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唐突な別れと絶望と虚脱感と諦観と一縷の望み。

 ここ最近PS3では『モンスターハンターポータブル3rd HDver.』をやってました。8月に発売されたものですが、9月半ばから本格的に開始、それでもまだ百数十時間で用意されたクエストの半分もクリアしてませんが。ゲームはもともとPSPで出たもののPS3版でPSPとのセーブデータ同調機能などがありますが、PSP版は持ってないのでPS3のHD Ver.のみで遊んでました。10月になってからより時間を割いていて、武器も弓がそこそこ使えるようになってちょうど乗ってきたころでしたが……。

 一昨日17日の深夜(18日になってただろうか)でしたか、あるクエストで熊系モンスターを倒し(捕獲し)依頼終了、あとは村に戻るだけ(残り一分とか出て時限待ち)のところ、ぴーっという音とともに突然画面がブラックに。PS3が強制終了しました。えー、今やたいした敵ではないとはいえ、終わってまだセーブもされてないのに電源落ちるってなによ? と思ってたのですが、フリーズとかバグとかそんなちゃちなものではありませんでした……。

 コントローラーのPSボタンを押して電源再起動……ぽちっとな……ピーッピーッピー、ぷつん。
 ……あり?

 今度は本体の電源ボタン押して……ぽちっとな……ピーッピーッピーッ、ぷつん。

 ……な、なにぃ!?

 何度押しても、電源ランプが青に変わったと思ったら薄い黄色っぽくなって、すぐに赤点滅で電源が切れます。これはつまりソフトの問題ではなく……本体の故障! 電源すら入らないということは以前のBDドライブの不調ではなく基盤自体の……というところで唖然となりつつも絶望感が。これはPS2までのハードと違う、デジタル時代のPS3のいろんな縛りがすぐに脳裏に浮かんだからです。特に悪名高き日本のデジタルコピーガード絡みの問題が。

 うちのPS3は60GB HDD内蔵のいわゆる初期型です。発売された中ではもっともコストのかかった全部入りのPS3ですが、最初のタイプなので今ではかなり壊れやすいタイプと言われてます。購入したのは初期型が製造終了して二世代目に変わるときで、そのときのブログの記事を見ると2008年1月17日とあります。その後、初めて壊れたのが記事によれば2009年11月7日で、大体二年前ですね。この時は基盤ではなくBDドライブだったので、セーブデータとかの問題は全く関係なくバックアップにも支障はなかったのですが……。

 そう、基盤故障となると普通に修理かと思えば、今どきのものは丸ごと交換になるんですよ。あまりに細かいのでいちいちばらしてピンポイントで修理するよりは、既にあるもの、または修理品を付け替えるほうが楽というわけです。問題は先のデジタルコピーガード関連。基盤が変わると固体が違うということで、前の基盤とtorneで録画した動画データなどの再生が不可能になるのです。

 torneはハードウェアとソフトウェアで管理されてるので、その視聴キーのようなものが内蔵HDDにインストールされたソフトで制御されてPS3本体とtorneをリンクしてます。レコーダーやTVでの外付けHDDと同じく、どちらか一方が変わると見られないという日本ではごく一般的なひどい仕様(あのカードのせいです)。せめてtorne本体とHDDのリンクの固定なら、PS3本体が変わっても見られるんですが(日立やmaxellなどの使ってるiV仕様のTVやHDDレコーダーだと、iVDR仕様HDDカセットを別のハードウェアに持って行ってもコピーガードはHDDカセット自体で括られてるのでBDのような感じで映像を見られます)。このtorneの視聴キーは普通のHDDのバックアップでは移せず、PS3から別のPS3へのデータ転送ユーティリティでしかできないそうです。起動できるのは、あくまでPS3一個だけに起動データがあるという状態だけなわけですね。

 torneは2010年7月7日の記事が初起動とあるのですが、そのあと外部に余った500GB HDDをつけてその半分少々録画してました。基本的に3倍で録ったし地上波だけなのでDRだけのTVで録画するより容量の効率はいいんですよね。アニメのシリーズを3本とドラマシリーズを1本、映画他をいくつか録ってましたが、本体が起動できないのでは視聴キーをバックアップソフトで移動モードにできず、キーがなければたとえ新PS3や修理PS3にソフトをインストールしても前の録画データのHDDがあっても見られない。まさに宝の持ち腐れ。ちなみに修理に送ったらHDDは初期化されるそうで、そういうキーの抜き取り移動とかのサービスはないそうです。

 また他にもゲームのセーブデータは基本的に内蔵HDDにセーブされるので、本体が起動できない以上、自分で毎回バックアップでも取っていなければ当然そのセーブデータはなかったことに。PCなどにHDDを接続してセーブデータだけ読み込めれば問題ないんですがそれはできないようですし、数カ月前に一度別の外付けHDDにバックアップ取ってますが、そのあとの、『MHP3rd HD Ver.』のように最近やってたゲームのセーブデータはありません。PSPと連動させていれば一方のデータはあったかもしれませんがー。

 ともかくせめて本体が起動できれば、そういうデータもバックアップできます(ただし一部ゲームのセーブデータや著作権に絡む動画などは不可)。というところで、この故障がどのようなものか検索したところ、見事にヒットしました。実は初期型で特に既知の故障内容だったようで、いろいろありましたがこちらのブログ記事に詳細原因の推測などが書かれてます。

 有償修理を拒むならば分解して修理が一番いいのでしょうが、一度開けると未開封シールが剥がされ二度とサポートセンターには持ち込めません。それもなんかもったいないので、ドライヤーで温めて一時的にでも直ればラッキーとしか……。素直に有償修理にすればサポートは続くし短期間の保証もありますが、再発の可能性も高いのがネックですし、基板変えてHDDもフォーマットするなら新型買ったほうがマシかもしれません。新型も同様の故障はあるそうですが、可能性はまだ低いかなと。いずれにしろセーブデータのバックアップが取れなければまた一からとなりますので、現段階での最重要課題は、起動させてセーブデータのバックアップですね。一時でも起動できれば『MHP3rd HD Ver.』のセーブデータだけでも……。

 最悪torneの動画は諦めるしかありません。先に書いたようにtorneのデータはLANケーブルで旧型PS3と新型PS3をつないでデータ転送ユーティリティを使って移動させるしかありませんが、(外付けHDDの動画はムーブしないと思うけど)移行されるのはtorneのデータだけではないので時間がかかります。内蔵HDDの使えるデータをまるごとムーブするらしいのです。ドライヤーでの簡易手当てではそれだけの時間正常に起動するかも不明です。
 というかこの初期型を修理するなら、そもそも一台しかないのだから転送ユーティリティは使えませんよね。つまり本体の基板交換修理の場合、ゲームのセーブデータはまだしもtorneの動画データは完全に使えなくなるってわけです。これはほんとなんとかならんかなぁ……Bカス、消滅するんじゃなかったのかよ……。


 というわけで、どうなったかはまた次回。

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