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 ……ベタだ、なんてベタなんだ……。
 一発目のトラックバックが失敗気味だったので、こんどは友人向けで緩衝材入りにしておこうと思ったのです。あいすみませぬ。

 「破綻」

 ふ、「勝っ……た。」(「うる星やつらBD」の夢邪鬼の台詞より)
 一応読めます……書けないからバタンと倒れるのは同じだけど。書こうとすると「綻」の右が不確かで……。 

 「撓」、読めませんよねぇ。

 実はうちのIME「OAKv5.0」では「シナる」でも「タワむ」でも出ますが、IMEの漢字辞書で「タワむ」で調べると何故か手へんでなく木へんの「橈」しか出ません──これも「タワむ」という訓読みがあるとありますが、調べてみるとうちのじいちゃん(の廣辭林)によれば、昔はそんな読みはなく、「かい」のみ。舟を漕ぐ道具の「かい」です。インフォシークによれば今は「橈」には「かじ」の読みもありますが、今はいわゆる「かじ」と「かい」は違うものだからなぁ(昔の小舟で使う「かい」と舟の固定されてる「かじ」はほぼ同じようなものでした。形も意味も)。
 「かい」は今だと「櫂」が普通使われますが、じいちゃんの辞書によれば、櫂・橈・棹とあとうちのIMEで出て来ない一字があてられていますね(棹は当時もさおという読みもある)。「かい」は「かき」の音便とありますが、つまりは文語で書くときは「かき」と書くってことか(これも知らなかった)。「水を掻き分ける」ものなわけで本来は「掻き」から「かき」なのが、「掻いて」と同様に「かい」になるわけですね。

 む、話がそれました。
 辞書ってのも読もうと思えば続けてリンクを辿るように読めるので、こうすると知らないことが芋づる式に出てきます。特に戦前の、当用漢字なんてものがない時代の辞書は面白いですよ。古本屋で見つけたら買いです。

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