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紫外線除去膜付、高演色20W直管蛍光灯「FL20S・N・EDL-NU」二社。

 間が空いてしまいましたが、前回に続き今回は直管20W形蛍光灯のレビューです。先日購入した三菱オスラムの「FL20S・N・EDL-NU」と、以前購入して現在使ってるNational(今買うとPanasonic表記になってるかも)の「FL20S・N・EDL-NU」と、比較用にNationalの前に使ってた日立のきらりUVプラス「FL20SS・EDK/18-F」を使います。

 三菱オスラムの管には「色評価用、褪色防止形、演色AAA、昼白色」他。
 Nationalの管には「美術・博物館用、紫外線吸収膜付、演色AAA昼白色」他。
 日立の管には「きらりUVプラス、18ワット、きらりD色」他。

 とそれぞれ表記があります。どれも内面に紫外線吸収膜が塗られていますが、外からは分かりません。外側は普通のガラスです。外見で分かるのは、美術館用の二本はノーマルのきらりUVより一回り管が太いということです。あと美術館用の二本は一見、印字された文字以外は同じように見えますが、両側の金属の口金が少し違います(明らかに別のパーツ)。本体はどこかのOEMで印字だけ変えたというわけではなさそうです。

 おっと、あともうひとつ。三菱オスラムの管にはPSEマーク以外にJISマークがあるのですが、Nationalの管にはありません。代りにSの意匠のマークとそれに続くJETという文字があります。調べてみるとS-JET認証という財団法人「電気安全環境研究所(JET)」なるところが出す第三者認証のマークだそうです。きらりUVプラスも、見るとS-JETマークでした。日本では今のところこの第三者認証制度は4社しか認可されてないようです。簡単に言えば、技術や安全面ではSマークのほうがJISマークよりも世界的に通用するマークってことでしょうかね?

 閑話休題。

 さて、パルックやきらりUVなど今の標準である三波長形蛍光灯の演色性は大体Ra84前後。古い白色蛍光灯は60前後ということで、三波長蛍光はかなりの進歩を遂げた蛍光灯でした。今ではこれがデフォルトですが。ただ三波長、中でもパルックで時々気になるのが緑被りです。白が緑っぽくなったり、赤が妙な色合いになったり。

 まあそもそもが完全な色が撮れないデジカメにも多少原因があるかもしれませんが、それでも元の元、光がより良ければ随分助かります。その指標になるのが演色数値。太陽光や写真撮影にも使うレフランプ(大きな電球)等が基本で演色はRa100です(小さい電球でもRa100かもしれないけど)。安物の蛍光灯やLEDはそれよりずっと落ちるので、そのためこうした高演色ランプが色評価用などとして売られています。
 私も赤色の被写体でどうしても色が出ないことがありました。なんか赤が濁ってたり微妙な色の差が出てなかったり。これがカメラによっては見た目通りとはいかずとも、色評価用ランプを使うとちゃんと違いが分かります。高演色ランプだととりあえずオートホワイトバランスでも面倒がなくていいですし(無論ライティングや露出は考えないといけませんが)。
 一番の問題は基本的に直管蛍光灯しかないってことで、小物を撮るには幅広すぎて光の形を切り取りにくく、遊びづらい……ってことでしょうか。

 とりあえず被写体を写しましょう。被写体は赤といえばこれ、のアスカさん、そして白といえばの綾波レイです。いや手元にすぐあったのでつい。製造別の商品でバランスが違いますが、背丈が大体同じだったのでこれで。

 照明器具は山田照明のデスクトップスタンドZライト、Z-208(2007年製)を使います。20W直管用クランプ式です。一応点灯後30分ほどしてから撮影。使用時間はきらりUVプラスかNationalが一番長いですが、たましにしか使いませんので時間ははっきりしません。
 カメラはいつものKonicaminolta DiMAGE A-200。ISO50、オートホワイトバランス、マニュアル露出でF3.5、シャッタースピードは1/25、テレマクロ166mm(35mm換算)です。設定はデフォルトでちょっと暖色系の画質のカメラです。


Pict7627_r5uv20w

 まずは日立のきらりUVプラス。これは実は色がD(昼光色)形、しかもきらりUVシリーズは他社より色温度がさらに高め(7400K)なので正確な比較はできませんが、買ったときは安売りでこれしかなかったので。Zライトに最初ついてたやつは確か甥にあげたのでないのです。

