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災害時のために。電力消費、供給ガジェット。

 災害時に何が困るって、多分一番は水と食料でしょう。あと今回のように生活現場と完全に切り離される災害の場合は衣食住の残り二つももちろん困る。親戚の家とか泊まれるところがあればいいけど、避難所だけではかなり苦しいし、車で寝泊まりだとエコノミー症候群なども不安。逃げられた人はまだしも、各戸で孤立してるひとはそれすらない上に停電で不安な夜を過ごしてる。そういうとき一番助かったのは(上記のものを除いて)ラジオ、という人もいます。情報がまったく入らないと救出されるまでのモチベーションも下がりますし。

 そんなわけで災害対策用にいくつかアイテムを検索してみました。まあみなさん同じことをしてるようで、検索のトップに結構上がってるわ、売りきれてるわ。普段気にかけないこともあってか、初めて知ったものもあったりしたので、一応紹介しておきます。てか、自分のためにも。いずれ在庫が復活し余裕があったら買おう……。

 3/15 ソーラー充電器のところにリンクスタパ齋藤さんのレビュー家電Watchのレビュー追記。

 まずはラジオ。災害用となると、一番最初に考えるのは電力供給。普通に電池使うものも多いけど、ラジオは低消費電力なのでダイナモ内蔵で自家発電するものも十分実用的です。なのでまずはダイナモ内蔵、防滴仕様で捜してみました。

SONY 防災用 手回し充電 FM/AMポータブルラジオ ホワイト ICF-B02(W)

 まずはSONY。ホワイトとありますが、他に側面がオレンジのもの、本体がブラックのものと三種類あります。前機種ICF-B01というものもありましたが表記などのマイナーチェンジで中身は同じようです(安ければそちらを買う手もあり)。LEDライト(二種類)とAM/FMラジオ付きで防滴設計(JIS IPX2相当)。手回しダイヤルで発電し、いくつかの携帯電話用アダプタで充電も可能。サイズが手頃で形もシンプル、普段使用しても問題ないですね。しかしどうせなら充電口をUSBにしてくれればもっと対応増やせたのに。うちのはWillcomだもんで使えそうにないです。あと防滴は弱めなので、水につけるのは厳禁。
 電源は乾電池、ACアダプタ(付属せず)、そして手回しダイナモ発電。1分回してライトが15分点灯、AMラジオが約60分聞け、電話は待ち受け90分、会話3分だそうです。電話は結構頑張らないといけないけど、ラジオやライトはこれで大分助かりますね。
 amazonでは定価?ですが、価格コムで見ると3千円くらい安いところもあるようです。

 TOSHIBA 充電ラジオ TY-JR10-W

 東芝の手回し発電の災害用ラジオ(amazonでは災害用と検索しても出てきませんが。損してるなぁ)。白以外に赤色あり。小降りで丸みを帯びて発電時に持ちやすそうではありますが、少し不安定かも。実際に試してみないとSONYとどっちがよいかわかりません。なおレビューではハンドルが折れたというのがいくつか……この手のでそこが弱いとなるとなあ(まあSONYのでももげたと書かれてる人がいますが)。SONYよりレバーが長めに見えるのできゃしゃなのかな。まあユーザーの力の入れようにも問題があるのかもしれないが。
 基本機能はSONYと同じ。充電時間と仕様量なども同等。違うのはこちらはLEDライトが一種類、サイレンの音が出せる(要充電)、防まつ仕様がJIS第4種でSONYより強い(SONYのは濡れた手や布で触ってもいい程度で、こちらはどこから水を被ってもいい程度。生活防水級)。あとSONYにはポーチがつくらしいけど、こちらにはないとか。

 ヤマタニ ダイナモ防滴トーチラジオ D グレー/イエロー 5818N
 なんかいかにもタフそうなデザインとカラーがカッコいいんですが、携帯電話と一緒の写真をみるに思いの外小さいです。防滴仕様、サイレンありなど東芝製品と同等に見えますが、防滴のレベルは不明。各ハンドルが弱めとかラジオ受信が弱いとか、小さいけれど四角いのでハンディというわけではないというところが弱みといえば弱み。なお、ヤマタニは現在スターリングと社名変更していますが、防災グッズその他の販売は継続しています。

