« NECの新無線ルータ「AtermWR8700N(HPモデル)」 | トップページ | 『劇場版マクロスF 虚空歌姫』を見に行く。 »

『KONICA MINOLTA DiMAGE A2』購入。レポートその1。

Pict7005_2r1


 2月末、KONICA MINOLTAのハイエンドコンパクトデジタルカメラの最終系、DiMAGE A2を買いました。2004年のデジタルカメラなので(6年も前だ)、もちろん中古。ヤフオクで、送料込み1万3千円弱。2年前に買ったA200の半額近く。A200も今は2万ちょいかそれ以下ですが、それより古いA2の値がもっと下がってるだけか。2年前はA200よりは高めでしたが。

 ブツは鏡筒の先、レンズフードの取り付け部の出っ張りの一部が割れてるけれど(フードはちゃんと付けられます)、それ以外は特に問題ない模様。正直修理の効かない部分というのが気になったけど、社外品の予備電池二つ付きで、元箱他全部揃いにワイヤードリモコンも着くというのでこれに決めました。

 A2のあとに発売された我が愛機DiMAGE A200もハイエンドコンデジの範疇ですが、正確にはこれの後継機ではなく弟分といったところ。基本スペックは近いものの、A200ではいくらかスペックダウンしてます。もっともその反面バリアブルモニタになってたりサイズが小さくなって軽くなったおかげで取り回しは楽になっていて、使い勝手が悪くなったという感じはさほどありません。グリップなど小型化したおかげで、女性など手の小さい人にはA200のほうが向いてるかと。

 スペックとしてはレンズは基本同じもので、画素数も800万で同じ(センサーは違うかも)。A200になって変わったのはEVFが普通になって、処理プログラムが少し進化したところか。多分日中、外で使う分にはA200のほうが有利な面が多いです。室内でじっくり静物を撮る、またはフラッシュ焚くようなシチュエーションだと、A2のほうが有利かもしれません。外付けフラッシュの一般的なシンクロ端子もデフォルトで付いてるし、ワイヤレスで外付けフラッシュを同期させることもできます。A200はシンクロ端子は特殊なアダプタが必要で、ワイヤレスには対応してません。どっちにしろ未だ外付けフラッシュ持ってないんですがね。

 どちらが便利かはユーザーの状況によるし、使い込んでみないとわからないなー。

 発売当時のネットのレビューはこちらとかこちらに。A200のレビューはこちらとかこちら。私はこのレビューを見て、バリアングルと画質で2年前にA200を選びました。

Pict7009_2t1r1_2


 外見。A2はA200に比べ、あきらかに大きめ。グリップもダイヤルや液晶があって厚みがあるせいか、しっかり持てるけど若干力が入るし、本体も重い。たとえA200と同じグリップストラップ付けても、重さがあるから軽々と振り回すという感じにはならないかな。無論、普通の一眼レフタイプやパナソニックのコンデジFZ-50や富士フイルムのネオ一眼系などに較べればずっと軽く、レンズ次第でさらに軽い一眼システムはあっても、200mm望遠と使用範囲を考えると、マイクロフォーサーズでもこれほど軽くはなりません。それでもA200のほうがまだ軽いのですが、外装がA2はマグネシウムだそうなので、そのせいか。A200はプラスチックです。どちらも黒のシボ加工の塗装してるので、見た目はあまり変わりませんが。ちなみにフードはどちらもプラスチックですが、A200の外側は地のまま、A2以前のはシボ加工してます。