Pict7628_r5uv20w_40


 とりあえずこれが標準の三波長蛍光灯(Dだけど)の色合いだと思ってください。ただD色のせいか(きらりUVの説明には、他より色温度も上げてさらに白く明るくしたとあります)色評価用が暗すぎるのか、SSが1/25だと他より一段明るいです。この二枚目、1/40で大体同じ感じに。

Pict7620_r5nationalaaa20w


 次にNationalの美術・博物館用です。N(昼白色)で色温度5000K。Zライト用のクランプと一緒に通販で買いました。地元では売ってなかったので。紫外線対策無しの色評価用はあったんですけどね。これは先に書いた通りSSは1/25ですが、上の1/40と大体近い明るさに。


Pict7622_r5aaa


 最後に三菱オスラムの色評価用です。今回購入したもの。Nで色温度5000K。基本的に上と同じはずですが、店用にまとめて買った蛍光灯もほんの少し個体差があったので、多少の差異はあるかも。


 一般三波長蛍光灯のNがないのでなんともいえませんが、色合いの違いはこんな感じです……ぱっと見、あまり気になりませんね(笑) 。見比べると確かに色合い違うんですが。

 高演色タイプと較べるときらりUVのほうが青白っぽいですが、前に見たほどの緑被りはないです。これは単にきらりUVがパルックよりいいってことか、N色でないからか。きらりUVのN色と較べてみないと、色合いの違いはなんともいえません。赤は明らかに違う色合いなので、好み次第でしょうがやっぱり高演色タイプの色の方がいい。なお撮影も液晶モニタも一応sRGBです。広域色モニタですけどキャリブレーションは手動でしてるので、私が見てるのは正確な色合いではないかも。

 でもまあ、これくらいは気にしないひとは気にしないだろうなぁ。というわけで、パルック以外なら普通の三波長蛍光灯でも問題はないかと思います。電球形とかだと高演色タイプは今のところありませんから、普通の三波長蛍光灯使うしかないしね(先日の記事で書いた豊光社のやつくらいで)。

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コメント

 きらりUVのN色(色温度5,500K Ra84)、わたしも2007年9月がら使い続けてます。とっくにコネクター付近が黒ずんでるものの、なかなかチラつきが出ないので(笑)。
 そんなわけで、色の良し悪しは分かりませんけど。

投稿: 翡翠 | 2011/02/13 22:51

 自室の天井からつるした72Wペンダント器具にも「きらりUVプラス」使ってますが、こちらもD色です。直管20Wと一緒に閉店セールで買ったのですがD色しか置いてなかったのよね。

 部屋の主照明としてはD色はないよなぁとは思うんですが、うちのもまだ切れないので(笑)。てかそもそものペンダントのほうが接触不良で天井のつり下げコンセント浅く付けて固定してないし、買い換えたいんですが、安くていい器具がない……。

 なおこの手の蛍光灯はさすがにメインで3年も使ってると大分暗くなり色も黄色くなってるはずです。変えると見違えるようになりますよ(今のが点いてる分にはあまり気にならないかもしれませんが)。

 標準の三波長蛍光灯は、普段よく使う場所なら寿命はせいぜい3年前後と考えておいた方がよいです。間接照明とかでなくメインやデスクスタンドに使うなら二三年で定期的に交換した方が目にはいいかも。
 またハイグレードタイプは光の持ちも寿命も倍以上と言われてますので、取り付けが面倒な場所の器具なら交換時にいい蛍光灯にしといたほうが無難ですね。きらりUVシリーズだときらりUV輝か。

投稿: やずみ | 2011/02/14 13:49

 実は予備として、きらりUV輝N色が有るんです。2009年9月──無印きらりUV蛍光管の黒ずみを発見したときに、買い置きしておいたのが……。
 と言うか、「輝」だということに気づいてませんでした。パッケージが異なり、値段も数百円高かったのに(笑)。

投稿: 翡翠 | 2011/02/14 23:15

 そういえば、実は今回調べるまで「きらりUV輝」を「きらりUVてる」だとばかり思ってました。日立のサイト見ると「きらりUVかがやき」となってました……。
 いやね、かがやきって呼びづらいもので、まさかそっちだとは。大体なぜ「き」という送りがな外すのかと(商標登録とかの関係かねぇ)。

投稿: やずみ | 2011/02/16 06:18

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