実相寺監督、ご逝去。
30以上の年代でウルトラシリーズに親しんだものなら、数々の奇妙なカット、名シーンを生んだ監督、実相寺昭雄の名を知らぬ者はいないでしょう。それを踏まえて、平成のウルトラシリーズでも何本か作品にかかわっておられましたし、後輩たる若手スタッフらにも大きな影響を与えた人でした。
今日、地元地方紙の夕刊で訃報を知りました。まさに晴天の霹靂。先月分の雑誌にもコラムは載ってましたし、最近完成したという『シルバー假面』でインタビューなどを受けた記事も載ってました。ここ一二ヶ月でより悪くなったのかもしれませんが、痛む身体をおして仕事をしていたとは驚きです。69歳、まだまだ若いのに……。『シルバー假面』はDVDで出るそうで(先行して劇場で上映もされるそうですが)ぜひとも見ねばなりません。
個人的には『怪奇大作戦』と『ウルトラセブン』での監督作品が忘れられません。
実相寺監督のご冥福をお祈りいたします。
今年はいろいろと若いひとがガンで亡くなることが多く、まさに昭和は遠くなりにけり。少年の日の思い出がひとつひとつ押し入れの奥へしまわれていくような、そんな感覚に襲われた、一年でした(まだ終わってないけど)。
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