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SONYから3D表示対応24インチ液晶ディスプレイ「CECH-ZED1J」

 海外向けに発表されていた3D対応24インチ液晶ディスプレイが、日本でも発売決定したそうです。型番は「CECH-ZED1J」。発売日は11月2日。定価は44,980円(税込)。
 確かあちらでは499ドルということだったので、円高考えると価格は大体予想範囲内でしょうか。ただし既に予約が始まってますが、Amazon.ne.jpではなんと初っぱなから14%引きの38,629円!だったのが、さらに9日現在18%引きの36,724円になってます。ヨドバシ.comでは10%引きの40,400円だけど4040ポイントが付いて会員なら実質36,360円と、どこでも既に4万切ってます。海外ではPS3用の3D対応ゲームが同梱されるとも聞きましたが、まあそれはPS3持ちにしか意味ないのでカットされても妥当。しかし3DメガネとHDMIケーブルがそれぞれ一個付くということですし、定価は単純に見ると今どきの24インチモニタとしては少々高めですが(TVじゃないのでチューナー無し)ゲーム向け機能と付属品など付加価値はかなり高いと思います。

 安物モニタとの差異というか特徴を書いてみると、

 24インチサイズとしては多分初のフルHDながら4倍速の液晶で、なおかつ標準的な3タイプの3D映像規格、フレームパッキング、トップアンドボトム、サイドバイサイドに対応。もちろん2D映像でもVA液晶なので発色や視認性はいいでしょうし(視野角はIPSに次ぐ)、安物モニタにつきもののTN液晶では相手になりません。バックライトはエッジライト方式のLEDで消費電力削減に貢献してそうです(消費電力60Wというのは、スピーカーもついてますし24インチとしてはまあまあでしょう)。

 入力はHDMI端子が二つにコンポーネント端子が一つ、RCAのアナログ音声入力が一つ(ステレオ)に、ステレオミニ端子のヘッドフォン音声出力が一つ。HDMIが二系統あるのでPCやPS3、レコーダーなどで使い分けできます。コンポーネント端子は説明によればプレイステーション2やPSPをつなぐのに使えます、だそうです。無論去年まで作られていた3000より前のPS3やレコーダーでも、コンポーネント接続できますね。なおPSP用にズーム機能もあり。

 音声はHDMI入力でもリニアPCMの2chだけで基本ステレオしか入りませんがそれはスピーカーが2.1chだから。左右スピーカーと、背面にウーファーが点いてるそうです。残念ながら2ch用のバーチャルサラウンドなどは無いので、サラウンドで聞きたければ他にワイヤレスバーチャルサラウンドヘッドフォン使うか、AVアンプにつなげということでしょう。HDMIはARC未対応ですがそもそもチューナーが無いのでこの機器から出す音はありません。

 詳しい概要は公式サイトSONYのニュースリリースを参照のこと。


AV Watch
SCE、PS3用の24型/4倍速3D液晶を11月2日発売
-44,980円。2人プレイを別画面表示「SimulView」

 以下雑感。

 あくまでモニタでチューナーは無しということで、TVの代わりにはなりません(チューナーかレコーダーつなぐか、PS3とtorneのセットをつけるなどで補完する)。じゃあ購入するとして買う人の環境を考えると、

 1.パソコンを持っていて、もう一つモニタが欲しい場合。あってもいい場合。

 正確には、今いいモニタ持ってるけどゲームするには応答速度等で使いづらかったり、ちょっとマシなサブモニタが欲しい人、または安物TN液晶を持っていてもうちょっとマシなモニタが欲しい人の場合。基本ゲーム専用か兼用で普段はPCのセカンダリでつかうって用途ですかね。二台持つならどちらかサブになるわけですが、色空間とか厳密なモニタをメインにするならこちらがサブでしょうけど、そうでもない場合は3D見たりするときは正面にしたほうがよいのでこちらをメインにしたほうがいいでしょうね。あと普通のPCモニタはアーム等に対応してますが、おそらくこのモニタは対応してないんじゃないかな。その場合、正面以外に置くなら置き場所も考えねば。
 TN液晶モニタやノートPCを持ってる場合は、利点は綺麗でわりと見やすくより大きい画面(フルHDでしかも3D対応の)が手に入る、ことにつきるかと。少し古いノートPCなどのようにアナログモニタ出力しかない場合はそのままでは無理。デジタルモニタ出力があるなら、PCモニタケーブルをHDMIに変換すればPC一台は普通につながるはず。コンポーネント端子も一つあるので、新しすぎなければHD機器をもう一個つなげられます(もちろんPS3でも可)。ただPCもゲーム機でもゲームを全くしないという人なら、これよりやはりPC専用のモニタ買った方がいいでしょうね。PCならsRGBを正確に表示できること、またはAdobeRGBが使えることのほうが倍速液晶よりよほど役に立つでしょう。


