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DiMAGE A200をさわる その1。

 まだ2日しか触ってませんが、感想をつらつらと。

 とにかくまず感じたのは、コンパクトで軽いところ、そのわりにグリップがしっかり出っ張っていて持ちやすい。前にPanaのFZ7を持った時はコンパクトすぎてグリップが前に出ていても持ちにくかったですが(FZ8ではレンズとの隙間も少し空いて改良されて持ちやすくなっていました)、これだけ出ていると多少手の小さいひとでもしっかり持てるかと思います。デザインは好みの問題ですが、私は好きです。プラス2
 もちろん一般的なコンデジと比べるとレンズの太さなどもあって大きいのですが、この手のネオ一眼(Fujiのいうところのジャンル)としては、現行では一番小さいFujiのS6000fdよりも小さく軽いのはよいところです(あちらは10倍ズームですし、機能も結構違うので比べにくいですけど)。無論もう一つ下のタイプ、OLYMPUSのSP-550UZやPanasonicのFZ8、今度出るFZ18などに比べれば重くサイズも一回り大きいですが、そこらへんは画質や使い勝手との兼ね合いですね。

 次に、やはり一番の利点ともいえるのが、最近は少なくなったけれど液晶画面が自由に動かせるバリアングル・モニターであるところ。EVF覗き込むときは裏返しにもできますし(裏返しにすると自動的に画面が消えてEVFが点灯。表向きのときはボタンで切り換え)、上下左右どこに向けても画面が消えることもありませんから微妙な角度でもちゃんと見えます(角度によって自動的に画像の上下が反転します)。上下しか動かないマルチアングルのカメラもありますけど、どうせならしっかりバリアングルにしてほしいですね。なお左にヒンジがあるため、右目利きだとちょうど鼻がヒンジのあたりにきて鼻の脂で画面が汚れることもありませんし(ヒンジを鼻で押さえる感じ)、斜めにしなければ頬が画面に触れることもないでしょう。プラス2。画素は少ないですけど、普通にみる分には困りません。

 シャッターを押してみると、AFはいまいち。どういう仕組みかわかりませんが、広角側でシンプルな一点AFだと最近の機種と比べても気にならないのに望遠側だと何故かワンテンポ遅いです。他のカメラはあまりよく知らないし、同一条件でもないうえに、個人差の感覚だろうからこんなものかと納得。もっともこれは室内なので明るさの関係かもしれません。AF補助光が出ないので暗いところではAFも合いにくいという話だし、望遠側では当然暗くなるので。マクロだとより遅くなりますが、これもテレマクロがメインだからそう感じるのかな。当時から前機種のA2に比べてAFが遅くなったと書かれていますので、最近の機種と比べるのは酷かもしれませんが、ここらへんはPanaの圧勝(FujiのS6000fdはそんなに速くなかった)です。店頭で触ってきたFZ50のぴぴっとくる速度がうらやましくなるくらい(FZ8も速かった)。あちらはマクロでもそこそこの速さでしたし、迷いも少なかったです。

 AFエリアは基本はワイドフォーカスフレームという横長のエリア内で、一点にピントが合うのですが、この基準がよくわからない。風景とか真ん中に人がいたりするなら簡単でしょうけど、画面一杯に物が写ってるときには構図を固定してても押すたびにあちこちに焦点を合わせるので、細かくピント位置をずらすには不向きです。11エリア内から一点選ぶ11点ローカスフォーカスフレームのほうが簡単そうですが、これも撮る段に自由に選べるわけではなく、先にボタンで設定用意、構図内でどのエリアに焦点を合わせるかを決めておいてから、シャッターボタンを押すとそこに焦点が合うという面倒な使い勝手。画面だけ見ながら手さぐりではやりづらいです。ボタン押さなくても標準でそのまま十字キーで選んでからシャッターを押すってできないんですかね(他のカメラの同様の機能も同じなんでしょうか)。数㎝単位でずらすなら一点だけを自由に動かせるフレックスフォーカスポイントが一番使えそうですが、これも先に合わせておかないと駄目なので、いちいちボタン操作が必要。それに自由に動かせるといっても、十字キーは下のほうなので指の固定ポジションからは押しづらく面倒です。FZ8などでは親指のすぐ横に小さいけどグリグリ動かせるジョイスティックがあって、使いやすく便利でした。
 結局一番いいのはフィルム時代から同じ手法、中心一点に固定したまま、欲しい焦点をAFでフォーカスロック、位置を変えて構図を決めるってやり方ですね。ただマクロでこれをやると数㎜単位でズレるので欲しい位置に焦点がくるとは限らないのですが……。本来はフレックスでAFを決めたあとダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)で焦点距離をずらすというのがいいんでしょうけど、なにせMFがこれまた使いづらいので……。
 ともあれAFは最新機種よりは若干弱いと思います。普段使う分にはあまり気になりませんが細かい操作とかするには。またEVFは残像感で流れる感じもあるし、試してませんが、動体捕捉はちょっとつらいかと。車両など正面から広角側でならともかく、横に追いかけるのは厳しいかも。

