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漫画『虫と歌』を読みました。

 おっと、サブタイトルに「市川春子作品集」。アフタヌーンKC617。
 久しぶりに本屋でぴぴぴぴと電波受け取りました。これはいい。多分。

 月刊誌アフタヌーンを講読しなくなって数年経ってますが、その間にデビューしてたようです。掲載されたものは、2006年から2009年まで、年に一作ずつ、四話収録(それぞれ50~80Pほどの中編)。話につながりはありません(多分)。最新の話は今発売中のアフタヌーンに掲載されてるようです。編集部、ぎりぎり単行本一冊溜まるまで待ってたんだろうねぇ。


 表紙からしてそうですが、なんというか、一時期の高野文子のような絵と間があります。ラインやトーンの使い方はまんま。キャラも独特の首や顎の線を除けば似てる。
 高野文子の漫画は、擬音のない、アクションのないコマがあったとして、本当に無音としかいいようがない場合があるんですが、市川さんの漫画だと少し違う。無音なコマもないことはないけど、それより静かな風の音、波の音がまだ聞こえてる気がする。単に読んだ年の違いかもしれませんが。ちなみに無音だからとて、ストップモーションとかそういう映像的演出で使われてるばかりではありません。そういう風にしか見えないってだけ。

 で、こちらに雑誌発表当時の「虫と歌」について高野文子との類似点も含めて書かれたページが。て「ひとりで勝手にマンガ夜話」か。未読の方はネタバレもあるので注意。
 初めて見たと思ったけど、付録の小冊子に載ってたというのは思い出した。たしかにそんなのがあってよさそうだったので買うかどうか迷ったんだよなぁ。

 まあ結構お薦めです。全部いいけど、個人的に好きなのは「日下兄妹」と「ヴァイオライト」かな。「ヴァイオライト」はどこかで見たようなコマとかあるんだけど、どこで見たものか覚えてないなー。別にパクリとかではなくて、ストップモーション的なところの演出が似てるだけだと思うけど。

 コミック・ナタリーによれば、装丁もご本人がされたそうです。現役グラフィックデザイナーだそうな。なるほど、いかにも。あ、ナタリーには書き下ろし10ページとありますが、2ページの間違い──巻末に2ページの短編があります。他はカットが五つ。


 おっと、先に紹介した「虫と歌」の感想書いてる人が、単行本買って「日下兄妹」についても書いてました。当然ここもネタバレなので、漫画読んでからどーぞ。

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