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新PC 番外編 「電気羊はラムドライヴの夢を見るか見ないか」

 まだまだ新メインPC「Sycom SilentMaster Z77(面倒なので、以下サイレン77と呼称する)」の環境設定が固まらない今日この頃です。みなさん、いかがお過ごしですか。
 今日は、ちょっとブルジョアジーな楽しみに浸ることといたしましょう。まあ完全なるブルジョアジーな環境でもありませんが……。

 サイレン77には16GBというこれまでにないメモリーを積みました。Windows 8でも、普段使う分にはそれほど要らないはずな容量です。もちろんWindows 7でも、今のところ通常4GB前後しか使ってません(グラフィックもチップ内蔵を使ってるので、その分メインメモリから引かれてるはず)。そんなわけで有り余るこの才能……もとい材料を使って、Ramdiskを作ってみたいと思います。
 今回使うのは前にノートPCに使った“Gavotte Ramdisk”ではなく、“SoftPerfect RAM Disk”です。同じフリーソフトですが、今回こちらを選んだのは、64bit OSなので認識外のメモリがないのと、先のものとは違い電源が落ちても保存される(つまりは自動バックアップ)Ramdiskが作れることからです。

 “SoftPerfect RAM Disk”については、以前GIGAZINEの記事で知りました。詳しくはそちらの記事を読めば簡単に導入できます。ただWindows XP SP3を積んだ店の「DELL Vostro1000」ではなぜか起動せず、それもあってあちらでは“Gavotte Ramdisk”を使った次第。

 今回はPCもシステムも違うのでどうかと試したところ、無事にインストール、起動しました。
 最初はやはり各種キャッシュを割り当ててみましたが、格段に能力の上がったこのPCでも、ノートPCと同様にブラウザの表示があがったり、当然HDDがカリカリいわなくなったりと便利に使えました(他で鳴ってたりしますけどね)。

 起動ドライブはSSDになったサイレン77、これでもHDDよりずっとスピードが上がりましたけど、Ramdiskとは比較になりません。CrystalDiskMark 3.0.2でのベンチマークがこちら。最初はシーケンシャルリードも340くらいでこんなものかなと思ってましたが、AHCIドライバ使ってないことに気づいて変更したらこんな数値に。

Plexter128gbssd02

 ばかっぱやです。AHCIは最初にWindows 7 Pro入れたときに何も出てこなかったので忘れてました。あとでマザーボードのBIOS設定見てたらドライブの接続モードがIDEになってて気がついたものの、変更したら起動しなくなりまして。あわてて元に戻してから調べたら、インストール時にマザーがAHCIモードになってたら自動でいれてくるんだそうな。XPだと自分で入れなきゃいけなくて、インストール前に用意して途中で入れるんだったかな。そんなわけで、入れた後でもレジストリいじってモード切り替えするやり方で試したところ、ちゃんと動作し、そのときとったベンチマークです。ちなみにその後一度またクリーンインストールしましたが、マザーはAHCIモードのままだったので、何もしなくてもAHCIで接続されました。

 そんなHDDの十倍くらい速いSSDですが、一方Ramdiskはどうかといえば。ノーマルに作って(電源OFFで全部消えるタイプ)、上のベンチマークを取ってみました。……おわかりになるだろうか。とどこぞのドキュメンタリータッチなホラービデオ紹介みたくなりましたが、まさに桁違い。十倍どころじゃありません。こりゃあ比較にならんわな。
Ramdisk3gb01

 そんなRamdiskにキャッシュ置いて速い速いといってみましたが、世の中にはRamdiskをブートディスクにしてしまう人もいて、“SoftPerfect RAM Disk”はそれも作れます。そこまでする気はなかったのでしませんでしたが、検索で見てたら「Firefox本体をRamdiskに置く」という記事を見掛けたので、これはやってみねばなるまいと試してみました。本体置くだけで、ユーザープロファイル等はそのままデフォルトで使用。

 その結果……は、はええ。キャッシュだけをRamdiskに置いたときに比べても、さらに速いです。もちろん通信速度以上のことはできませんが(サーバが重いところは普通に遅いし)、腐っても光回線なのでそこそこ問題なし。むしろキャッシュだけがRamdiskにある時より、画像の表示が一瞬遅れるほどに。分かりにくいですが、キャッシュだけ置いてる時は大体全体がすらっと上から順番に(といってもほぼ瞬間ですが)表示してた感じが、文字の表示が速すぎるのか、アイコンとか小さい絵が一瞬遅れて表示されてるような。画像は大きかろうが小さかろうが同じ場所にキャッシュあるはずなんだけどなあ。恐るべきはRamdisk(まあノートPCとはCPUなどの差もあるからかも)。

 Windows XPのころは贅沢な趣味だったRamdiskですが、今ならそれほどのこともないような気もします。個人的には前時代的なFLORA440がメモリとか1GBで一万円超え時代だったので(まああれはRDRAMだったせいもある)、今や16GBを六千円もしないで買えるのはすごいなと(いいやつはもうちょい高いし、円安で値上げ傾向にありますが)。それも対応するCPUやマザーなどPC本体あってのことなので、無理して新しいPC買った甲斐もあろうというものです。前のPCじゃ最高でも4GBだから、フルで積んでもRamdiskにはキャッシュくらいしか置けないもんなぁ。もっともFirefoxの本体は44MB未満でしたし、キャッシュ込みでも1GBも要らないんですけどね。Vostro 1000でもこのソフトが使えるなら、Firefox本体もRamdiskに置いたのに。

 ただ完全というわけでもなくて、一度Ramdiskが落ちたことがあります。エラーがでて、見えてるけどアクセスできないという。HDDに保存されるほうはまだ一回も堕ちてませんが、こっちは空き時間に保存してる感じなので大丈夫だと思いたい……。

 ところで今回使っているマザーボードASRock Z77 Extreme6のドライバディスクの中にアプリケーションもいくつか入っていて、その中にASRock XFast RAMというものが入ってました。メモリ関連のアプリなんですが、どうやらRamdisk作ってキャッシュを置こうという、今回したのと同じ機能を簡単に設定できるものらしいです。やってることが同じなら、キャッシュはこっちで制御したほうがいいかもしれません。評判も悪くなさそうですし、何よりマザーボードやOSとの相性も問題ないかもしれませんしね。データ保存が効くタイプかは分からないので、そこは“SoftPerfect RAM Disk”で作ったディスクにしてすみ分けができる、のかな。同じメモリ関連のソフト共存させるより、こっちだけのほうがいいかもしれませんが。

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