 この機種はマニュアルフォーカス(MF)も可能ですが、これは正直まともに使えませんマイナス1。液晶が貧弱なのもありますが、問題はデジタルマグニファイヤー。マグニファイヤーというのはフィルムカメラで、ファインダーに取り付けて画をを拡大して見せるものですが、デジカメではMFにする際に画面の一部を画面内で拡大して見せてくれる機能です。初めて見たのがPanaのFZ50だったのですが、評判ほど酷くなく十分MF使えるなぁと思ってました。ところが、A200は液晶の画素はほぼ同じですが、映像がまったく違います。A200ではあきらかに、EVFに写ってる画面をデジタルで拡大して見せています。つまりEVFの画素、23万画素の中央(AFのあとならそのピントの合った部分)数万画素の画が拡大されてるわけです。ジャギーがひどいだけでなく滲みのようなものがあるのです。見たところデジタルズームの時と同じような画面になります。ある程度のピントはあうのですが数㎜単位とはいきません。結果、風景などならともかく、ピントを調節したいマクロや望遠ではほぼ運まかせになってしまいます。FZ50やFZ8では同程度の画素でも、動体捕捉もそうだけどピントのヤマをつかむのは遥かに楽です。こちらも同じく中央部がズームアップされますが、不自然なジャギーもにじみもありませんでした。思うにEVF内でのズームアップの処理がまったく違うのか画素は同じでも液晶自体の出来が違うのでしょう。

 あとMFといっても一眼のように直にフォーカスレンズを動かすわけではなく、フォーカスリングを動かした分、電気的にレンズを動かすものです。よってAFと同じような音がします。ああ、このカメラで一番困るのは、フォーカスレンズの駆動音でしょうかマイナス1。慣れてしまえば普通に使う分には気になりませんが、一眼レフカメラよりもコンデジが優位な点として音が極端に静かだってことがあるのに、これはないだろうって気になります。
 動画がいまいち使い物にならないのはこれのせいです。動画ではマイクでモノラル録音されますけど、その際にカラララッ(大げさに言うとガラララッって感じ。一眼レフの本体AFでのギュンって感じのとはまた違い、耳障り)と駆動音がまともに拾われます。ネットでも一人だけこのことを書かれていたのですが、本当でした。前オーナーに聞いても、やはり新品のころからしていたとのことなので、多少径年劣化もあれど今の静かな機種に比べるとうるさいのは標準のようです。先のレビューアーはメーカーに修理の時に聞いたところ「フォーカスの仕様です」と言われたとか。とにかく動画では基本がフルタイムAFなのですから、ずっとしっぱなし。MFにするとかなり押さえられますが、フォーカスリングさわると音が出るわけで、動体向きではありません。マイク端子かないので、ビデオのように本体からマイクを離すこともできませんし。
 そんなわけで動画を撮っても、音はちょっと使えません。マイナス1。最低アフレコで済ますような、画像ネタとしての動画なら使えるかな。

 レンズは28㎜~200㎜(35㎜フィルム換算で)の約7倍ズーム。手動でズームリングを回すと、内側の筒が32㎜伸びます(他に4倍のデジタルズーム、トリミングで2倍ズームがあります)。ズームに関してはFZ50の一人勝ち。焦点距離はともかく、FZ50はインナーフォーカスもといズームなので──インナーフォーカスでもあるけど──ズーム時にレンズが伸びません(Fujiも伸びます)。インナーフォーカスズームでないためレンズの鏡胴が伸びますが、このカメラの場合そう気にならないでしょうし(マクロの最短距離が遠いから)、このサイズで7倍ってのは当時としてはかなり便利。プラス1。ただしこれも最近のこの手のコンデジは10倍以上が普通で最新機種は18倍……まあここまでくると画質の問題もでてきますが。
 焦点が合うのはレンズ前約50㎝以上。それ以内はマクロで。ただA200は、広角側のワイドマクロの焦点範囲はレンズ前21㎝~51㎝とかなり遠目。小さいものはアップになりません。そうですね、500mℓのビンくらいのものを大きめに、ここ風にいうなら、1/100のガンプラの全身を背景込みで撮るのにちょうどいいかもしれません(単純に100㎜前後の望遠でも撮れますが、背景は狭くなります。ただ広角と違い歪みがないのは利点なので、用途によって使い分けできます)。
 その代わり他のカメラにはない独自の技としてテレマクロに強いというのがあります。プラス2。テレマクロは望遠位置でマクロ機能が使える機能で、焦点可能距離はレンズ前約13㎝~50㎝(他の機種だと望遠側は最短2m以上ってのが普通。訂正。12倍ズーム機などの最望遠の話で、A200と同じ200㎜にすると70㎝から1mってとこみたいです)。筒が伸びるので実際レンズと対象との距離はさほど変わりませんが(カメラはやはり近づけない)、ドアップにできるし広角のような歪みもないので、小物撮るには便利です。ただし他社の1㎝以内のスーパーマクロのような顕微鏡的画像までは無理なので、そういうのはクローズアップレンズ等を付ける必要があります。あと他のカメラと違い全域でマクロは使えません。28㎜か200㎜近辺のどちらか。マクロスイッチがレンズを固定する変わった仕様なので、レンズはまったくズームできなくなります(200㎜のほうは若干広く180㎜程度まで可変ですが、そんなに変わりません)。
 あとマクロに限らずレンズから対象物への距離が遠いというのはカメラの影が対象に落ちないと考えれば照明も使いやすく利点といえますし、特に意識しなくてもレンズがぶつかる可能性がないのは明らかな利点でしょう。プラス1。

