ASRock XFast RAMは簡単便利だけど……。
“ASRock XFast RAM”を試してみました。
デスクトップにある“ASRock Extreme Tuner”をクリック。これはASRockのマザーボード専用の統合ソフトで、マザーやCPUの状態、ファンコントロール、オーバークロックの設定、IES(インテリジェンス・エナジー・セイバー。節電機能設定)、そしてXFast RAMが選べます。このXFast RAMがASRock専用のRamdiskというわけです。
設定はわりと簡単。Drive LetterとDisk Sizeを決定し、オプションでキャッシュ等を置くかどうか決めるだけ。決めたら右下のSTARTを押せば設定終了。Ramdisk自体はすぐにリムーバブルディスクとして認識されますが、キャッシュ等の設定が効くのは再起動したあとのようです。あと、やってませんけど一応Backup XFast RAMというところにチェックすれば、電源が切れてもHDDにバックアップされるのかな。設定の内容についての説明が何もないのではっきりしませんが。
キャッシュ等の設定はまず“Ready Boost”。割当量も設定できます。デフォルトは230MB。ほかにMemory Pagefile、Systemu Temporary Files、User Temporary Files、IE Cache Files、Firefox Cache Filesと続きます。一応ディスクサイズは1GBにして、設定は六個全部ONにしておきました。再起動後に見ると、Ramdiskの使用料は450MBくらいでした。えらく多く感じますが、ページファイルのせいかな。これはSoftperfect RAM Diskでは設定してなかったので。
再起動後は普通に使えてますが、ちょっと別の問題が。なぜかHDDのドライブレターがずれました。起動ドライブはSSDでもちろんCドライブ。これは変わりません。次にFLORA440から移植したWDの2TB HDDが二台続くのですが、これがDとEドライブだったのに、EとFドライブになってしまいました。
またもう少し困ったのが、Softperfect RAM Disk。電源OFFで消えるQドライブはそのままなんですが、PC起動後にデータバックアップされてるイメージドライブのRドライブがなぜか消えてます。ただそこにインストールしてるFirefoxはちゃんと起動するし、一度Softperfect RAM Diskをスタートメニューから起動するとなぜか復活してたりします。データバックアップされてるせいか、そこにインストールしたFirefoxもそのまま普通に使えます。なお復活したあとおかしいのは、日本語化した表示が英語に戻ってること。いちいち設定し直すのも面倒です。
やはりRamdiskソフトを二重起動してるのがまずいのでしょうか。それにしてもDが消えるというのは意味がわかりません。一度Ramdiskの設定をやめてみたんですが、Softperfect RAM Diskがうまく動作しなかったりドライブレターの変化は元に戻りませんでした。
ちなみにDからEドライブになった二台目ですけど、ドライブレターが変化したわりには普通に使えてます。スタンドアローンなフリーソフト、たとえばメールソフトのEDmaxをDドライブに置いてたのですが、なぜかデスクトップアイコンのショートカットの設定もEになっていて、ちゃんと使えたりしました(ただ起動するとメール表示部分が最小になっていて、最初驚きましたが)。
※その後、いろいろしても元に戻せなかったのですが、他のソフトインストールしようとして気づきました。いつのまにかBDドライブがDドライブになってました。そりゃHDDのドライブレター変えられないはずだわ。これはやはりXFast RAM起動したときに変えられたんでしょうが、理由は不明。
閑話休題。OSのテンプやIEやFirefoxのキャッシュなどの設定はSoftperfect RAM Diskでもしていたのでともかく、メモリーページファイルなどはXFast RAMでしかしてないので、できれば両方使いたいんだけどなぁ……。あれ?バックアップも効くのなら、こちらにFirefoxなどもインストールすればSoftperfect RAM Disk要らないのかな? キャッシュ移動などのしくみがよくわからないのがいやだけど、最初からそんなものだと思えば、こっち使った方がいいのかも。ただバックアップ先がどこにあるのかわからないんですよね。起動ドライブのSSDに作ってたら、結局SSD使用しちゃうし。Softperfect RAM Diskではバックアップ先を設定できるので、HDD上にしてました。
しかし二重起動も無駄だろうし、どうしたもんか。Ready Boostだけかな、Softperfect RAM Diskで肩代わりできなさそうなのは。
そうそう忘れてた。ベンチマークとっておかないと……。
……あ、あれ? 遅い? Softperfect RAM Diskで作ったRamdiskと比べて誤差じゃすまない差があるような。ページファイルとか同じ場所にあるせい? それとも空き容量が少なかったから100MBで計ったせい?
ちなみに前回も貼りましたけど、Softperfect RAM Diskのはこちら。桁違いというわけではありませんが、この差は一体……うーむ。結局いろいろ面倒なので、XFast RAMは解除してSoftperfect RAM Diskに戻しました。ソフトをRamdisk上にインストールするのも、こちらのほうが楽ですし、ログオン時にオートでソフトの起動もできるので、何かと便利です。
その後、Softperfect RAM Diskが消えたり落ちたりすることは無くなりました。やはり二つ一緒に使ってたのが悪かったのかな。日本語設定が英語に戻ることはしょっちゅうありますけどね。
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