« さめうら荘。 | トップページ | 漫画家「内山まもる」氏、ご逝去。 »

SHARP電子レジスタ「XE-A280BT」

 今回はレジスタの話なので、お店とかで仕事したことないひと、興味のない方にはただの日記ですので、面白くないかもしれません。

 うちの店のレジ、何度か壊れたりパーツとかボロボロになってたのですが、ようやく買い換えることに。計算とかはまだできるんですが(時々ヘンなエラー表示が出るけど)、記録紙を回すゴムベルト(ギザギザが内側にあって、ギアと巻き取り軸を回す)が劣化しまくって伸びてたのを、途中でくくって短めにしてテンションかけてたらついに切れまして。既におかしくなったころにメーカーや問屋に聞いたけども、製造中止して長いので既にパーツ無し。もうどーにもならん状況に(今も輪ゴムで無理やり縛って使ってるけど)。支店のと二台買ってパーツ使い回したりしてたんですけどね。
 ちなみに機種はCASIOのCE3000。もう二十年くらい前のじゃなかったかな(同じものかはわからないけど1992年1/24発売と書いてる資料が)。

 で、今回新規購入したのはタイトルにあるSHARPの電子レジスタ「XE-A280BT」。基本本体(270)自体はちょい前からある機種ですが、SDメモリーカードやUSBケーブルを使いPCとデータ連動できる便利なレジスタです。280はこれにハンドスキャナーが標準装備されたもので、さらに購入した280BTは最新型でバッテリーが内蔵されたタイプ。停電時や電源のない屋外でも6時間ほど使えるという優れもの。お値段はミドルクラスですが、同クラスのレジスタとしては割安な方。標準小売価格で7万前後のところ、5万円台で買いました。

 でまあ買ったのはいいんですが──ハンドスキャナーですよ。商品のJANコード、いわゆるバーコードを読み取って、価格や部門などキーを打つ手間を省き間違いを減らせる便利な装置。今ではどこのスーパーやコンビニにもありますが。このレジスタを選んだ理由の一つは、POSではない独立系ながらこれが標準添付で結果かなり割安だったため(CASIOなどでは別売りで、単品で買うと2万円以上します)。もう一つの理由はパソコンでデータ整理とかバックアップが簡単にできそうだったから。
 ただね、普通に考えればわかりますが、実際に使われる店舗がどういう業種かわからないのだから当然品のデータなんてあろうはずもなく(もちろん業務用としてそういうデータ込みで売ってるサービスはありますが、当然高い)。ではどうするかというと、当然人力作業です(笑)
 商品をハンドスキャナーで読み込むと、未登録の場合部門と価格を入れよと出ます。ここでその二つを入れて登録すれば、次回から値札見なくても計算できるってわけです。とにかくあるものを片っ端からピコピコ登録していくわけですね。

 ただSHARPのサイトから無料で落とせる専用のカスタマサポートツールというソフトを使えばもうちょい細かい設定ができます。無料ですし、これも売りの一つですね。WindowsXP(32bit)からWindows7(32-64bit)に対応してます。7の64bitに対応してるので、将来的にも安心(下位のレジスタでは32bitまで)。
 パソコンとレジスタをUSBケーブルでつないでサポートツールをインストールして起動。するとサポートツール側でJANコードを入力しさらには価格以外に商品名(半角16桁)なども入れられるようになります(他の設定もできます)。もちろんちゃんとしたいつも使ってるキーボードで。いちいちJANコードや名前を全部手打ちで入れなきゃいけませんが、これは格段に便利。レジ側で登録したものも編集できますが、JANコード確認しながらになるので最初からPCで直に登録した方が手間が省けます。人力作業なので、結構な時間がかかるんですが。

 昨日は親父にJANコードや名前や価格を読んでもらい、私は延々とモニタに向かって打ち込んでました。5時間ほどでようやく3棚分くらい。棚や商品によって数は違いますが、単純計算であと12倍はかかりますかね……日曜なので5時間使えたけど、毎日がんばって20日間くらいかかるかな。小さな店ですが、雑貨は小さいものが多いので実に大変。バーコードのない商品とかなら直に打つだけなので楽なんですがー(さすがに最近のは全部ある)。レジスタ交換して平常運転できるようになるのはいつだろうなー。

