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無敵の「AcroIEHelper.dll」。

 先日CCleanerというソフトを使うことがありまして。使われてないキャッシュやレジストリの不要な部分を検索、消去してくれるソフトです。あまりにOS置いてるHDが肥大化してたので、試しに使ってみたのですよ。そしたら110GBほどあったのが、一気に60GBくらいに減りました。まあインターネットブラウザの一時ファイルが多かったんでしょうけど、大分すっきりしました。
 そのときにですね。CCleanerのアプリケーションの項目の中に今はもう使ってないはずのAdobe Acrobat Leaderの古いバージョンの名称が出ていたのです。アップデートされたときに消されたものと思ってましたが、フォルダやいくらかファイルが残ってたうえにレジストリにデータが残っていてCCleanerが読み取ったようです。アンインストールしようにもその情報すらないし、まあ二三のファイルだけだから……と直に消せばいいかと甘く見ていたのですが……。Acrobat 8.0や9.0はすんなり消せました。ところがAcrobat 7.0がどうしても消えないのです。エラーが出てアクセスできませんとだけ。そしてその原因は一つだけ残ったファイル、C:\Program Files\Adobe\Acrobat 7.0\Activexの中にある、そう「AcroIEHelper.dll」だったのです……。

 ぶっちゃけOSに詳しければ難しいことではなかったのですが、まあろくに知らない人には大変でした。全くの素人だとまずわからんな。

 最初に思ったのは属性が読み取りファイルなのか?ということでしたが、確認したところやはり違いました。では新しいバージョンを使っていても何かでつながっているのか?ということも考え、新バージョンもすべてアンインストールしてみましたがやはり消せない。
 ここは素直にネットで検索「acrobat 7.0 acroiehelper.dll 削除」。
 AcroIEHelper.dllは結構邪魔というかトロイの木馬の名前に使われることもあるそうで、違う置き場所にあったりするのは気をつけろなどというページがいくつか出てきました。その中で、こちらのページにシンプルに削除方法が書かれてました。これによればレジストリデータがやはり邪魔なようです。あとTorendoMicroにある「HiJack This」というソフトを使うとわりと簡単にレジストリやら消せるというので試してみましたが、レジストリのある値は消えたものの肝心のファイルは消えず(当然か)、手動でもやはり消せません。
 このソフトで出た該当するレジストリの値は一個だけだったし、再びスキャンしても出てきません。なので今度はCCleanerでスキャンしていろいろ消しても、やっぱり同じ。ええい毒食らわば皿までよとFree Windows Registry Repairを使ってフルスキャンしてみても、やっぱり同じ。最後にAcrobat Leader X(10.1)もアンインストールしてすべて消去後、デフォルトのRegiedit.exeを起動させ、AcroIEHelper.dllを検索して出たもう一つのレジストリも消去しました(フォルダの数字が違ってたので7.0とは関係ないだろうとは思いましたが)。やっぱりだめー。

 次に最初の検索から出た他のページを探すと、Adobeのサービスページにバージョン6.0ですが削除方法が一応ありました。普通にアンインストール起動させろとい当たり前な手順が先に出てきましたが、そもそものアンインストール情報などはとっくに消えてるし、Acrobat Leader 7.0なんてもうどこにもないので(8.2ならAdobeにまだありますが、フォルダやファイルの並びが変わってたので意味がなかった)一度インストールして再アンインストールというわけにもいかない。というわけで第二の手順は「コマンドプロンプトでAcroIEHelper.dllの登録を解除せよ」というものでした。

 で、これを試してみたがこちらもやはりうまくいきません。regsvr32コマンドを打ち込むとエラーが出ます。ちなみにエラーメッセージに「戻りコード:0X80070005」と出たので、今度はコマンド名とエラーコードで検索。dll関連の登録解除についてという質問ページを見つけました。これによれば

 「コンポーネント(officeav.dll)にアクセス権(アクセス許可)がなく DllRegisterServer() の呼び出しに失敗している。」
 「登録されたレジストリ項目にアクセス権(アクセス許可)がなく削除に失敗している。」
 だそうです(上の質問でのコンポーネントがofficeav.dll、こちらの問題ではAcroIEHelper.dll)。