 DRETEC コンパクトラジオライト ブラック PR-307BK
 DRETEC(ドリテック)の災害用ラジオ。LEDライト、手回しダイナモ、携帯電話充電可能、AM/FMラジオに防滴性能と基本機能はあり。防滴レベルは不明。黒以外に赤(というかオレンジ?)もあり。こちらも結構小柄。
 値段は一番安いのですが、注意点として全体がラバーコートのようです。ドリテックの同系の防滴仕様でないラジオも同様で、径年変化に弱くベタベタになったとレビューがあったので正直これは止めた方がよさそう。うちにもラバーコートの栓抜きがあったのですが、数年でベタベタになり売り物にならなくなりました……。

 防水機能のない手回しラジオは他にもかなりあるので割愛。コンパクトなものなら、防水パックなどを使う手もありますが、本体だけで完結してるほうが便利だよなぁ。しかしSONYも東芝もどちらも完璧とはいいにくい……。広角タイプのLEDライトがあってダイナモのハンドルが短い分頑丈そうなSONYがいいかなと思いますが、東芝のほうはサイレンあるし、防滴仕様が強いところを考えるといざというときはそっちが重要だろうか……。もう少し高くてもいいから、もっとタフな構造のラジオどこか作らないですかね。別に防災用といわずとも業務用として売れそうな気がするんですが。普段はダイナモ使わず電池で使えばいいんだし。

 さて、ラジオはおいといて、電源が取れなくなったとき充電器は他に何かあるか捜してみたところ、ちょうどGIZMODEさんが記事にしてました。ありがたいことにUSB充電ができるダイナモだそうです。ひとつはなんと自転車用ダイナモに充電池を内蔵し、USBでも出力するというシロモノ。

 MT-031USB サイクルチャージャー
 リアタイヤの上あたりにつけるダイナモと、ハンドルにつけるLEDライト、それからUSB端子のつく充電ケーブルのセット。注意するのはUSBケーブルは直付けらしいので、簡単に交換するわけにはいかないこと。リアのダイナモからフレームに固定して前へ引っ張ってハンドルに機材つけてそこにつなげる用途が基本のようです。ニッケル水素充電池内蔵のため、ある意味タイヤ浮かして(スタンドは必要)ライトはつけずブン回して充電だけするという方法もありかも。となると走る必要もないので、より災害時向けかもしれませんね。

 ちなみにE-WERK(イーウェルク)という自転車のハブダイナモ(タイヤの中心部ハブに内蔵するダイナモでタイヤ横のものよりずっと軽く発電効率がよい)に着けてUSB機器などへの充電が行なえるトラスミッターというものもありました。ただこちらは基本25,000円と高額な上に取り付けもかなり難しそう。それに充電池は内蔵していないため長距離で走りながらの充電という用途のまるで違うもので、災害時向きではありません。もっとも機器によっては安定して充電するためにキャッシュバッテリーを付けねばならないようで、そっち付ければ上のサイクルチャージャーと同様に使えるのかも。というか自転車のダイナモの場合不安定なのが当たり前だからバッテリー必須かも。中には、ハブダイナモからのUSB充電装置を自作したひともいるそうな。凄いな!


 次は手回しのUSB充電器「LT-06HEC」。基本携帯電話への充電専用なのですが、どうも出力がUSB端子miniBらしいので(違っててもWillcom用としてminiB端子ケーブルが付いてるので変換ケーブルでなんとでもなる)普通にUSB機器にも充電できそうです。ただまあ電話を数分くらいならまだしも、PCとか他の機器への充電はかなりしんどいでしょうねぇ。

 最後に。乾電池や充電池の汎用性は疑うべくもなく、ならば乾電池仕様の製品と充電池と、どこでも繰り返し充電できる充電機があればよい。現時点ではそれは、手回しダイナモ以外では太陽電池しかありえません。
 もうすぐ消えるかもしれない充電池ではトップレベルのブランド「エネループ」に、その太陽電池で充電する充電器があります。「エネループ ポータブルソーラー」がそれ。太陽電池部が一枚のものと二枚で折り畳みできるものがあります。amazonのページはこちらから

 本体は平たい四角(ツインは二枚分)。ソフトカバーの中に太陽電池が入っていて、外付けでUSBモバイルブースター(リチウムイオンバッテリー)部があります。以前のものと同じで一旦バッテリーに充電しそこからUSB機器などに充電する形ですが、充電池が内蔵から単体でも売られている商品KBC-L3Aになったので別に買った製品と付け替えることもできますし、汎用性は高くなったかと。ツインだと二枚分なので効率は高め(かなり大きくなるけど)ですし、結構実用的かも。ツインで一時間充電させたモバイルブースターだと、携帯電話で約40分の通話が可能だそうです。モバイルブースターへの完全充電は一日半必要だそうですが、いざというときはそれでもないよりマシですよね。

