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『P.S.すりーさん』ドラマCD発売。

 カテゴリにアニメ・コミックとありますが、正確にはコミック関連。関連であってコミック自体でなく、そのコミックをドラマ化して収録したCDのご紹介。

 以前ここでも紹介した四コマ漫画『P.S.すりーさん』のドラマCDが発売されました。ドラマCD特設ページはこちら原作はIkaさんがご自身のサイトで公開し、のちに単行本化されました。単行本収録のあとも続いて描かれてますので、読んだことのない人はサイトをご覧ください。

 ほのぼの系が普通の四コマ漫画界において、笑いありだけど涙無くしては読めない四コマ漫画『P.S.すりーさん』。元ネタはゲーム業界。ゲーム・ハードを擬人化しゲームソフトを歌に変え、ゲーム業界をアイドル業界に模してつづられる漫画です。今はそうでもありませんが、発売後二年ほどの状況を描いているため、PS3の悲哀がもう。でぃーえすちゃんとかうぃーさんの華やかさに比べ、歌(ソフト)を奪われ(専用のはずが他機種にも移植)、仕事がなくなり(出るはずのソフトが他機種で出ることに)、それでも未来を信じてがんばるすりーさん……。けなげなすりーさんを軸に、ユカイな仲間(主にせがさん)や家族、友人の日常が描かれます。

 で、そのドラマ化なわけですが、そらもう。声優さんたちの声と演技が入ると、破壊力が大。お笑いネタのときはふつーにドラマCDなんですが、泣ける話になるともう極大化してます。声のネタ以外に、声優ネタが入っててー。

 続く。特にネタバレってほどではないと思うのでネタバレ表記なし。

 ドラマCDはトラック10あって、本編は全三話。トラック1から、
 1)インターミッション#1(なんで一番頭なのにインターミッションという気もしますが)
 2)第一話「どうして歌うの?」
 3)インターミッション#2 
 4)第二話「プロというもの」
 5)インターミッション#3
 6)第三話「おなかの底から声を出そう」

 トラック7からボーナストラックで、
 7)「アフリカ~Africa~」 唄:すりーさん(サイトによれば初回生産版にだけ収録だとか)
 8)「もしもP.S.すりーさんが格闘ゲームになったら?」
 9)「積みゲーの神様のおはなし」
 10)「出演声優さんのコメント」で終了。

 あとカバーは当然描き下ろしですが、ブックレットの裏とパッケージの裏にもドラマCDスペシャルとして四コマが二回分描き下ろされてます。ブックレットの内側は嘘企画「格闘ゲーム」で折り返し部分は木村明弘さんと☆よしみるさんの描き下ろしイラスト二編。木村さんは、すりーさん、はこまるさん、うぃーさん。よしみるさんはガウォークみたいなファミコンロボに乗るふぁみこんおばぁさま。


 第一話とかありますが、実際には数回分の内容を、似たテーマの話を流れにしてまとめてます。インターミッションはキャラクター紹介と称してそれぞれのキャラの特色を描いた単発的、番外的な回をドラマ化してます。そのためそれなりの回が入っているので、通して聞いてると話数とかあまり気にかかりません。もっとも漫画を読んでるからで、ドラマCDを最初に聞いたひとだとちゃんと三話分と単発的なインターミッションの違いははっきりするかな。第三話最後のオチはドラマCDオリジナルの最終回っぽい全員集合シナリオ。

 すりーさんは当然PS3がモデル。素直でちょっと内気、おとなしくも健気な娘です。そのおどおどした感じを演じるのは水橋かおりさん。あまり覚えてなかったけど『カスミン』の主役のカスミンやってたんですね。そういえばこんな感じだったなー。涙目な声とか、じつにすりーさんらしく、泣けてきます。