Pict7010_2t1r1_2


 A2はA200に較べてボタン等がかなり多いです。正直使いやすいのは右のグリップ前後にあるダイヤルぐらいで(個別にSSと絞りが操作できる。A200は他のボタン押しながらなので面倒といえば面倒)、個人的には他はA200のほうが使いやすいです。
 特に左側にダイヤルとボタンがあり、普段そう変えない設定もいちいち専用ダイヤルで変えるため、A200に較べてファインダー覗きながら設定変更するのはちょっと面倒というか、正直難しい。A200の場合、右手側で少ないボタン押しながら変えるため、ファインダー覗きながらでも大抵はできます。A2も、せめてISOやWBなどはファインダー覗きながら簡単に変更できればよかった。一応ダイヤル動かさなければボタン押すだけですから、一二種類くらいはできないこともないですし、全体の設定を記憶させることができるので、いっそのこと全部それに組み合わせておくという手もありますが。
 AFやMFの切り替えはスライドスイッチで独立してますが、A200はボタン。A2のほうが間違って押すことは無いとはいえ、A200は押しにくいところだしモニタで確認できるから慣れたらどちらも同じかな。
 全体的にボタン配置が微妙。まあA200でもAEロックボタンは遠いところにあるので、どっちもどっちか。

Pict7012_r1


 こういうダイヤルの多さは、多分銀塩カメラのころからの負の遺産かも。光学ファインダーの場合、殆どの設定はファインダー内には映りません。だから設定時は当然目を外し、カメラを見ながら設定します。そのため目視でわかるようダイヤルやレバーの設定方法が多く、右肩などに液晶のデータモニタがついた後もこれで設定内容が外側からわかるようになったため、基本操作に変わりはありませんでした。デジタル一眼になっても、背面モニタにでかでかと設定内容が映し出されます。

 でもEVFになるとモニタ内に映される情報が格段に違います。EVF覗いてるときは、別に目を外す必要ないんですよ。だからダイヤル設定方法よりも、押しボタンの組み合わせで多様な設定ができる方法のほうが便利なこともあります。あまりボタンをつけられないコンデジなどのほうがそういう面では進化してます。A2はなまじ大きめのコンデジなので一眼ライクな設定が多く残り、A200はコストダウンと省スペースのおかげで若干普通のコンデジに近くなってます。普段十字ボタンになんの設定も割り振られてないなんて……まあその代わりフレックスフォーカスポイントがそのまま自在に動かせるのは良いけども。A200では一度ボタン押してから移動でした。


 話かわって、A2の最大の特徴は、パナソニックのマイクロフォーサーズのG1が出るまで唯一無二の高解像度EVFが使われていたこと。約92.2万画素(ただし30fps時のみ)のチルト可能なEVFです。

 A200で一番不満だったのが、機能的にマニュアルフォーカスが可能なのに、EVFがまあまあな上にフォーカスポイント付近の画像を拡大するデジタルマグニファイヤーがほぼ使い物にならないため(画像を単純に倍加する感じでギザギザ画面になってしまう)、性能的にMFがしづらいということでした。厳密にいえば一応裏技でマグニファイヤーを抑えられますけど、そもそもEVFの解像度が低いため、まずもって正確なMFは不可能。マクロでコントラストがはっきりしたあたり、しかも直線だとわりとわかりやすいですけど……。

 しかしA2の場合、さすがは伝説化した高解像度EVF。被写界深度の深い(つまりボケが少ない)コンデジではありますが、なんとかMFが使い物になるくらい見えます。画面サイズも最近のコンデジと比べればずっと大きいですし、実に精細です。パナソニックのDMC-G1のEVFを始めて見たときは驚きましたが、さすがそれに次ぐ解像度です。デジタルマグニファイヤーもやはり解像度は落ちますが(おそらく60fps時と同じ25万画素程度に落ちてる)、A200と違いすっきりした画なので十分使えます。まあMFが機械式でなくリング回すと電気信号で動作するタイプなので、一眼レフのMFほどぴたっと出すのは難しいですが(行き過ぎたからと戻すと感覚的にラグがある)。

 その反面、このEVF、異様にコントラストが低いです。全体が白っぽく薄く表示されるため、その点ではMFが使いにくく、そもそも光学ファインダーと違って撮影画像に近い画像が撮る前から見えるというEVFの利点が害されているといってもいい。EVFの設定には輝度設定はあってもコントラスト設定がないため、撮影画像にあわせた画面にはまず出来ません。実際に撮影された画像の色合いやクセを覚えて経験で補うしかなさそうです。って、MFができる以外はA200のほうがマシってことか。背面モニタは色合いもコントラストもちゃんと出ます(当然、撮影画像に正確といえるかは他機種程度に不明)。
 もとよりコンデジではAFがメインなので、どちらかといえば色合いが普通に見えるA200のほうが普通に撮るにはやはりいいかも。

