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CoolerMaster “Silencio 650” その一。

 サイコムからやってきた、新メインPC(自称)サイレン77のケースは、CoolerMasterの静音系ケース“ Silencio 650”

 CoolerMasterはその名の通りよく冷えるケースで有名なメーカーで、ほとんどのケースは前面がメッシュだったり、天井や側面に大きな空気穴があって大きなグラボやCPUをよく冷やすものですが、これは珍しく静音系。その中でも窒息系と呼ばれる隙間の少ないケースです。
 先に“Silencio 450”“Silencio 550”というケースが発売され、その後継というか最新のアップグレード版がこの650ということらしいです。550と650の違いについては、こちらのブログ記事などで比較されてます。
 補足として、上の記事は発売前のもので、ケースのリンク先が英語ページになってたりしますし、650の標準付属ファンは三つです。あと2.5インチシャドーベイが二つ増えてるとありますけど、シャドーベイ自体は3.5インチ対応のもので、3.5インチと2.5インチドライブ共用の、ネジで付けられるスライドケースが二個分あるという意味です。排他使用なので、二個の3.5インチのドライブの代わりに2.5インチドライブを二個付けられるわけです。

 詳しいレビューは以下に。

 写真はいろいろついた後では撮りにくいので、こちらのレビューページの写真などを参考に。まあ少しは載せますが。

 このケースには、デフォルトで後部に12cm静音ファンが一つ、前面下部、シャドウベイの前に縦に二つの12cm静音ファンが付いてます。他に底面や後部天板にもファンを付けることができますが、そこまでいくと静音ではなくなるかな(それにそこだとファンコントローラーに多分つながらないので、マザー直付けになる)。前面や底面、天板の空気穴には一応メッシュのフィルターも付いてますが、目はそこそこ粗いので、気になるなら市販されてるフィルターを付けるといいかも。空気の流れは悪くなるでしょうが、ホコリの多いところでは付けた方がいいでしょう(うちの部屋のことか)。私は以前のFLORA440でも、エアコンの外側に貼るフィルターを薄く剥いで使ってましたが(和紙を剥いで二枚にするアレと同じ)、結構細かいホコリが付いてたので薄くても役に立ちます。

 前面と後部のケースファン三つは、本体のファンコントローラーで回転数を操作できます。最小と最大の二段階しかありませんが。最小にしてると、ほんとに静かです。真横に置いてるし、生活音のない時間帯ですとやはりコーッという感じに聞こえますけどね。今までのPCでファンコントロールで静かだなぁと思ってたのに倍以上違いました。逆にそれだけ静かな場所なら妙に気になるかもしれませんが、TVつけるか音楽流したらまったく聞こえなくなります。

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 最大にすると前面ファンはわりと音が大きくなります。どうも軸の音のような気がしますが、吸い込み音もあるのでブレードからもしてるかも。一応三つとも同じファンという話ですが、後部とCPUクーラーのファンの音はほんと小さいので(どちらの音が聞こえてるのかわかりませんが、一方はほぼ無音かも)、共振かそれとも単に前面にあるせいでしょうか。余裕ができたら前面ファンをもっと静かなファンに交換したいところです。その前にネジをゴム止めに変えるとかパッキンはさむとか、共振を抑えるほうを試した方がいいかな。
 前面フィルターのついたホルダー?は、上部の凹みに指をかけ下に押し込んでから手前に引くと簡単に外れます。写真で見えてるのは外した裏側。上部パーツ左右にバネが二つあるのがわかるでしょうか。はめるときは下を差し込んでから、上部を少し押しつつ元に戻すとはまります。このフィルターは前面ホルダーから外すこともできそうですが、はめ込みから外すのはちょっと大変そうなので、普通に掃除機使ったほうがよさそう。ホルダーは、フィルターを掃除するために外すというより、外して前面ファンをむき出しにして掃除するって感じでしょうか。前面ファンは前からネジ止めされてますが、外すのは内側からで結構面倒かも。