 カスタマサポートツールで他にできることは、店名ロゴの作成ですかね。電子レジスタはどこのメーカーでも店名をデータ化して取り込んで使います。昔のレジスタはイラスト通りに彫った専用ゴムスタンプを作ってはめてたんですが、今のは殆どサーマルプリンタですしPCのプリンタと基本同じ。だから店名ロゴはイラストを送るか直データ送るかして向こうでデータ化するんですが(2GB SDカード込みで3,150円)、このツールを使えば自分で作って(実際にはグラフィックツールで規定のサイズで作成)レジスタに送ることができます。つまり手間以外タダ。すばらしい。CASIOは有料しかないのに。そもそもCASIOの同クラスは高いし、低価格のものはRS232Cの短いケーブル直結でしかPC使えなかったから使い勝手が実に悪いです(値段が倍くらい違いますが)。正直使い勝手はSHARPの圧勝かと(レジのキーとかの使い勝手は個人差あるので別として)。

 あと当然ながら電子ジャーナルのバックアップとかもできます。この機種は記録紙が1ロールしか内蔵できません。昔ながらのレジスタは左右に2個並びで内蔵、外に出してお客様に渡すレシートと中でぐるぐる巻き取るジャーナル紙とが同時に印字されるようになってました。残ってるジャーナルを読めばいつ何を売ったかがわかるわけです。もちろん巻き取ったあとは保存しておきます。ところが最近のレジスタは小型化のためかどちらか排他的な装着仕様になってまして、レシートを出す場合はジャーナルが使えないため内蔵メモリに電子的に記録するようになってます。この電子ジャーナルはもちろん内蔵メモリ分しか溜められませんので、安価な機種だと定期的にレシート用紙に出して保存することになります。しかしこの機種のようにSDメモリーカードが使える場合は、その大容量の中にバックアップできますので直にレシートに出すよりずっと便利。なにせサーマルプリンタなのでいくら専用紙を使っても長期保存には向きませんからね。PCでテキストデータとして出すこともできるようです(その手のソフトを使えばCSVデータでも出るとか。フリーの集計ソフトもありました)。
 もっとも買ったあとで知ったのですが、BTはなぜかジャーナル用途は使えずレシート専用でした(後部の巻き取り軸も着いてません)。どうせレシートは出さないといけないので問題ないですけど。


 ちなみにUSB使わずメモリーカードでバックアップや売り上げ記録のコピーや移送もできますが、使えるのは一応SDカードの1GBと2GB、SDHCカードの4GBらしいです(8GBくらいもいける気はするけど無駄)。2GBくらいでも数年のデータが入るようですが、あとで使い回しとかできると便利なので4GBのものにしました。メジャーどころでは今どきこれくらいのサイズは逆にあまり置いておらず、かなり高めでしたがSanDiskの4GBを購入。急いでたので近所のヤマダ電機に行きましたが、安いUltraがなかったので結局Extreameになりました(ネットより千円高いが、そもそもamazonでも1,980円)。なんというオーバースペック(笑)。無期限保証が欲しいだけなんだけど。

 ただ思わぬところに問題が。店のPCの2.5inchベイにカードリーダーが内蔵されてたんですが、これにメモリーカード差したところ、なんと読み込み不可。どうやらこの内蔵カードリーダー、SDHCに対応してなかったようです。最近のCFカードとかメモリースティックも普通に使ってるので、まさかSDHCに未対応とは思わなかった。他からカードリーダー持ってきて使ったものの、実に面倒。外付けカードリーダライターのほうが使い回せて便利なんだけど、店の場合は場所をとるので内蔵のほうがいいんですよね。それほど高いものでもないし、そのうち交換するかな。

 ともあれあとは地道に登録。隣の新店舗用にももう一台買ってありますが(もったいないので要らないと思うんだけど、まあ予備と思えば)、そちらはSDカード経由でフルコピーすればいいだけなので二度手間はかからないはず。

 とにかく個人商店では半POS的なこともできるかなり便利なレジスタだと思いました。商売人にしか関係ないけども。それなりにお金をかけるとより便利になりますが(仕入れや棚卸の専用ソフトとか)、ここまで諸費用はかけられないのでパス。

|

« さめうら荘。 | トップページ | 漫画家「内山まもる」氏、ご逝去。 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: SHARP電子レジスタ「XE-A280BT」:

« さめうら荘。 | トップページ | 漫画家「内山まもる」氏、ご逝去。 »