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『GAIKING』がハリウッドで実写映画になるかもしれない。

 東映アニメーションがかつて作ったTVアニメ『大空魔竜ガイキング』を、米ハリウッドで実写映画にする企画が開始されたそうです。米側のプロデュースはゲイル・アン・ハード率いるヴァルハラ・エンタテインメント。ゾンビもので大ヒット中のTVドラマ『ウォーキング・デッド』で知られていますし、ゲイル本人は映画『ターミネーター』や『アルマゲドン』のプロデューサーとしても有名です。
 記事の写真は以前、2010年に東映アニメが作って公開したCG製作のパイロットムービーのもので、おそらく今回の企画とはまた別ですが(製作者の記事)、多分こんな感じのごちゃごちゃディティールのあるロボットになるんでしょうね。

 東映アニメのプレスリリースはこちらに

>ゲイル・アン・ハードは、「『ガイキング』に携われることを非常に嬉しく思います。これは、日本屈指のコンテンツを世界中の観客に披露できる、とても大きな一歩になります。」とのメッセージを寄せています。

 まあこれから開始する企画の初っ端としてもえらく持ち上げてるのに驚き、ガイキングって米でそんなにネームバリュー高かったかなと不思議でした。調べてみると、米の一部ではTV放映してたんですね。『ロボテック』と同様にいくつかのアニメと一括でシリーズとして(もっともロボテックほど設定ガン無視でミキシングはされてないようですが)。そういえば東映はマーベル・コミックと提携したり、グループ全体で米への売り込みなど昔から積極的だったんでしょうかね。屈指のコンテンツというのも、ロボットアニメというジャンルでとらえれば納得できますし。

 物語はそのまま使うわけもないですが、せめて敵は謎の侵略者、侵略理由は移民(続編考えるなら理由は主人公側にはばれなくても可)、立ち向かうは多国籍チーム、母艦は大空魔竜、主人公はガイキングに乗る、これくらいは変えないで欲しいです。東映アニメが数年前にリメイクした『ガイキング The Legend of Daiku-Maryu』でもそこは同じでした。

 さて、なぜに今『ガイキング』かといえば、基本的に東映アニメが権利を持つ作品がこれしかないというのが一番かと思います。次に知名度という点で、当然下地があることでしょう。もっともごく小さい物ではあったと思いますが。『トランスフォーマー』は無論のこと、『ロボテック』や『ボルトロン』よりも知名度は低いでしょうが、あのデザインは全く負けてないと思います。

 米では七十~八十年代に『ショーグン・ウォリアーズ』という名前のシリーズで日本のロボットトイ等が売られていました。販売はマテル。詳しくは知らなかったんですけど今回調べてみると、マーベル・コミックからアメコミも出ていたようです。これに『ガイキング』も入ってたという噂もありますが、画像検索に出てくるアメコミには『コンバトラーV』『ダンガードA』『ライディーン』しか見受けられません。
 実はジャンボマシンダーがこのシリーズで売られていて、その中にガイキングが入ってた、ということのようです。超合金ではゲッターロボやグレートマジンガーなどは売られてますが、ガイキングは宣伝ページにスタンダード版があるだけで、実物は発見できず。詳しくは“Shogun Warriors”で検索すると色々出てきます。Wikipediaはこちら

 アメコミではただでさえカラフルなコンバトラー等が独特の絵でなかなか強烈ですよ。唇まで造形されてる他の二体もかなりキテますけど。表紙でマーベル・ヒーローのファンタスティック・フォーと戦ってたり、ガンテ(ライディーンに出てくる敵メカ?空母)がコンバトラーを襲ってたりとどういう話や立ち位置かよくわからないんですが、コンバトラーとダンガードは一応どこかの基地に立っていて説明されてるので、ロボット生命体とかではなく今の地球人が作った物だとは思います。
 フランス語のページなので本文は読めませんが、こちらの記事にアメコミのページがいくつか載ってます。
 あと日本のジャンボマシンダーの発売当時のCM動画も貼られてますが、『ライディーン』のCMがまた凄い。愛川欽也がライディーン持って、ギャグを言うだけという……まあひどい内容。こんなのあったのか。年代からすると映画『トラック野郎』出演で大ブレイクしてたころでしょうね。最後に米のCMもありますが、ここにガイキングも出てきます。ただ……なんでゴジラまで出る(笑)。同じマテルが販売権持ってたので、その流れでおおきなゴジラも出してたようですが、ロケットパンチというかナックルボンバーというか、怪獣の手を飛ばすなよ。ちなみに日本のゴジラのソフビも出してたんですけど、そちらのシリーズでは驚愕のラインナップが。ゴジラファミリーなのにウルトラ怪獣ばかりです……。

 アメコミ『ショーグン・ウォリアーズ』ですが、こちらにE-bayとセカイモンで漫画をゲットした人のブログ記事が。アメコミで全20巻とはまた短いな。やっぱ人気なかったのか。ライディーンのパイロットが黒人男性と白人?女性の二人…えー。

 閑話休題。『ガイキング』はおもちゃとしてはショーグン・ウォリアーズで出ていたわけですが、実際のTVアニメはどうかといえば、一応放送されてたそうです。ソースはこちらのブログ記事。無くなっても困るので引用すると、

>しかし、日本のロボット・アニメが実際に1980年代にアメリカで放送されていたことは確かである。「フォース・ファイブ」(Force Five)というタイトルで『大空魔竜ガイキング』(月)『惑星ロボダンガードA』(火)『ゲッターロボG』(水)『UFOロボ・グレンダイザー』(木)『SF西遊記スタージンガー』(金)がそれぞれ月曜から金曜まで放送されていたのである。