 フィルター径は49㎜。中程度のコンデジのようにアダプター無しでフィルター他が付けられます。プラス1。49㎜というのはケンコーなどの一般的ラインナップでは殆どすべてのフィルターがそろう、ほぼ最小のサイズです(これより小さいサイズも無論ありますが、最低限のフィルターしかない)。ですからフィルターを付けても付属のレンズフードを付けることもできますし、フィルター選択も楽です(但し田舎では殆ど置いていませんでした……)。本体のコンパクト化と重量軽減とのギリギリの兼ね合いでしょうけど助かります。プラス1。ただFZ50などになると径が55㎜なので田舎でももっと楽にフィルターが見つけられます……(地元では55㎜が、置いてある基本ラインナップの最小サイズでした)。

 ボタン類は大体において使いやすいです。用途によっての使い勝手も悪くないし(左側面のAF切り換え、SHIFTボタンはもうちょい前かいっそロゴの上あたりのほうがよかったかも)。シャッターの上にダイヤルがあって、モードによっては露出補正やシャッタースピード補正などができるようになっていますが、位置的に人指し指で使うため、指をシャッターにかけたままでは使えないのは残念。シャッターの前、中指で操作できるあたりか、いっそ後ろの親指のところに付けてくれればよかったのに。無いよりは便利なので、プラマイ0。
 別売りですが赤外線ワイヤレスリモコン。ワンボタンで即シャッターか、2秒後にシャッターが落ちるタイマーが使えます(後者はリモコンを隠すまでの時間取り)。他にもデジタルズームや液晶画面の表示変えもできて、TVなどに接続しての再生時にも使えます。受光範囲はカメラ前面だけと狭いですが、赤外線なので暗くても使えますし(インバーター機の近くだと誤動作もあるそうだけど)、白いものなどで反射もしますので室内なら正面でなくても使えそうです。
 あとは何か反射板でスコープのようなものを作り、マクロ撮影のときだけカメラに装着できるようにして背後からも使えるようになれば助かるんですが。ワイヤレスリモコンは今のコンデジではまずありませんし、即時シャッターもないものがあるので(押して2秒後が基本)、プラス1

 今回はこんなところで。点数は……ええと5点といったところ。点が甘いところを厳しくしても3点ですかね(別に満点制ではないので誤解なきよう)。とりあえずマイナス点(使えない)ではないので、ちょっとホッとしています。安い買い物ではないし、中古で状態が悪いってこともなさそうだし。
 次回はもっと撮影してから、実際に画質とか撮りやすさとかその方面で。まだ外へ撮影しにいくほど余裕はないので、しばらく家の犬猫でも。
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 今回もねこー。昨日を反省してオートとかいろいろ試したものの、猫が寄ってくるのでなかなか上手くは撮れませんでした(邪魔な犬がいなくて甘えにくるのだけど、そのままでは自分の手足も写ってしまう)。この時はフルオートで、ISO200になりましたけど、結構明るく写りますね(実際は相当暗い)。ノイズも縮小すれば目障りなものでもないですし(トリミングして縮小してます)。スローシャッター使うなら三脚はやっぱりあったほうがいいですけど、さすがにこれだけローだと三脚は使えません(床に置くと軸が下向きになるため少し持ち上げて撮りましたが、おかげでスローシャッターというわけにもいきませんでした。3秒くらいだと猫も動くし)。あと妙に暖色系ですが、左側の食卓の照明に電球があったのを忘れてました。消しておくべきだったなぁ。

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