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少年とストライカーと約束。

 2002年日韓合同ワールドカップ開催時の逸話『デンマークとトマソンのいい話』というページを今日発見。読んでいたら、久しぶりに涙が出てきました。寡聞にして知らなかったのですが、当時はネットでも話題になった記事だそうです。記事と書きましたが、書かれたのは個人のサイトの日記。書いたのは「皐月パパ」という実際に新聞記者だった方(今は知りません)。ただ、あまりにネットで話題になったためにスポーツ新聞各社に皐月パパという人がいるかどうか電話がたくさんかかってきて迷惑をかけたということで、会社から自宅待機・減給などのペナルティを受けたそうな。そのため「転載はご自由に」という告知後しばらくして削除してしまったそうで、今はオリジナルページはありません。

 しかし転載したページはやはり結構あるようで、私が見つけたのもその中の一つ。うちでも転載してもいいと思うけど、先のページにはデンマークつながりで他のいい話もあるし、そちらは転載してもいいとは書かれてないので、とりあえずリンク先へ。私が見つけたページはこちら『デンマークとトマソンのいい話』
 ちなみに検索すると他にもオリジナルのまま転載したというページがあったのでそちらもご紹介。

 で、去年その皐月パパさんが書かれて本になっているそうです。それがこの記事のタイトルの『少年とストライカーと約束』

 この話が実話かどうかは当時からいろいろ言われてるそうですが──皐月パパも反論したようで、なかなか上手いこと言っている。まあ前半の話はないほうがいいわけ染みず趣旨が一貫してたんじゃないかとも思うけど──誰も当人に確認したことがなく、和歌山でその場に立ち会われた人のコメントも上っていないらしいことから確かに『一杯のかけそば』なみの疑惑はあります。が、それは忘れて聞いた話として読むとこれが泣ける。ありきたりの有名スポーツ選手と難病の子の約束パターンにくくるには、いちいちディティールがいいので。一つでも本当のエピソードが混じっていたら(トマソン以外、監督の話とか)、絶対デンマークチームのファンになります。てか実話・創作に関係なく、本は読むことに決めた。

 そんなわけで、冬の夜のなぐさみに、上記ページを是非どうぞ。

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コメント

 良い話ですねぇ。良き伝統(?)の規範を自分の頭で租借し身に着け(ひっくるめて規範のうちか?)、個人でも集団でも実践するという……。しかも日本の常識で考えれば、常識が欠けていても不思議ではない超一流の競技者たちにおいて。
 「日本の品格」云々言われてますけど、かつての日本も自分の頭で租借したりせず、その時代の規範に無批判に従っていた──いまは規範の範囲が狭まっただけ──ですからねぇ。
 いま読んでる本にも“弱小国”デンマークの独立までの苦難の歴史が少しく書いてあったので、それらも影響しているのかと思ったり……。

投稿: 翡翠 | 2007/02/19 00:43

 話ももちろんいいですが、やっぱり文章の間とか表現もいいと思います。静かで強いデンマーク魂が見えるようです。「一杯のかけそば」は特に泣かなかったけど、これだけ短い文でも泣けるもんは泣ける。

 デンマークはあの近辺では弱小といえますが(独立の過程はよく知りませんが)、逆にそういう荒波の歴史を超えてきただけに(王政も含め)確固たる自信とかステイタスがあるんでしょうね。
 逆に日本は明治初期の開国ブームのころはまだしも、昭和の軍部の落した影が、よくも悪くも敗戦後にも根強く残ってる気がします。「日本の品格」がどこいらへんを指すのがわからないけど、右より関連の人が言うのはやっぱり大正から戦前あたりの内容なんだろうなぁ。

 そういえば、うちにデンマーク生まれのものがありました。最近ハマってるLEGO。もとはデンマークです(製造は中国あたりかもしれないけど)。同様のメガブロックは、あるモデル内にカナダ製と中国製が混じってました(基本ブロックはカナダ製、バンダイのオリジナル製品は中国製)。

投稿: やずみ | 2007/02/19 23:16

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