 まあ仕組みはよくわかりませんが、とにかく自分のアカウントが管理アカウントだから普通にできるかと思ったら、これはAdministratorアカウントでないと駄目だそうです。カスペルスキー切ったりspywareblaster切ったりいろいろしたときに、もうこれ以上はセーフモードで試すしかないかなとは思ってたので、素直に再起動してF8押しでセーフモード、Administratorにログインしました。

 でコマンドプロンプトからまたregsvr32を試したのですが、やっぱり駄目。エラーコードは同じです。試しにさっきのFree Windows Registry Repareでもう一度消せる分は消して、直にファイルを消そうとしたけどやはり駄目でした。Administratorアカウントでも駄目ということはregsvr32の問題ではないということか……と思ってたところ、ふいに思いつきました。コマンドでなければコンポーネントにアクセス権がない……ということはつまりAcroIEHelper.dllの問題? 試しにプロパティを見てみると通常アカウントでは出ない管理項目が。そこで見ると、「フルコントロール」にチェックが入っておらず、チェックがあるのは二カ所のみ。もしやこれでは?と、他のファイルを見るとそのファイルではフルコントロールにチェックが入っていて(というかすべてチェック入り)、変更も削除も可能。さっそくフルコントロールにチェックを入れ、その後ファイルを削除であっさりと削除されました。長かった……三日ほど(実時間は三四時間くらいですか)これに手こずったので、まさかこんな簡単なことだとは。

 ということで問題は解決しましたが、そもそもなんでこんなのが残ってたのやら。店のPCの問題だったのですが、システム構成時期が古い家のPCでは普通にバージョンアップ時にアンインストールされてたので、7.0フォルダが残ってなかったか、素直に消せたかどっちかだったはず。もしかすると初起動時にAdministratorアカウントで入ってAcrobat Leader 7.0をインストールしてたのかな。だから他のアカウントだと削除されなかったとか?


 まああとあとの為にここに書き記しておきましょう。

 フォルダやファイルのアクセス権はAdministratorアカウントで変更できる。ただの管理アカウントではその情報を見ることもできない。Administratorアカウントでもデフォルトですべてがフルアクセス可能なわけではない。以上。
 ちなみにどんな画面かはこちらのページも参照のこと。ユーザー名からすべてのファイルをフルコントロール可能にもできるようですが、それは危ないのでやめた方が無難かな。

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コメント

 ドメイン参加してるXPだと、Administratorじゃない管理者でもアクセス権をいじれますけどねぇ。ワークグループだと違うんですね。
 という訳で、とても勉強になりました。憶えとかなきゃ。まあ普通は、私用個人PCでアクセス権を見ないでしょうが(笑)。

投稿: 翡翠 | 2011/06/15 00:17

 ドメイン参加という言葉すら知らなかったので、こちらも検索しました。なるほど……というかそれ、単体のPCでする意味あるのでしょうか。まあ今ならノートPCもあるのでできないこともないんだろうけど……あ、ノートのほうはXP Homeだった。orz


>アクセス権

 普通は見ませんし、意識もしませんよね。せいぜいが管理アカウントかゲストかってときくらいしか。とりあえず消せたので結果オーライってことで。何かのお役に立てば何よりです。

投稿: やずみ | 2011/06/15 02:45

 LAN/WANにコンピューターが多い法人──企業・学校などは、自前のDNSサーヴァーにクライアントをドメイン参加させてるようです。よく分からないけど、効率いいんでしょう(笑)。管理・共有・サーヴィス授受などで。
 コンピューターをドメイン参加させると、ドメイン・ログオンする“ことができる”ようになります。ログオン画面に、「ログオン先」という選択項目が現れて(ローカル・ログオンするには、「このコンピュータ」をログオン先に選ぶ)。まあ縁が無ければ、どうでもいい知識ですね(笑)。

投稿: 翡翠 | 2011/06/15 23:53

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