 高解像度EVFはアイセンサー付きで、覗くと自動的に背面モニタから切り替わる、または目を外すとEVF画像が消えるようにもできます。省電力のためにEVFだけ使うことにして、センサーで外れたらモニタ画面カットという設定も可能。もちろんEVFかモニタの固定使用もできます。追尾AFなどもそうですが、グリップに埋め込まれた金属片がセンサーになってるため、握ってないときはモニタやAFがONにならないようにも設定できます。
 A200はA2の様にアイセンサーはありませんが、そもそも一方を使うときはそれしか使わないので手動切り換えでなんの問題もありません。私は普段はEVFを使いますし、そのときは背面モニタは裏返してますしね。バリアングルモニタを選択した状態で裏返すと自動でEVFに切り替わりますし、表にすると自動でモニタに変わります。こういったオートの変更は、単にモニタが出ずっぱりか隠せるかの違いによるものですね。

 A2がA200よりも使い勝手が悪いとしたら、その第一は背面モニタがバリアングルでなく縦だけのチルト式なこと。A200は最近のデジカメでは考えられない小さな1.8型モニタながらバリアングルのおかげで撮影スタイルの自由度は高いです。中途半端な角度でもユーザーの姿勢に合わせて見られるバリアングルの恩恵は実にすばらしい。もちろん反転して自分撮りにも使えます。サイズと解像度から、実際は構図やフォーカスポイントの確認くらいしかできませんが、決まった角度でしか見られないA2のチルト式は使い勝手がどうしても劣ります。液晶自体は同じサイズなんですが解像度は微妙にA200が上らしい(さほど変わらんけど)。裏返しにしてカバーもできるA200と違い、A2はそのまま出ずっぱりなのもマイナス。一応ファインダー覗いても液晶部分に鼻やほっぺたが触ることはありませんが……。

 代わりといってはなんですが、A2の高解像度EVFはチルトするので、真上に向けて上から覗き込むこともできます。A200のEVFは固定。姿勢や目の当たりがつらいけど(眼鏡なら問題なし)高解像度EVFが上からでも使えるのはありがたい。手持ちだとつらいけど、三脚にセットしてるときはEVFでいいかな。バリアングルモニタとはそもそも使い道が違うので、これはこれでよし。三脚にセットしたあとも、MFには使いやすいそうです。

Pict7016_2r1


 次のA200との大きな違いは、リモコン。A2にはハイエンドコンデジらしくMINOLTAの一眼譲りのリモコン用コネクタが付いてます。なのでミノルタや現ソニーの一眼デジカメ用ワイヤードリモコンが使えます。ただしワイヤレスリモコン機能はありません。A200には前面だけですがワイヤレス用のセンサーがあり、別売りの赤外線ワイヤレスリモコンを使うことができます。逆にワイヤード端子はありません。SONY純正ワイヤードリモコン、ショート(50cm)でも案外高いです。エツミが出してるやつが、安いし80cmとちょうどよい長さなので便利かも。ちなみに付いてきたのはミノルタのショートリモコン。

 A200のリモコンは基本自分撮り用ですが、室内でも反射させたり近づけたりすれば使えます(上手く反射できないことも多いので、大抵リモコン持った手を斜め前に回して押してますが)。なによりワイヤレスなのでカメラの振動をゼロに出来るのは大きいです。なんかスコープのようなものを自作して付ければ、後ろからでも使えるとは思うんですけどね。そういうの付けると指の邪魔になるので、手持ちできなくなりそうで試してません。付け外しが簡単にできないと駄目。
 あと、TV等に直につないだときの再生でもリモコン使えます。これは殆どのワイヤードリモコンではできないことです。もっとも私はTVにつないだりしないので意味ありませんが。