 3/15追記。
 スタパ齋藤さんがポータブルソーラーを購入しケータイWatchでレビューを書かれてました。家電Watchでも伊達浩二さんがミニレビューしてました。


 エネループのソーラー充電器はピラミッド型のものが最初の製品ですが、こちらはちと大きいし災害時やキャンプなどには使い勝手はよくなさそうです。
 他にLEDライト付のものもありますが、レビューによれば効率はともかく発電環境が厳しいとのこと。蛍光灯ではだめだそうです。サイズはポータブルソーラーのシングルと同程度なのかな。ただしこちらはJISUのIPX4等級の防滴仕様なので、そういう点では災害向けかもしれません。充電池は内蔵タイプで、USBケーブルで充電する機器を接続する仕様になってます。モバイルブースターなどをつないでそちらに充電もできますので、USB充電器を買えば単三や単四のエネループにも充電できます。価格的にポータブルのツインと比べ割高になりますが。

 太陽電池なので雨や曇りの日、夜は充電できないのはネックですが、これだと自力は必要ないし充電中は他のことをしててもいいし、USB対応なら普通のエネループだろうがスマートフォンだろうがなんでも対応可能な点は上のラジオなどよりずっと便利かもしれません。どんなものでも同じ系統ばかり集めてもしょうがないので、手回しダイナモも太陽電池充電器もどちらもあれば便利なのは間違いないでしょう。
 問題は地震や大火事などの災害時に、この手のガジェットをひとまとめに持って行けるかということですが(笑)。普段からまとめて袋に入れておけばいいんだろうけど、とすると充電池などもそのままにしとくということで日常的には使いづらいか。やはりいつも持ち歩くバッグにポータブルソーラー入れておくのがいいのか……ラジオも? なんか重そうだな。いやこれ持ち歩くなら、一緒に入れておくラジオは単四電池式の小さなやつでもいいか。

 とすると、防災袋には手回しラジオを入れ、ポータブルソーラーと充電池と小型ラジオは日常的に持ち運び(自宅と店をいったりきたり)昼間は充電させ、時々ラジオは使用して充電池を使う。こんな使い方がいいか。うちは自営業だから問題ありませんが、普通のサラリーマンな方々にはお薦めできませんね。ポータブルソーラー、シングルならまだしもツインだと重いわでかいわ。それに仕事場で太陽にあてるのも簡単ではありますまい。事務的なものでずっと動かない部署ならまだいいかもしれませんが。

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コメント

 ども。前機種のICF-B01(シルバー)を所有しています。
持ち運びも考えての購入ですが、切っ掛けは阪神淡路大震災だったっけ?
といっても、たまに気まぐれでラジオを聞く以外ほとんど使っていませんが。。

 不満点は、USB給電が出来ないこと、また、USBやACアダプタでバッテリーに充電できないとこ。そして、充電量が判らないこと。
ですかね。
 そんなに頻繁して使う物でもないのでこれで良いのかもしれません。

 個人的には自宅に置きっぱなしなら、セイコーSQ692Wなんて良さそうです。
http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_review/yajreview/20101101_403450.html

投稿: 神子秋沙 | 2011/03/14 08:03

 秋沙さん、こんにちは。
 情報ありがとうございます。実際、今ならUSB給電だといろいろ対応機器が増えるんですけどねぇ。少し古い時期の製品なのでこれはしょうがないのでしょうけど、バージョンアップしてほしいところですね。パナソニックも防災ラジオ、作らないかね。

 セイコークロックの情報もありがとうございます。時計ジャンルとは盲点でした。そのせいか防災ラジオとかで検索しても出てこなかったんだなー。

 ただ、詳細を見てるとラジオとしての機能は若干使いづらそうですね。本体もちょっと大きめなので、ラジオとして選ぶならやはりSONYのほうかな……。逆に大きい分ダイナモのクランクはまわしやすそうですが。
 電波時計というのもいいところではありますが、今回のように発信基地が停止してしまえば普通の時計となんら変わらんというのもなぁ。でもいざというときのために普通の時計買うくらいならこっちを選ぶ、というのはアリでしょうか。

 手回しダイナモというと、子どものころになぜか家にあってたまに遊んでました。ただ回してるだけでしたが、クランクを持って本体をブン回すといやりかたで。あれだとさほど手がつかれませんが、よくクランク壊れなかったなぁ。この手の防災ラジオとかであれやろうとしても無理だけど、ああいうやり方ができる機器があればもっと楽だろうになー。

投稿: やずみ | 2011/03/14 21:33

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