 2.新しくデスクトップパソコンかPS3を買うけど、部屋にモニタは持ってない場合。

 一台目のPC用にわざわざこのモニタを選ぶ理由があるとすれば、4倍速と3D対応(PCのソフトに使える3D方式がある場合)のVA液晶というコストパフォーマンスしかないかと。もちろんPS3への親和性は高いのでPS3持ちならPCとPS3の切り換え使用もしやすいこれを選ぶと便利かもしれません。PS3の新型BD用リモコン「CECH-ZRC1J」はPS3の無線通信と赤外線通信の二つの機能を持ってますが、赤外線通信でこのモニタの全機能を使えるそうです(ということはSONY形式信号の赤外線受信機があるわけだ)。逆に言えばリモコンは別売りなんですが、デスクトップに置いて使う場合は手元からそれほど遠くないのでリモコンが絶対必要とはいえないし、その分安くなるのでよいのでは。機能は付属するしないよりも使えるかどうかが問題で、使えるのなら言うことはありません。
 TVは見られないし、二つの入力画面をダブル表示にすることもできないようです。となればTVの無い部屋に置くのに適当とは言えませんが、どうしてもこれ一台で見たければPCにチューナーつけるとかしたらいいだけの話かな。


 3.PCもモニタもTVも部屋にあるけど、さらに欲しい場合。

 そういう場合もありますよね。TVはデジタル対応TVだけど古かったり安かったりでゲームに向かない場合(応答速度、発色、PSP対応など)、PCモニタも古くかったりTN液晶とかそれほどいいものでなくて買い換えたい場合とか。結局のところ、ゲームプレイ用モニタ用途としての欲求で、ついでにPCのサブ。
 PC用途としても24インチならデスクトップでちょうどいいくらいのサイズですし(まあ勉強机などには大きいかもしれませんが)、フルHDでもこれなら文字とかまだ読みやすいかと思います(60cm前後なら。TVのように1mも離れるとPCの小さな文字はちょっと読めません)。TVは普通に遠くで見て、集中するゲームは近い場所に置いたこれでするというのもいいかも。


 個人的には、サブモニタとして使う用途は無くて一人でする3Dと4倍速でのゲーム用途が目的なら、先日発表されたヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」のほうがよいかもしれません(Amazonではほぼ値引き無しだったのに既に予約締め切りに)。値段が大分違いますが、見やすい3Dやバーチャルサラウンドヘッドフォン(5.1chまで)などもあって、没入感などはあちらが上でしょう。24インチでは大画面というほどではありませんから、HMDと比べてそう見た目が上ということもないでしょうし。応答速度ははっきりHMDが上。強いて言えばHMDはフルHDではないので2D画面のゲームやビデオなら、こちらが細密で綺麗かもしれません。わざわざ3DのためにメガネかけるならHMDかぶるのもそう変わらんかと思うし(暴論でもないと思う)、どうせならHMDがいいかな。ただし価格差があるし汎用性はこちらが高いのも確か。発売日もHMDは11月11日とさほど差はありませんし、売れ行きがどんなものか興味深いところです。

 そういえばSimulViewのように二人で一つの画面でゲームするというのは面白いけれど、対応ゲームでないと使えないというし、PS3では当然対応させるだろうけど他のゲーム機のゲームは追随するんだろうか。PCゲームなら対応も難しくはなさそうですが、SONYの独占技術だったりしたら、このモニタのユーザーしか使えないものにお金払ってまでするとも思えませんが……。あと3Dメガネの左右で見える映像をそれぞれプレイヤー1とプレイヤー2用の画面にするわけだから、ゲームの対応もそうだけど3Dメガネもこれ専用のでないと駄目だし、これも当然特許取ってるんだろうな。そうするとSONYのTVはともかく、他のメーカーはやはりこのシステムつかわないかな。

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