Pict7017r1


 A2はワイヤードなので前後左右どこにいても姿勢変える必要がないのは便利。ただしショートリモコンだと、振動を与えないように扱いは慎重にする必要がありそう。コードを三脚のレバーあたりに固定しといたほうが無難か。スイッチは押し込んでさらにスライドしてロックできます。押し込み一段階でシャッター半押し、さらに押してシャッターが切れます。ロックすることでバルブシャッターにも対応。コンデジなのでバルブったって最長時間は短いものですが、押し込んだまま持ってるよりは楽かな。
 ベルボンが販売してる格安ワイヤレスリモコンキットを使えばワイヤレスにもできそうですが、接続端子が後の端っこなのでトランスミッターがちゃんと付いて使い勝手がいいかは不明(一眼デジカメなどは大抵左側面に端子があるのでそれ用に作られてます)。少なくとも手持ちするときはトランスミッター外さないと邪魔。電波式リモコンキットもあるけど、高額なので無理。
 リモコン端子の隣にはACアダプタ用端子もあるので、どうせフタ開けたまま室内撮りするならアダプタもあったほうが便利かも。


 内蔵フラッシュはA200と基本的に変わりませんが、システムは大分違います。A2左側面には外部フラッシュシンクロ端子がありますが(一番上の写真のロゴの下)、A200ではオミットされてます。専用フラッシュでなくともそのまま繋げてシンクロ可能。A200では別売りのシューアダプターかコード等が必要です(SONYのも使えるようですが、SONYのアダプターはかなり高い)。ちなみにこういうの初めてだったので、シンクロ端子のキャップが外れないなと思ったらネジになってました。なるほどなぁ。かなりきつめだったし、これでよく失くしたと聞くのが不思議ですが、鞄とかに入れてるときに擦れて回るのかね。
 MINOLTAまたはSONYの一部の専用フラッシュにはワイヤレスシンクロ機能があります。離れたフラッシュや複数台のフラッシュをワイヤレスでシンクロさせる機能。A2は内蔵フラッシュをリモコン代わりにしてワイヤレスシンクロ可能です。A200はシステムから対応してません。対応した外部フラッシュを付けてそれからでもできそうにないです。前MINOLTAのワイヤレスフラッシュリモコンというのを見つけて試しに買っていたのですが、やはりA200では使えず、リモートシンクロ対応してるA2でも駄目でした。フラッシュの説明書にありましたが、α9等フィルム一眼時代のものらしく、正式に対応してるカメラでないと使えないようです。


 マイナス面として一番不安なのは、グリップ近辺(親指付け根あたりの手の平)、電池というよりCFカードの入ってるドライブ近辺が異様に熱くなります。A200でもここはそのうち熱くなるものでしたが、A2は起動後数枚撮ってる時点で熱くなり、しかも殆ど引きません。A200のプラスチックボディと違い、A2はマグネシウムボディなので熱伝導率が高いのかもしれませんが、電池はそうでもないがCFカード抜いてみるとかなり熱くなってます。これ明らかにノイズのもとになってないか。ノイズリダクションは通常オフにしてますが、オンにしといたほうがいいのかなぁ。RAWだとそもそもノイズリダクションしないんだっけか?

 A200も夏の炎天下で使うのは御法度みたいなところありますが、A2はそれ以上っぽいです。オートオフ機能はもちろんありますが、外で使うときは最短の1分にしとくか毎回電源切るほうがいいですね。

 とりあえずこれ以上アップデートもないし、CFカードも十分だろうし、次回は撮影と実際の画像のレポートかな。A200との比較も必要ですかね。

|

« NECの新無線ルータ「AtermWR8700N(HPモデル)」 | トップページ | 『劇場版マクロスF 虚空歌姫』を見に行く。 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『KONICA MINOLTA DiMAGE A2』購入。レポートその1。:

« NECの新無線ルータ「AtermWR8700N(HPモデル)」 | トップページ | 『劇場版マクロスF 虚空歌姫』を見に行く。 »