 なんとまあ、『ロボテック』は日本のアニメファンにもよく知られてるし『ボルトロン』もそれなりに知られているが、もうひとつ、別作品を集めたアニメシリーズがあったとは。もっともこれは帯番組名としての名前で、ロボテックみたいに設定もごちゃまぜというわけではなさそうですが。Wikipediaはこちら。『ゲッターロボG』と『スタージンガー』だけ名前変えてますね。

 そんなわけで、権利関連も簡単、知名度もないこともない、というのが企画に出た大筋の理由ではないかと。もしかしたら向こうのメンバーの中にファンがいたのかもしれません。いまだ実現されてないけど『ボルトロン』が映画化されようとしたり(ボルトロンの中でも百獣王ゴライオンの部分だろうけど)、今でもかなりのトイが出るのも、当時のファンが作ってるからですし。

 それでも、ハリウッドの技術で作られた日本ロボットは、やはり見てみたい。米ゴジラみたいな改変は嫌だけど、そこは東映のスタッフがんばれ。企画が実現し完成する事を願いまして、今回は終了。

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コメント

 2010年の東映パイロット映像は知りませんでした。格好いいですねぇ。大空魔竜が出てないのは寂しいけど(笑)。

 あとロボット(&怪獣)映画の話題といえば、ギレルモ・デル・トロ監督『パシフィック・リム』が有りますね。菊地凛子さんは兎も角、芦田愛菜さんの出演は……ですが(笑)。

Pacific Rim Official Trailer - YouTube
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=2vKz7WnU83E

投稿: 翡翠 | 2012/12/22 21:39

 『パシフィック・リム』は期待してます。話よりも映像に、ですけどね。ロボットより怪獣の描き方が楽しみです。なにせ名称までKaijyuですからね。
 ロボットはなぁ……まだまだ日本のアニメや特撮には及びませんな。シド・ミードと同じく工業スタイルの匂いがします。リファインに、いっそのこと日本のデザイナー呼んだほうがよかったんじゃないのかと。でなければ、『アイアンジャイアント』のデザイナー入れろよと。ボスボロット的なキャラで。


>2010年の東映パイロット映像

 あれ?と思って遡ってみたら、ここでは紹介してませんでした。当時東映アニメが『GAIKING』と『HARLOCK』と二本作って、上映されたりYoutubeで流れたりしてました。


 しかし過去の記事見てると、2010年はいろいろあったなぁ……うちの液晶モニタや液晶TV、PS3のtorneとか、もう二年も経ってたか。PS2の『ワンダと巨像』、途中で止まったままだ……PS3版買ったけどそっちもまだやってないし。
 あ、「燃える男のエヴァンゲリオン」だー。なつかしー。まだ消えずに残ってた。いつ見ても笑うわ。ついでにどうぞ。

http://yazumi.txt-nifty.com/blog/2010/01/post-234d.html

 おおっ、「爆熱戦記エヴァンゲリオン」名で他に出てる(笑)。続き書いた人がいるのか。あとで見よう。

投稿: やずみ | 2012/12/23 03:24

>  ロボットはなぁ……まだまだ日本のアニメや特撮には及びませんな。シド・ミードと同じく工業スタイルの匂いがします。

 スマート過ぎますねぇ。横山ロボット的な頭部はイイ感じだけど、ボディは細身のサイボーグをそのまま巨大化したようで。エヴァンゲリオンみたいな、(いい意味の?)気持ち悪さも無いし……。
 でも海外オタクには、『トランスフォーマー』よりも評判いいみたいです(笑)。

# ごめんなさい。ニコニコ動画は、いまだに観ないのです……。

投稿: 翡翠 | 2012/12/24 00:53

>パシフィック・リムのイェーガー

 はじめて見た時から、ゲーム『メトロイド』の主役サムスのパワードスーツ姿にしか見えませんでした。以下のブログに歴代スーツデザインが。
 ttp://d.hatena.ne.jp/nyusokude_yaruo/20120124/1327375167

 映画のトランスフォーマーはあの細かいディティールで元デザインとは随分違うイメージがありますよね。やっぱりあの無骨ながらスマートな元デザのファンなら、無駄にトゲトゲしいあれは好みじゃないでしょう。それに較べると、巨大さはずっと上でスマートに人間っぽいイェーガーはマシに感じるのでは。オリジナルだし。でもアイアンジャイアントや日本アニメが好きな人は多分嫌いだろうな。

投稿: やずみ | 2012/12/24 01:10

>  はじめて見た時から、ゲーム『メトロイド』の主役サムスのパワードスーツ姿にしか見えませんでした。以下のブログに歴代スーツデザインが。

 なるほど、(6体ならびの)左下のなんかそっくりですねぇ。

 海外オタクの間では、『Portal』なるゲームのGLaDOSなるロボットへの言及が多かったようですが……。

投稿: 翡翠 | 2012/12/24 13:50

>『Portal』なるゲームのGLaDOSなるロボットへの言及

 どっかで見ましたけど、見た目でなく、ロボットのコンピュータの声が同じ人らしいって書いてる人がいたんじゃなかったかな。声優さんが同じひとなんでしょう。

http://www.kotaku.jp/2012/12/pacific_rim_glados.html
 これか。私は「Portal」やったことないので知りませんが、いかにもコンピュータ音声らしいエフェクト入ってますよね。日本でいうなら「SPTレイズナー」のレイみたいなもんでしょうか。

投稿: やずみ | 2012/12/27 13:01

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