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H.264動画に対し、GPUの再生支援機能を試す。

 以前記事にも書きましたが、H.264動画を再生するのに、うちではCoreAVCコーデックを使用しています。プレイヤーは、WMP11やPowerDVD 6(バンドル品)などを使用。
 最近のグラフィックボード、というかGPUは動画の再生支援能力をハードウェアで持っていますが、なにせうちのグラボはAGP接続のGeForce6800無印なので、効いてるんだか効いてないんだかわからん程度。PureVideoには一応対応してますが(MPEG2再生など一部のみで、H.264支援はなしだったかな)なにせ購入しなきゃならんようなものだし、効くかどうかもわからないものは当然買ってません。そんなわけで最も軽いと思われるH.264対応コーデックであるCoreAVCは非常に重宝してます。ただニコニコ動画やYoutubeのフルHDでないもの、フルHDでもレートの低いものなどはなんとか再生できますが、『Wipeout HD』トレイラー動画のようなH.264のフルHDなうえに60fpsなんてのになるとガクガクもの。そりゃまあCPUもPentium4の2.4GHzと遅いので、しょうがない話ですけどね。

 ところで、店のPCのグラボは、AGPではなくPCIex16接続です。一応購入した当時、中程度のクラスであるGeForce7600GTのグラボを乗せました。6800無印からすればおよそ倍くらいの能力(ベンチマークでの数値)と聞いてます。CPUはPentium D 930の3GHzでまあまあ。それにCoreAVC使っても、先の『ワイプアウト』動画は完全には再生できませんでした。コマ落ちするか、音が先に終わるかはプレイヤー次第ですが、いずれにしろ完全なものではありません。そこで以前の記事を思い出したのでした。

 以前の記事でもトラックバックしてた翡翠さんの関連記事では、グラボのハードウェアの動画再生支援を「PowerDVD」のファイル使って有効化するというのがありました。うちではどうせ関係ないから気にしなかったのですが、そういえば店の7600GTは対応してるじゃありませんか。こりゃ試してみる価値はあります。

 検索してみたところ、あるところでPowerDVDの体験版を入れてからの方法が書かれるのを発見。まず窓の杜からPowerDVD9の体験版を落してインストール。そこからゴニョゴニョして(わりと簡単)、以前の記事でも使ったDirectShow Filter Toolを使ってPowerDVDのフィルターを登録、優先度を変えたりして、再生支援を試してみました。
 詳しくは以下のブログ他を参考にしました。私が使ったPowerDVDは9ですけど、することは同じ。
 ttp://barbon.exblog.jp/8453774/
 ttp://www.sorairotools.com/archives/1292

 おお、あの重い『ワイプアウトHD』、ちゃんと画と音が合ってる!
 いやー、前に再生したときは少しずつあの「ミサイル」の掛け声とか爆発音がずれていってたんですよねー。最後のロゴが出るところで無音になってたりして。

 とりあえずPureVideo HDがホントに効いてるのかしらないけど、ハードウェア機能だけあってコーデックだけのCoreAVC(フリー版)よりもいいようです。まあPowerDVDのコーデックでも再生できないファイルがあるとかないとかとも聞くので、完全とは言えないかもしれませんが。

 ところで7600GTに載ってるPureVideo HDはまだ第一世代で、圧縮データの伸張の演算処理などはCPUがやってるそうです。なるほどタスクマネージャー見るとCPUもよく働いてます。ただプレイヤーによって多少処理が違うのかCPU利用率が多少変わりますね。MediaPlayerClassicを使用すると若干ですが下がって平均は50%を前後してます。本体の処理が軽いせいかな? WMP11だと、平均は60%前後。もちろんどちらもデータによって波打っていて80%を超えることもありますが、おしなべてMPCのほうが軽い感じ。
 いずれにしろ、翡翠さんとこのグラボより非力、というか再生支援機能の機能が少ない?ためCPU使ってるってことなのかな。あっちはAGPだというのに。

 PureVideo HDの第二世代だともっと機能が上がっていて、CPU処理が今の半分以下、30%以下にもなるという話です。それもあってnVidiaでは古いパソコンでもBD再生が可能なんて書いてますが、古いといっても最低PCie接続でないとその第二世代積んだGPUは着けられないんですよね。AGPは7シリーズが最後だし、第二世代積んでるのは8シリーズ以降なので、家のPC「FLORA」では使えません。RADEONならAGPでも同じ程度のグラボも出てるので、ハードウェア再生支援したいなら本当はそっち選ぶべきなんでしょう。でもまあnVidiaでずっと来てるし、噂に名高いドライバの相性で困りたくないので、nVidiaのままでいいや。

