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Solatorobo~それからCODAへ~ 「For LITTLE TAIL」から始まった。

 『ソラトロボ ~それからCODAへ~』は、サイバーコネクトツーが開発、バンダイナムコゲームスから10月28日に発売された、NintendoDS用のアクションゲームです。

 そもそもはサイバーコネクトツーがサイバーコネクトという名前だった13年前に、PlayStation用に発売したゲーム『Tali Concherto テイルコンチェルト』が始まりでした。

 当時人気絶調のアニメーター結城信輝がキャラデザインをつとめたのはなんと犬と猫の擬人化のような姿のキャラクターたち(原案はサイバーコネクト側)。まあ宮崎版『名探偵ホームズ』での犬ホームズ、ああいう感じの、もっと等身低くてカワイイタイプの獣人ですね。このイヌヒトとネコヒトの二種族がいて、分厚い雲の上、空に浮かぶ島々が国土という王国を舞台に、古代兵器の絡む冒険ドラマが展開する、アクションゲームでした。気球や飛行船での移動、『未来少年コナン』に出てきたロボイドのような、頭部がなくて肩の上に人が乗って動かすロボットたち。コミカルなキャラクターと3Dポリゴンで書かれたロボのガチなアクション。OPは当時としては出来のいいアニメーションで、綺麗な歌声とともに記憶に残るすばらしいもの。実にPSらしいゲームでありました。

 で、それから十数年、いつか続編をという気持ちはファンも制作者も同じでしたが、それがようやく今年、形になったわけです。なぜかDSで。それがこのゲーム『ソラトロボ~それからCODAへ~』です。

 なんでDSにしたのかは、まあ会社の事情があるんでしょう。正直PSで出たものだから、やはりいまなら最低でもPSPあたりにしてほしかったとは、おそらく殆どのファンが思ってるところでしょう。しかし十年以上構想を練りつつもゲーム開発にこぎだせなかったのは、結局販売側が売れるとみてくれなかった、そして設定自体がマイナージャンルのせいでもあります。

 こういう獣人タイプのキャラを好むひとをケモナーと陰では言うそうです。ケモノ好きなんで、ケモナー。いや別にわたしはそういうのではないけども、犬猫好きだし、飼ってるし、結城さんの獣人キャラはカワイイですよ? それに宮崎、いやフライシャーロボの系譜であるSDメカや飛行船などというレトロフューチャーな世界観。嫌いなわけがありません。でも、どこか宮崎アニメのマイナー時代と同じ色があるんですよね。ゲームアクション自体もおもしろいのに、見た目の受けが悪いという。そのせいか、当時『テイルコンチェルト』自体の売り上げはさほどのものでなく、結局続編が作られることもありませんでした。

 それが構想10年、制作3年をかけてこの新作がようやく出たのです。そりゃ買わないわけにはいきませんよ。たとえDSでも。いやまじめな話、WiiとかXbox360だったら、いくら欲しくても買ったかどうかは微妙ですけどね。ハード持ってないし、ここんところ懐具合がよくなかったし。

 スタイルはDS向けに大分変わりましたが、設定やお話は前作をさらにグレードアップして冒険ものとしては定番な、壮大な話になってます。3Dポリゴンとの親和性にあまり違和感ない、ドットで打たれたCGもよければ(正直拡大とかされるとDSの限界でみづらいんですが)、音楽もすばらしい。DSでなければもっと綺麗で迫力あっただろうとは思ってしまいますが……。

 前作『テイルコンチェルト』のOP曲「For LITTLE TAIL」を歌ったのは今や世界にも知られるKOKIAさん。しかしその後なぜかCD化されず、ゲームや歌手のファンにとっては幻の一曲になってました。今回は「LieN -リアン-」というユニットの三谷朋世さんという方のボーカルです。ユニットの一方は作曲の福田考代 (ふくだ ちかよ)さん。ゲーム本編の曲も作ってます。前作の歌とは違う傾向ですが、今回もまたすばらしい歌でアニメとともにゲーム世界を盛り上げてくれます。

 主題歌はこちらのトレーラーで流れてます。
 『Solatorobo』1stトレーラー。HDで見るときは、ようつべのページに飛んで選んでください。

 


 このゲーム、特典いっぱいの限定版があったのですが、amazonでの予約は早々になくなり失敗。その後ようやく見つけたGEOオンラインで予約できましたが、他より値引き率高かったので結果的には助かりました。限定版特典は設定資料集、オリジナルサウンドトラックCD。予約特典でスタッフインタビューやノンテロップOPアニメ二種類の入ったDVD「プレリュードディスク」とポストカードがついてきました。OPアニメは丁寧な作りで定評のあるスタジオ「マッドハウス」が制作。OPの歌、BGM、そしてアニメまでもが全て手に入ったのですから、もうなにもいうことはありません。予約できてラッキーでした。サントラとかCDが発売される可能性、低いからなぁ。主題歌などもシングルカットされてませんし(出るなら、今どきはゲーム発売時にはとうにアナウンスされてる)。

 さて、ゲームの内容はおいといて、今回某所で情報書き込もうとして検索したところ、なんと『テイルコンチェルト』のOP「For LITTLE TAIL」が、13年の時を経てフルバージョンでCDに収録されていたことを知りました。聞いたことの無いひとは、下の動画でどうぞ。

 『テイルコンチェルト』OP 「For LITTLE TAIL」 by KOKIA


  歌・作詞:KOKIA
 作詞・編曲:周防義和

 wikipediaの「テイルコンチェルト」によるとこの主題歌の印象的なフレーズ「ザビアツタ」は造語だそうです(作詞作曲は別ですが、今回の『ソラトロボ』の歌にも造語があるそうな)。で、この曲のフルバージョンが収録されたCDが、この8月に既に発売されていたというニュース。
 「Road to Glory~long journey~」。PCオンラインゲーム『ドラゴンネスト』の曲のためのマキシシングルらしいですが、そこに幻のデビュー曲も含まれたのだそうです。フルコーラスで。しかも別アレンジバージョンも。

 そうと聞いては選択の余地もなく。
 さっそくポチっとな。
 躊躇などするはずもなし。

 正直オンラインゲームなどとまたマイナーなジャンルのCDで、今だとやはりマイナーな十数年前のゲームの主題歌が入ってるんですから、まだ売り切れてなかったのは不幸中の幸い。初回特典で『ドラゴンネスト』関連のものがいろいろついてたみたいですが、こちらの歌が目当てだし特に要らん(笑)
 いい歌ですんで、お勧めです。

 『Solatorobo ~それからCODAへ~』もお勧めです(ゲームとしてはどうだろう。わたしは好きですが、両親指の付け根が痛くて死にそうです。アクション自体は難易度低いんですが、DSというハードウェア向きのゲームデザインではないかも)。これのOPもいい歌なのでお勧めしたいのですが、これも限定版特典以外でCD化されるか微妙なのが残念。

 そうそう、キャンペーンで話題作りにTVCMを100通り作って一挙放送したそうです。ギネスを狙うため、現在の記録80本を超えて、どうせならときりのいい100にしたそうですが。公式サイトのページからみられるようです。なんつーか物凄い(笑)。基本15秒CMなので、キーワードごとに作ってあり、ヒントっぽいのもありますね。ギネス認定されるといいですな。
 しかしここまでしても、発売後一週間目ですでに約4割引した店舗があるという情報が……。まあ通常版だからなぁ……。

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