少年と少女と妖精とうさぎ
毎年夏になると、地元の美術館で世界各国のアニメーション(アニメ、ではない)の上映会があります。ない年もありますが。
有名所でいえば、日本やチェコの実験的なものから芸術的なもの──高名な作家だと川本喜八郎やヤン・シュワンクマイエル(表記はいろいろありますが最近だとこうか)などですね。無論巨匠ばかりでなく若手の作品もありますし、あるいは古典も。正確には特撮の古典ですが、『月世界旅行』などで知られるジョルジュ・メリエス氏の映画祭など、全国で数回しか行われない催しもやってくることもあるので、あなどれません。
で、来年もできれば滅多に見られないアニメーションを見たいものですが、先日そういうアニメが紹介されているページを見つけました。小太郎ぶろぐさんとこの題して子供の英語教育に最適なウサギと妖精と子供の童話アニメーションです。
いやこれがもう、すばらしい。なんて毒々しくイングランド的な物語かと感心してしまいました(イギリス人の作品かは不明ですが、確認したところテロップの一部にEnglandとありますし、後述のフェスティバルではやはりイギリスアニメーションの部に入ってました)。
一見の価値は十分にあります。
夏に催された「イメージフォーラム・フェスティバル2006」にて上映された「Rabbit」という品だそうですが、さすがようつべ、平然とアップされております(2005年のビデオ作品とあるし、おそらくTV放映もされたのでは)。
来年地元に来ないか期待するところですが、プログラムが多いので丸ごと来るはずもなく、できれば数編だけでも見られるようプログラムを組んでほしいものです。
たまにこういうアニメーションを見ると、平成アレなアニメばかりに毒されている思考が洗われるようですな(笑)
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