 店のPCでは3Dゲームやるようなこともないのでグラボ交換は壊れでもしないかぎりないだろうし、第二世代PureVideo HDを使うことは当分無さそうです。

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コメント

 DirectShow Filter Toolからの設定だけでなく、MPCのオプション設定はしましたでしょうか?多分それで、GeForce6800の方でもいけると思いますけど……。

 わたしの環境では、知らぬ間にMPCからMPCHCになってました(笑)。KLMCPの更新によって。
 普段は、MPCHCの内部H.264フィルターをオン設定にして、「CyberLink 264 Decoder Filter」はオフ設定にしています。それだけで、例の『ゼルダの伝説』H.264動画が一桁CPU不可になります。『WipEout HD』H.264動画には、役不足ですけど……。

投稿: 翡翠 | 2009/04/29 23:42

 6800でも無論オプションでマークは着けられますが、そもそも6800のPureVideoでは有料ドライバが必要で対応してないのでは? あと対応しててもあれの再生支援はwmv動画だけだったような。少なくともH.264などは支援しません。

 別記事に書きましたが、グラボ変えました。PowerDVDのアレは6800のころには試してなかったのでわかりませんが、今は一応使えてます。でも店のPCと同じでCPU利用率はかなり高め。店のより下がるCPUなので、当然するーっと動くというわけにもいかず、「ワイプアウト」のトレーラーなどはとりあえず画が見えますってことくらいなのはあまり変わらないかなー。
 翡翠さんとこはAGPでも最速の部類のRADEONなので、再生支援機能などはGeForce7シリーズより高いんでしょうね。

投稿: やずみ | 2009/04/30 02:20

 しつこくなって申し訳ないですが、わたしのウェブログ記事で書いたMPCオプション設定を、“漏れなく”されましたでしょうか?
 その上で動画再生中の使用フィルター情報に「CyberLink H.264/~」が表示されていて、それでも軽負荷になっていないなら、本当ごめんなさいなんですけど(笑)。

投稿: 翡翠 | 2009/04/30 08:38

 ええと、書いたようにグラボ交換しちゃいましたがその前の6800無印ではPowerDVDのアレは入れてません。試すこともないかと思ってたので。一応あれの時でもハードウェア再生支援にチェックは入れてたと思いますが、CoreAVC使ってたので関係なかったのかも。H.264はともかくWMV動画なら効くはずなので、試しておけばよかったかな?

 7600GTになって試したわけですが、無論オプション設定はしております。再生時にフィルタ確認しても、ちゃんと名前が出てます。
 その上でCPU利用率が100%が80%前後になったということです。店のPentiumDでPCIe接続のほうでも似たようなものですので(80%→60%)、7600GTのPureVideo HD第一世代はこんなものってことではないでしょうか。

投稿: やずみ | 2009/04/30 10:19

 そうですか。MPCオプション画面「Playback配下のOutputで、DirectShow VideoをSystem Default選択に変更」でCPU負荷が二倍以上変わるので、もしやと思いましたので……。

 繰り返しになりますけど、MPCで「CyberLink 264 Decoder Filter」使用中にGPU-Zでモニターしても、GPUに負荷がかかってるように見えないんですね。GPU温度/ロード値も、ほとんど上がらないので。
 たとえGPU負荷が軽かったとしても、新旧のGPU機能差が能力差に直結していないとは言えませんけど……。

 いずれにしろ、くどくど書いてすみませんでした。これで終わりにします。

投稿: 翡翠 | 2009/04/30 12:15

 えと「Playback配下のOutputで、DirectShow VideoをSystem Default選択に変更」というのは、システムでフォルトのままでいいってことですよね? 他に変えるってのでなく。うちはMPC HC Liteで日本語表示にしてますので、「表示→オプション→再生(の下の)→出力、にあるDirectShowビデオをシステム・デフォルトにする」ことになりますが。

 あとCPU負荷が二倍以上になったのは、どの設定でだったんでしょうか?