 演技も、すりーさんの出番が無くなった話とかどさ回りのお話とか凄い。ちょっと舌たらずなところとかBGMとか、泣ける。この中の伏線回収の話までは入ってないのでちょっと助かったかも。原作はもう追い打ちかけまくりなんですが、今回のドラマでは伏線のオチまでは入ってなかったので。すりーさん無自覚にぴーちゃんのパシリをする話がありますがそのオチにあたるダウナーな回は入ってなかったし(そのため可愛い話でオチてる)、すりーさんが自分で自分のプロデュース企画書を書いて持っていく話でもそのあとの回までは入ってませんでした。あれ入ってたら撃沈してたかも。そういう意味ではいい雰囲気を残して毒は少なめですね、今回のドラマ化。

 他に強烈なのは「はこまる」さん。Xbox360が元ネタですが、なぜか舌足らずな幼女に擬人化(カバー絵でドアップで一番大きく写ってる金髪の娘)。しかも見た目に反し、ゾンビ犬やチェーンソーが好きという。ボソボソっと話すあたりも、仲のよい「はこ」お姉さん(初代Xbox)がやってきたときの嬉しい感じも実に可愛い。すりーさんとは違う意味で、漫画以上の破壊力。
 声優は下田麻美さん。私はよく知りませんが『THE IDOLM@STER』で双海亜美・双海真美という双子の役をしていてそれとそこで歌った歌でブレイクしたそうです。「とかしつくして」を「とかちつくちて」と歌うこと(無論意図的に)が有名になりましたが、実はXbox360でアイマスが出たため原作で「とかしつくして」をゲイツパパが教えてる回があります。ドラマでもその回があったため、その為に下田さん本人をアテたんじゃないかと。ファンじゃないけど、いい出来だったので満足です。

 あと出番はそれほどないのですが、実力はあるのに早くに干されて今は自分でライブしてる「どりきゃす」さんの声が椎名へきる──おいおい。ネタが厳しいよ! 痛いよ!

 絵のある四コマとは違い声だけなので、分かりやすくするためかナレーションが付いてます。ナレーターは麦人さん。有名どころでは『スタートレック ネクスト・ジェネレーション』のピカード艦長の声をしていました。あまり説明口調でなくいい感じのシナリオでした。各回ごとに、四コマではトップに毎回入ってるタイトル『P.S.すりーさん』を各声優さんがいろんな演技でしゃべりますが、これもなかなかいい。お話の雰囲気に合わせて言ったりします。

 歌のタイトルが『アフリカ』というのは、PS3専用ゲーム『アフリカ』というのが出てるから。原作でも当然ネタにされてます。歌詞は原作のIkaさん。

 「もしもP.S.すりーさんが格闘ゲームになったら?」は、格闘ゲームで使いそうな短いセンテンスの台詞を連続して流してます。いろんなキャラがいろんな台詞をしゃべります。

 「積みゲーの神様のおはなし」。Ikaさんのキャラで積みゲーの神様という方がいまして、積んだままプレイしてない積みゲーのことを懺悔すると赦しを与えてくれる女神さまです。それを音声でちゃんとやってくれるという企画。26人が懺悔して赦されたり赦されなかったり。
 CD化発表時にIkaさんのブログの記事へのコメントで懺悔の募集してました。私も書き込みしましたが不採用でした。ネタはマイナーに振ったけど、シチュエーションに凝ってないと駄目だったなぁ、残念。まあコメント376もあったので無理か。次回があることを期待しよう。女神様の声は沢城みゆきさん。艶っぽくていい声で、女神さまっぽくて素晴らしい。是非お赦しをいただきたかった……。


 私はAmazonで購入しましたが、今回これだけの荷だったのでメール便できましたが、CDケースに割れが入ってました。今まで何度か同じように来たけど初めて。中身に問題ないし普通のCDケースだったのでまあいいけど、今度CD買う際は一枚でなく何かとまとめた買ったほうがよいですね。箱で来るように。


 追記。『P.S.すりーさん』ドラマCDの収録現場レポートがGAME BRIDGEに載ってました。第1回第2回

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