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 窒息系と名がつくように、空気の取り入れ口はサイドや天板にはありません。主に前面や底面から入れて、後部のファンで排気します。このケースは前面にドアが付いてますけど、横の溝や下の隙間からある程度空気が入るようになってます。ドアを開けると裏には吸音シートが張られていて、確かに閉めると音が小さくなります。前面ファンが最小回転だと開けても閉めてもさほど変わりませんが、最大回転にするとドアの恩恵がわかります。光学ドライブの回転中もそうですし、5インチベイのX-trayにHDD入れてるときはその音も若干弱まってるかも。あとシートの真ん中より少し上がへこんでるのは仕様です(5インチベイと下のシャドーベイとの境目に当たる)。

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 天板の後部には、ファンも取り付けられるメッシュの部分があります。そこは普段はスライドのフタがされていて、必要に応じてフタを開けて排気か吸気できるようになってます。ファンを付けてない場合は内圧やCPUファンなどの影響で大体は排気されていて、フタを開けて手をかざすとほんの少し空気の流れがわかります。ただ開けると若干音もしますし、冬は閉めていてもそう変わらないかな。開けっ放しだとホコリも入りますし(ファンで排気してたら入らないかも)、目の細かいフィルター付けるくらいなら閉めていてもいいかと。排気でなく吸気系のグラボとか付けたときは排気ファンも付けて開けた方がいいでしょうね。

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 天板の手前側にも、後部と同じようにスライドのフタがあります。開けると右にメインスイッチと左にリセットスイッチ、それにその上にスライドスイッチが二つあります。さらにその上には両端からUSB3.0とUSB2.0が二つずつあり、真ん中にヘッドフォンとマイクロフォンの端子があります。
 あと見づらいですが、フタの閉まる手前側に左右二つの細い筋のような透明パーツがあり、LEDで光るようになってます。右がメイン電源ランプ、左がHDD等のアクセスランプなんですが、斜面になってるせいもあり真上からでないとほとんど見えませんし、フタを閉めたらもちろん見えません。アクセスランプなど何も隠すことはないし、普通に真上に向いた透明パーツ付ければよかった気がします。使ってるときは締めきらずに若干フタを開けてますが、あれだ、フタのふちに銀色シールでも貼れば反射で見やすいかも。

 スライドスイッチは、左のものがファンコントローラーで、左に三枚羽のアイコン、右にそれが回ってるようなアイコンがあり、左が最小、右が最大だとわかります。もっともアナログなスライドスイッチではあるものの、左右の端までスライドさせての二段階しか変化しないようですが(真ん中あたりまでの移動では音量が変化しません)。
 左右スライドスイッチの真ん中にはSDカードを差す穴が。リーダライターですが、なぜにSDカードだけ。あんまり役に立ちません。おそらくUSB2.0接続だと思うし。

 右のスライドスイッチは、起動ドライブの選択スイッチです。左がドライブ1、右がドライブ2、それぞれ円柱のHDDマークとナンバーが彫り込まれてます。このケースの特徴の一つは、起動ドライブを二択できることです。デュアルブートと呼ばれてますが、いわゆる同じドライブ内に複数のOSをインストールして起動時に選ぶマルチブートとは違い、メインスイッチを押す前にドライブ1か2を選択、そこで起動させると一方のドライブは認識せずにメインにしたドライブからブートさせるというものです。ハードウェアで変更されるので起動時は簡単、逆に切り替えのときはいったんは完全に電源OFFにしなきゃいけないので面倒かも。
 あとデメリットとしては、ドライブ二台を積まなきゃいけないので、場所をとられるしSATAケーブルも二つ分必要(ドライブを接続するミニ基板にはSATA接続コネクタがあるが、そこからマザーへはケーブルが二本必要で、マザーのSATAソケットも二つ占有する。切り換えスイッチはアナログだけど、基盤の電子制御で切り換えるせいだろうか)。あと下の固定ケージのうち二個がデュアルブート用のものなので、固定ケージには最下部の隙間にあと一個しかドライブは積めません。