 あとうちの環境だと内部フィルタ(Internal Filters)の右側、変換フィルタ(Transform Filters)のH.264/AVC(DXVA)、クリックするとDXVA Settingの欄にはGPUの名前しかないのですが、参考にしたブログの記事など見るとDXVAが効いてる時にはDXVAの項目も入ってたりします。うちには無いけど、これはMPCのバージョンとかが違うのかな?

 他は問題ないと思います。

投稿: やずみ | 2009/04/30 22:55

 終わりと書いたのに、またもや失礼いたします。

 「System Default」というラジオボタンを、選ぶという意味です。「DirectShow Video」という枠の中の。
 文面を見ると、そうなってるようですね。まぎらわしく書いて、すみませんでした。

>  あとCPU負荷が二倍以上になったのは、どの設定でだったんでしょうか?

 「VMR9 (windowed)」を選んだら、そうなりました。『ゼルダの伝説』ので。DirectX 9が入ってるから、良かろうかと思ったんですけど……。

>  あとうちの環境だと内部フィルタ(Internal Filters)の右側、変換フィルタ(Transform Filters)のH.264/AVC(DXVA)、クリックするとDXVA Settingの欄にはGPUの名前しかないのですが、

 「CyberLink 264 Decoder Filter」を切って『ゼルダの伝説』のを再生させ、動画フレーム内で右クリックしてメニューから「Filters」の下の「MPC Video Decorder」(内部フィルター)を開くと、「DXVA Mode」という項目も表示されました。
 オプション画面から開くと、やはり出ませんでした。Media Player Classic Homecinema v1.2.972.0では。

投稿: 翡翠 | 2009/05/01 00:34

 店のPCで試してみました。オプションのOutputのDirectShow Videoを他のものに設定しての再生でCPU使用率がどう変わるか。オプションは変更してOKにしても再起動しないと変わらないようなので、その都度MPC HCを再起動してます。

 以下 MPC HC Lite 日本語版v.1.2.908.0 環境、タスクマネージャーでCPU観測。XPでPentiumD930の3GHz。メモリ2GB。GeForce7600GT。

 システムデフォルト。55~70%が普通で、ときどき86%程度にあがりますが問題なく再生されてます。ビデオレンダラーをクリックしてみるとレンダラーで欠落したフレーム数は0。

 旧レンダラ(Old Renderer)。デフォルトと同様で、特に問題なし。欠落フレームなし。

 オーバレイミキサー。一番軽いなんてポップアップ・コメントが出たけど、これにすると極端にCPU使用率が上がりました。システムデフォルトだと50~60%前後が普通なのに、これだと80~90%前後が普通で最高97%も。ただしコマ落ちとかはありません。ビデオレンダラーのプロパティ見たけど、フレーム数とかは0のままで出てませんでした。

 次にVMR7(Windows)。こちらのほうが軽いです。ポップアップ・コメント通り、システムデフォルトと同程度と見ていいでしょう。プロパティではフレーム数欠落無し(なんか再生フレーム数が再生の度に変わってるけど)。
 VMR9(Windows)。ほぼ同等ですが、若干CPU使用率の波のデコボコの高低差が激しい。欠落したフレーム数9ですが気づかなかった。7より少し遅いというポップアップ・コメントは正しいようです。

 VRM7(Renderless)。SurfaceはReguler。殆ど84~95%で100%もしばしば。重いです。再生フレーム数4351、欠落フレーム数169。
 2D Surfaces。常時84~90%台で何度か100%。再生支援はちゃんと使われててもこれ。コマ飛び数回。案の定、再生フレーム数4370、欠落したフレーム数111。
 3D Surfacesに変更。使用率は似たようなものですが、使用率のブレは激しく何度も100%になりコマ飛びが多くなってるのでもうちょっと重い? 再生フレーム数4345、欠落したフレーム数が164。ハードの環境によるのでしょうが、VRM7(Renderless)は重い、という結論。

 VRM9(Renderless)。サーフェイスはReguler、補完方法はNearest Neighbor。再生フレーム数5302、欠落フレーム数120。補完方法変えてもどれも似たようなモノ。やはり重いという結論。ただCPU使用率は100%になることはなく、低いときだと40%のことも。それでもふとひっかかったりするので、CPUが遅いせいではない模様。

投稿: やずみ | 2009/05/01 13:54

 検証、ありがとうございます。ご苦労様でした。

 XPでは、「VMR7 (windowed)」が良さそうですね。確かに、「System Default」より少し軽くなりました。

投稿: 翡翠 | 2009/05/02 09:46

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