何をどう言えばいいのか。
オークションってのは本当いろいろありますが、別に成人指定でもおちゃらけでもなんでもないブツでこんなものを見る時が来ようとは……。
ヤフーオークションに出品された市松人形がありまして、出品者が詳細に写真を撮って載せているのですが、その写真が怖い。最初出てくるのがページ上部で類似の商品の写真があるけれどわりと普通に撮ったものばかり。下に長いのでスクロールしていくとこれが……こわっ! 初っぱなから何考えてるのと逆に笑いたくなるほど怖い写真が、そのあとも次々と出てきます。いくらか不備もあるので壊れた部分なども撮っていて、やはり怖い。途中マイルドな姿を見せつつ、最後にまたぶり返す恐怖の顔。市松だけど『青い血の女』にも通ずる恐怖。こっちみんな。
端正な二重まぶたと繊細な眼は明るいところならすっきり見えるんでしょうが、この写真ではしんとした日本家屋の陽の光もほとんど差し込まないような奥まった部屋の片隅で、一個の電球に照らされて浮かび上がる不気味な雰囲気をより一層あおるだけです。
ええと怖いもの見たさで見るのはいいですが、一度見たら十分かも。てかこれ書くために三度は見たわけですが。夜中に見つけないで良かった。しかしこの照明や状況で撮るほうは怖くなかったのかね。
ソースはこちら。ぜろだまblogさんの記事「納涼・本当はやっぱり怖い市松人形 」。
あちらの記事もどうぞ。タイトル下のリンクをたどってください……。記事へのコメントも楽しいですし。コメントにもありますが、これで落札したひとがいるというのもまた怖い。どこから購買意欲がわくのだ。この写真で。この手の物は知らないけれど、貴重なものなのかね。
記事のコメントによればExif情報があるとのことで確認しました。撮影機材はNikonのCOOLPIX L1というコンデジで、今となっては極普通のスペックなんですけど、綺麗に撮れてます。
最後の写真の情報だと、
(いくつか抜き出し)
画像情報,768 x 1274 ドット 24 ビット
メーカー,NIKON
機種,COOLPIX L1
作成ソフト,COOLPIX L1 V1.2
露出時間(秒),1/49
F値,4.00
露出プログラム,プログラムAE
ISO感度,50
Exifバージョン,0220
露出補正量(EV),-2.0
最小F値,2.83
測光方式,分割測光
光源,電球
フラッシュ,使用せず / 常時オフ
焦点距離(mm),17.2
カスタム画像処理,なし
露出モード,自動
ホワイトバランス,マニュアル
デジタルズーム比率,0
"焦点距離(mm, 35mmフィルム換算)",104
撮影モード,標準
ゲイン補正,なし
コントラスト,ノーマル
色の濃さ(彩度),ノーマル
シャープネス,ノーマル
ホワイトバランスは電球で他はノーマルだけど、光源と構図、露出補正-2かけてるあたり確信犯で撮ってますね。ある意味、楽しく出品できてそれなりにセリが盛り上がり、ネタにもなって一石二鳥なオークションかもしれませんが、逆効果になる可能性もあったわけで、いい度胸してるなと思ったのでした(まあ駄目なら出直して普通の写真にすればいいのかもしれないが)。
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