簡単クリアができます。なお、マザーボード上にはメインスイッチや表示液晶もあり、ケースにマザーを入れる前の仮組みの時にも使いやすくできてます。

 他にもどれくらい使えるのかわかりませんが、マザーボードを湿気から守るため除湿機機能なんてのもついてるそうです。こんなの初めて見ましたが、ASRockしかないのでは。って、そもそもどういう仕組みなんだ? なんか送風機みたいなアイコンで宣伝されてますけど、基板上には特別なものは見当たらないし、単にメイン電源切ったあとでも少し電気通してマザーを温めつつ、ケースファンを数分回すだけとかでしょうか。調べてみるとこちらの“Z77 Professional-M”紹介ページに少々説明が。大体において予想通りですが、違うのはケースファンでなくてCPUファンを回すこと。しかしCPUファンだけで排気とかできるのかな。サイドファンなので対流は一応トップファンより起きそうな気もしますが……。それに長時間使ってないときとあるけど、どれくらいの時間なのかも分かりません。UEFIで見るとデフォルトではDisable設定なので、必要なときはenableに設定しましょう。まあ乾燥してる冬は使う必要はないかな。


 ともあれさすがに十年前のPCとは比較にならないほどよくできたマザーボードです。USBもこれからは3.0がメインなのは当然ですので、素のまま6ポートも使えるのはありがたいし、映像と音声はオンボードで十分な人には必要十分な拡張性。何より専用ボードが故障したときでもすぐ使えるという点では安心。PCIe Gen3.0にも対応してるので、次世代のグラボも十分性能を発揮できることでしょう。CPUはどうかわかりませんが、少なくとも五年は十分使えるマザーだと思います。

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