パイオニアからユニバーサルプレーヤー「BDP-140」
パイオニアから3Dに対応したBlu-RayDisk Player『BDP-140』が9月下旬に発売予定だそうです。
プレスリリースはこちら。公式サイトのページはこちら。AV Watchの記事によれば実買2万円だとか。BDプレーヤーと書きましたが、実際はユニバーサルプレーヤーで、CDやDVDに加え、なんとSACDも再生可能。最近SACDの話題が続くのでついでに上げてみました。
USB接続やDLNA1.5にも対応し、接続先のUSBメモリやNASやPCのHDD上のAVCHDやAVCREC、JPEG、MP3、MKV、DivX Plus HDの再生もできるそうです。中国製などではよくあるユニバーサルプレーヤーですが、DLNA1.5対応とかは珍しいでしょうし、なにより日本メーカーならサポートも安心できます。
他には無償提供のiOS/Android用アプリ「iControlAV2」を使ってスマートフォンから無線LAN経由の再生などもできるそうです(別売りの無線LANアダプタ使用時か無線ルータ接続時)。1080pへのアップスキャンもあるし、DeepColor、x.v.Colorにも対応で当然HDMI接続。スマートフォン対応というのを除けば、ほぼPS3と同等の機能を持ってますね(性能差はどうかな)。HDMI端子、光デジタル端子、コンポジットRCA端子、アナログステレオ端子、LAN端子(100BASE-TX)がそれぞれ1つ、USBはフロントとリアにそれぞれ1つ。
3Dに対応してるということは部品もそれなりに最新のものだろうし、実買2万というのも手頃。HDDにHD動画溜め込んでるひとなどはPCに無理させずにこれでTVに再生もできるわけで、結構便利かもしれません。PC点けてないときに見るとしたら相手はNASでないと駄目かな?
ただ去年出た一つ上の機種BD-430が同等の機能を持ちつつ今や実買1万5千円前後だし、さらに上のBDP-LX54という機種は格安のところだと2万5千円ほど。LX54は定価8万2千円というのは伊達じゃなくて、筐体はしっかししてるし性能も評判は良いようです。
この二機種のプレスリリースはこちら。こちらはAV Watchの記事。
違いはいくつかありますが、再生面でBDP-140との大きな違いとしては、SACDには対応してないということ。ユニバーサルプレーヤーとしてはそれもアリですが、SACD絡みの記事内では紹介しづらい……。SACD抜きでBDプレーヤーとして見るなら、今の価格差ならLX54を選んだほうがよさそうですね。去年年末の発売だそうなので、年末か来年あたり出るかもしれない後継機ではSACDも再生可能になってるかもしれません。
なお前の記事でも書いてるように、HDMI接続でAVアンプなりSONYの新ヘッドフォンMDR-DS7500なりにつながないとSACD本来の音やHD音声は聞けませんので注意。
ちなみに他の日本のローエンド・ユニバーサルプレーヤーを見てると、DENONの「DBP-1611UD」という機種がBDも3DもSACDまで対応していて、希望小売価格が52,000円で現在最安値で3万円ほど。DLNA対応とは書いてないけどネットワーク対応でNASやPCのファイル再生できるとあるし、ほぼBDP-140と同機能。つくりはもうちょいマシそう……と思ったらディスクが出てこない不具合が起きることがあるというクチコミが価格ドットコムに。こりゃだめだ。マランツのOEM品はまだトレーがマシとのことですが……いずれにしろ使いにくそうです。
そういう意味ではOPPOのユニバーサルプレーヤー「BDP-93 NuForce Edition」のほうがデコーダー内蔵アナログサラウンドスピーカー端子付きと一台でもなんとかでできるんですが……9万台……いややっぱりまだ高いか。パイオニアのBDP-LX54を定価で買うことを考えたら絶対こちらがお得ですけどね。そもそもこっちはもひとつ高いレベルのプレーヤーの格安版、ミドルレンジかミドルエンド?という感じですし。HDMIも二つ付いてて映像と音声別にできるそうだし、筐体見てもなんかこう値段以上の差があるような……個人輸入だと6万台という話だしなあ。いやまあ較べるのが間違ってるかも。日本でもこういうAVアンプ要らずなプレーヤー出ませんかね。
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