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 前面の5インチベイは三つありますが、最下段はX-dockというものがついてます。写真ではBDドライブの下のベイです。この写真では中に何も差してないので、フタ(上部裏にヒンジとバネが付いてます)が見えてます。上の方の写真では2.5インチドライブアダプタを差してますが、内部の奥には基板があって、3.5インチHDDをそのまま差し込むとちょうどコネクタに刺さる簡易スロットになってます。基板は裏のコネクタからSATAケーブルでマザーに接続します。電源ケーブル接続も必要。ただしSATA用でなくて、4ピンのペリフェラルですけど。マザーボードのBIOSの標準で起動モジュールに指定されてようで、起動ドライブのクローンをここで作っておいてメイン起動ドライブが使えなくなったときに必要に応じて入れて起動する、ということも可能かと。ちなみにBIOSの起動モジュールはHDD(切り換えスイッチの先)、光学ドライブ、X-dockの三台。SATAの指した位置に関わらずこれしか出てないので、Z77 Extreme6が決め打ちしてるんだろか。

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 X-dock用の2.5インチドライブ用アダプタがケースに一個付属してるので、2.5インチSSDやHDDでも付けられます。こちらの写真は、2.5インチHDDを付けたアダプタを裏側から。ドライブは裏から三本のネジで止める必要があります。X-dockには、いかに前面に吸音スポンジのついたドアがあるとはいえ、できれば静かなドライブを付けたいところ。前が開いてるのでどうしても音漏れがあり、古いHGSTの1TB入れてみたところカリカリと少しやかましかったですね。2.5インチHDDはそれほどでもありませんでした。

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 5インチベイに光学ドライブを付ける場合は、サイドを開けたあと右側面にある固定パーツのレバーをOPENに倒し、前からドライブを差し込みます。固定パーツが上二つにしか付いてないのは、最下段がX-dockだから。固定するときはそのレバーを反対に倒すだけ。パーツを外せばネジ止めもできます(パーツが邪魔なのでデフォルトだとネジは反対側でしか使えない。逆に言うとパーツだけだと固定が甘いので、振動対策ならパーツ外してネジ止めのほうが良いかも。私は反対側だけネジ止めしました)。
 一番上のベイは、その上にメインスイッチなどの基板があるので注意。自作の場合は先にケーブルを外に逃がしておかないと邪魔になるかも。

 あと光学ドライブにPioneerのものを使うときはベゼル(トレーの前の部分)が大きいので注意。前面ドアを大きく開いておかないと、ひっかかります。一応100°くらい開いておけばギリギリ通りますが、このドア、90°くらいだと勝手に閉まることがあるので(置いてる床が微妙に傾いてるせいもある)、全開にしておくほうが無難(ドアを開けておくにはそれでちょうどいいし)。一応Pioneerのドライブは、ベゼルが大きいと困るケース(ドライブの前に外ブタがあるケース)もあるので、普通のベゼルも付けられます。ただしPioneerにシリアルナンバー入りでメール出して送ってもらう物なので、面倒なら最初から普通のベゼル仕様の廉価版を買うのもあり(中身やソフトが若干違うので、それがいやならS0ナンバー買ってベゼルをあとでもらうしかない)。

 とあるところにあるこのケースのレビューで、標準ベゼルが引っかかるので普通のにしたとありましたが、別に標準ベゼルでも使えますし問題ないです。ドアの内側の四隅に丸い磁石が付いていて、それが引っかかる原因とありましたが、見たところベゼルに引っかかる高さでもないし(ベイの上になる)、ドア全開にしたらどっちにしろ引っかからない。個体差で磁石の位置が違ったのかもしれませんし、ドアを100°前後にした場合なのかもしれませんが。

 長すぎるので、一度ここで切ります。次回第二部は、中から裏へ。

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